愛と幸せを象徴する海の生きものを、ジュエリーのモチーフに。タツノオトシゴを可憐に表現したのは、Bijou de M(ビジュードエム)のシングルピアス。およそ魚とは思えない、なめらかに湾曲した直立姿勢をイエローゴールドでかたどり、流れるようなカーブに沿ってダイヤモンドが燦然と発光する。まるで海中に差し込む陽の光を、キラキラと反射させるかのように。装着すると耳たぶの際をふわりと遊泳しているようで、いっそう愛らしく、微笑ましく感じる。2cmにも満たない体をめいっぱい煌めかせながら、耳もとを優雅に浮遊するその姿は、愛すべき誰かを探し求めているようにも思える。
Bijou de Mのタツノオトシゴピアスは、ペアではなくシングルなのがいい。両耳で愛を成立させるのではなく、片耳で愛をただよわせるところに、新たな物語の始まりを予感させる。もしかしたら、いつかどこかで思いがけない出会いがあるかもしれない。そのとき私は出会った相手と、どんなハートを描くことができるだろう。そんな幻想が勝手に膨らみ、耳に添えられた小さな輝きに、いっそうときめく。愛し合う2匹のタツノオトシゴのような美しいハートではないかもしれない。でも、どんなにいびつな形でもきっと気にすることはない。愛があれば、それでいいのだから。