Tiffany & Co.(ティファニー)は、ニューヨーク五番街57丁目のティファニーNY本店をリニューアルオープンした。名称を本店から“The Landmark(ランドマーク)”に一新し、ブランドの創造性あふれる新たな空間を展開する。
ティファニーは、ニューヨーク五番街57丁目のティファニーNY本店をリニューアルオープンした。1940年にNY本店が五番街に移転して以来、初の全面改装となり、名称を本店から“ランドマーク”に一新。アイコニックな建造物やアトラスクロックが設置されたファサードはそのままに、店内にはブランドの創造性あふれる新たな空間を展開する。
建築家のピーター・マリノが店内空間のデザインを、建築家の重松象平がパートナーを務めるOMAニューヨークが建物の中核と循環インフラの改修などを手がけた。全10フロアには1940年に開店した当時のデザインである寄木細工のフローリングが敷き詰められ、エルサ・ペレッティの作品にインスパイアされた有機的なフォルムの螺旋階段が3階から8階を繋ぐ。階段の正面には、ファサードのアトラスクロックにインスピレーションを得た新たなティファニークロックを掲げた。
すべてのフロアには、ダミアン・ハーストやジュリアン・シュナーベル、ラシッド・ジョンソンら名だたるアーティストの作品が飾られ、中にはティファニーが特別に制作を依頼した未公開作品も。
メインフロアに並ぶのは、ジュエリーケースを美しく照らすスカイライト。天井には、ブランドの権威と伝統にオマージュを捧げた、ダイヤモンドモチーフのインスタレーションを設置した。オフにすると鏡になるビデオウォールには、セントラルパークやマンハッタンのスカイラインが映し出され、店内にいながらニューヨークのアイコニックな風景を体験することができる。
また「ブルーボックスカフェ・バイ・ダニエル・ブリュー」もリニューアルオープン。プライベートダイニングエリアやアートインスタレーションのあるバーを併設する。ティファニーでの朝食が叶うことはもちろん、ニューヨークでミシュランを獲得したレストランのオーナーシェフであるダニエル・ブリューが手がける、季節に合わせたデイタイムメニューを楽しむことができる。
また、リニューアルオープンを記念して、限定デザインやオリジナルアイテムを展開。ダイヤモンドウォッチ、ホームオブジェから、アイウェアにいたるまで、豊富にラインナップする予定だという。さらに、ブランドが誇るハイジュエリー コレクションも展示。レガシーである128.54カラットの「ティファニー ダイヤモンド」のデザインが刷新され、初めてお披露目される。ランドマークでしか味わえないラグジュアリー体験で、NY滞在を特別なものにして。