2019.08.29

【VAN CLEEF & ARPELS】童話の世界をポエティックに表現

創業当初からダンスの世界と密接な関わりを持ってきたヴァン クリーフ&アーペル。ニューヨーク シティ バレエの元ダンサーで、ダンスカンパニー「L.A. ダンス プロジェクト」の創設者でもあるバンジャマン・ミルピエとの対話がきっかけとなり生まれたのは、ウィリアム・シェイクスピアによる不朽の名作、『ロミオとジュリエット』に着想を得たハイジュエリーコレクション。バンジャマン氏のモダンな解釈と呼応するコレクションでは、作品の舞台にもなった、イタリア北部の街ヴェローナの美しい景観を、ダイヤモンド、エメラルド、サファイア、そしてルビーといったプレシャスストーンで描き出している。

一見オーセンティックなデザインのハイジュエリーだが、ディテールに目を凝らすとヴァン クリーフ&アーペルならではの審美眼と、繊細な美的感覚、そして長年受け継がれてきたクラフツマンシップが凝縮されている。コロンビア産のエメラルドが3石並ぶブレスレットは、立て爪をミニマルに配置することで、力強い色彩と輝きの連鎖を実現し、まるで中世の建築を想わせる。

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