2016.04.02

「カメリアの花」が開く ジュエリーとファッションの新境地

黒と白、相対するふたつの色で構成されたジュエリー コレクション。単独でつけても、コーディネートしても、モダンに決まる。
“カメリア コレクション”リング(人さし指)〈K18WG、ダイヤモンド〉¥632,500・(中指)〈K18WG、ダイヤモンド、ブラック セラミック〉¥670,000・同 ブレスレット〈K18WG、ダイヤモンド、ホワイト セラミック〉¥765,000・同 イヤリング〈K18WG、ダイヤモンド〉¥1,400,000・ドレス(参考商品)/シャネル

マドモアゼル シャネルがこよなく愛したことで知られる、カメリアの花。じつはこの花、20世紀のファッションを変革した、伝説の主人公なのをご存じだろうか。あでやかな色と香りをふりまくバラに比べて、真っ白なカメリアの花は素っ気ないほどシンプル。その簡潔でモダンなたたずまいに、マドモアゼル シャネルは次の時代のインスピレーションを感じた。19世紀の飾り立てる装いではなく、ミニマルで機能的なファッションを確立した彼女がめざしたのは、表面的な形や装飾の変化よりも、本質的なスタイル。カメリアの花は、それを体現していたのだ。

そして21世紀の今、マドモアゼル シャネルがクリエイトしたスタイルの象徴は、ジュエリーに受け継がれる。華やかさを競うモチーフとは一線を画すカメリアの花からは、引き算の美学が香り立つ。だからこそシャープなラインからなる現代の服にもマッチし、豊かな奥行きを与えてくれる。モダンな表情のセラミックに、グラフィカルなラインを描くダイヤモンド。自分にフィットする一点を選んで、スタイルを完成させる仕上げ役に。ステイタスの証しではなく自分のためにつけるジュエリーこそ、ファッションとリンクする〝NEXT〟だ。

カメリアの花の立体的な美しさを表したブラック&ホワイトのセラミック素材と、ゴールド&ダイヤモンドの4 点のリング。ピンクゴールドは、春の予感に満ちて。“カメリア コレクション”リング
(上から)〈K18WG、ダイヤモンド、ブラック セラミック〉¥462,000・〈K18WG、ダイヤモンド〉¥774,000・〈K18WG、ダイヤモンド、ホワイト セラミック〉¥670,000・〈K18PG、ダイヤモンド〉¥620,000/シャネル