今年に入ってから、NASAの発表で観測史上最も遠い星が発見されたという。その距離なんと129億光年。途方もない彼方に、今なお未知の世界が広がっていると考えると、宇宙のロマンを感じずにはいられない。
コズミックな輝きをジュエリーで表現し、世界をあっと驚かせたのは、マドモアゼル シャネル。1932年にマドモアゼルによって発表された「ダイヤモンド ジュエリー」では、現在もシャネルのアイコンモチーフとして大切にされているコメット(彗星)や月などの象徴的なモチーフを取り入れ、宝飾の世界に新たなトレンドを生み出した。この伝説的なコレクションの誕生から90年を数える今年、発表された新作のリングは、アーカイブの意匠はそのままに、S字状に指を包み込む斬新なデザインでモダンにアップデートされている。
太陽、月などの星、そして星座をモチーフにした、スピリチュアルなエネルギーを宿したジュエリーは、常に自分を包み込み、明るく照らし、時に道標を示してくれる存在になるだろう。