「宝石は、自然からの授かりもの」。父・恭一さんの言葉を胸に、石に真摯に向き合い続ける由子さんのジュエリーを一言で表すなら、“親密さ”。憧れの遠い存在になるよりも、身につける人の日々に寄り添うことが信条だ。「百貨店の宝飾売場で売られているような、とびきり美しく由緒正しいカラーストーンを、日常にそっと寄り添うようなかたちにして外の世界に連れ出してあげたい」(公式インスタグラムより抜粋)。だから、由子さんが仕立てるカイエのジュエリーは、たとえそれが神秘的なエメラルドのリングであっても抜群にチャーミングなのだ。