ここ数年、イヤージュエリーの進化が止まらない。バックからの視線も意識したデザインや、耳全体を覆うようなもの、イヤーカフと融合したようなアイテム、一見どのように装着しているか分からないようなデザインなど、これまでのイヤージュエリーとは一線を画す斬新なアイテムがバリエーションも豊富に登場している。
百花繚乱のイヤージュエリーには、共通項もある。それはフォルムコンシャスであるということ。ピラミッドのような立体的なアイテムや、バッグへと大きくバランスを取ったものなど、フォルムを極め、ミニマムにデザインされたものが今季の狙い目だ。さらにトレンド感を加速させるなら、着け方にもこだわりたい。左右で違うバランスを楽しんだり、構築的なアイテムをミックスすることで、いくつ着けているのか分からないようにスタイリングするのもおすすめ。
ミニマルなデザインに、パールの柔らかさが絶妙なコントラストを演出
ソフィー ビル ブラーエのシグネチャーピースとも言える「Elipse」コレクションは天体や宇宙からインスピレーションを得てデザインされたもの。こちらのピアスは月に見たてたフロントのパールから、バランスを取るかのように前後へと伸びるバーが、フェイスラインに立体感を生み出してくれる。コンサバティブなパールとソリッドなラインのコンビネーションは、タフで飾らない女性らしさを表現したというアイテムにぴったり。
ステディ スタディ(ソフィー ビル ブラーエ)
http://sophiebillebrahe.com/
03-5469-7110
フープピアスの概念を覆す、大胆なデザインに注目
ミニマムでクリーンなテイストと、ほどよくエッジの効いたデンマーク発のジュエリーブランド「マリア ブラック」は、サイドやバックから見ても美しいシェイプが特徴。スピード、スリル、ループ、楽しみや怖さがすべて1つに集合したジェットコースターをダイヤモンドで表現した「ザ ループ コレクション」は、内側の大きなフープをピアスホールに通し、小さなフープをぶら下げるデザイン。フロントから通すか、バックから通すかで、印象が変わるのも楽しい。
ショールーム セッション(マリア ブラック)
http://www.showroom-session.co.jp/
03-5464-9975
定番モデルから、パヴェダイヤを纏ったリュクスな新作が登場
1本のラインで形作られたピラミッドのなかに耳たぶが入ってしまったような不思議な構造……。一体どうやって着けているの?と尋ねたくなるのが、シハラを代表する3Dピアス。立体の一辺が開閉し、その辺をピアスホールに通すことで装着できるという独創的なデザイン。どの位置に重心を置くかによって、見え方が変化するのもポイントだ。モダンななかにもエレガンスを感じる、一筆書きのようにあしらわれたダイヤモンドのラインがさらなる立体感を生み出している。
SHIHARA Lab
https://shihara.com/
03-3486-1922