腕時計と聞くと、真っ先に思い浮かぶのが一生ものというイメージだろう。実際、時計に用いられる金属類は、他のどんな素材よりも耐久性が高く、きちんとメンテナンスさえすれば一生どころか、何世代にもわたって使い続けられる。
これだけデジタルが発達した現代に、ゼンマイのネジを巻く行為は極めてアナログに感じられる。しかし、エディターのNさんはそれを「一種のセラピーのようなもの」と語る。
「2019年にジャガー・ルクルトの “レベルソ” を購入しました。エレガントなデザインと視認性の高さが最大の魅力です。スマホで時間を確認すれば良いと考えていたのですが、実際に使い始めると、ワンアクションで時刻が確認できるというのが想像以上に便利で、毎日愛用しています。古いものを長く使えない現代において、いわゆる消耗品と異なり、壊れたら捨てなければいけなかったり、メーカーが生産中止してしまい修理できない、といったことが少ないのが時計の魅力。娘が大人になったら譲ると約束しています。オーバーホールのことを考えると、多少のお金と手間はかかりますが、大切に育てていきたいです」。
自分の子供、もしくは大切な人へ。世代を超えて愛用できる時計を選ぶなら、トレンドに左右されないタイムレスなデザインに、少しばかりのツイストを加えたものがおすすめ。使っていくうちにつく傷が愛おしく感じられるようになれば、それは紛れもない一生ものと呼べるはずだ。
ヴィンテージライクな面持ちに、遊び心を添えて
スイスの名門マニュファクチュール、ジャガー・ルクルト。アイコニックな「レベルソ」は、反転式のレクタンギュラー型ケースが特徴。ブラウンカラーのストラップが、ヴィンテージモダンな印象。大人の遊び心と知性を醸し出す一本だ。
ジャガー・ルクルト
http://www.jaeger-lecoultre.com/
0120-79-1833
スタイルを問わずエレガントな手もとを叶える
不朽の名作 “パンテール ドゥ カルティエ” から2017年に登場した、ステンレススチールのスモールモデルは、アイコニックなケースとブレスレットデザインはそのままに、よりスマートかつモダンな印象にシフト。世代を超えて大切にしたい、モードな実用時計だ。
カルティエ カスタマー サービスセンター
http://www.cartier.jp/
0120-301-757
経年変化を慈しむタイムレスモダンな名品
今年でデビュー30周年を迎えた “ケープコッド”。メゾンを代表するモチーフ “シェーヌ・ダンクル” に着想を得た、特徴的なケースやインデックスのデザインが特徴的。美しい経年変化を楽しめるバレニアカーフのドゥブルトゥール・ストラップは、使うほどに深みを増すのが魅力。
エルメスジャポン
http://www.hermes.com/
03-3569-3300
流れるようなダイヤモンドのラインが煌めく
高い性能と洗練されたデザインで、女性からの支持が高い “トレゾア”。アシンメトリーにケースにあしらったダイヤモンドが、手元にさりげないクラス感を演出。ステンレススチールとモーヴベージュの組み合わせがモダン。
オメガお客様センター
https://www.omegawatches.jp/
03-5952-4400
美しい曲線を描くトノウケースがアイコニック
クラシカルなトノウ形を踏襲した “トノウ カーベックス” は、どの角度から見ても曲線美が際立つプロポーションが特徴。小ぶりなケースながら、象徴的なアラビア数字やギヨシェ彫りなど、フランク ミュラーらしいエレメントが存分に凝縮されている。
フランク ミュラー ウォッチランド東京
https://www.franckmuller-japan.com/
03-3549-1949
ピンクのダイヤルとダイヤモンドが織りなす極上のフェミニニティ
直線と曲線が織りなすプロポーションが美しい “リネアルクス” から登場した新作は、スリークな輝きを帯びたピンクダイヤルのモデル。インデックスとベゼルにはダイヤモンドをあしらい、可憐な輝きを際立たせる。
セイコーウオッチ
http://www.credor.com
0120-061-012