2018.09.20

個性的なデザインは日常で取り入れてこそ、長尾悠美が愛するエブリデイジュエリーたち

モードラバーから高い支持を集めるセレクトショップ、シスター。2008年のオープン以来、感度の高いインターナショナルデザイナーのセレクトと、クセのあるヴィンテージを織り交ぜた独自の世界観を作り出してきたのが、ディレクターの長尾悠美さんだ。

今年の7月には、新たなロケーションに店舗を移転。「最近ではオンラインショップを利用する方も増えてきたので、お店ではもっとお客様と近い距離でコミュニケーションを取りたかった」という言葉の通り、松濤の閑静な住宅街に佇む新店は、隠れ家のようなインティメイトな空間作りが印象的だ。

エッジの効いたスタイルで注目を集める悠美さん。この日着ていたのは、クリストファー・ケインのレザージャケット。胸元にはシアトルを拠点にする気鋭デザイナーのファリス・ドゥ・グラフが手がける、ファリスのシルバーネックレスが輝く。

「ぱっと目を引くような、カンバセーションピースに目がないんです。昔はゴールドを身につけることが多かったですが、最近ではもっぱらシルバー派。インパクトがありながら、シックにまとめるのが私流です」

ソリッドなスタイリングから一転、ブレスのサテンブラウスには、フェザーのボリューム感がグラマラスなネックレスを合わせて、フェミニンに。個性的なアイテムをデイリーで楽しむスタイリングは、確かな目利きが成せる玄人の証だ。

シスター
東京都渋谷区松濤2-13-10
https://sister-tokyo.com/
03-6407-1285

photo: Utsumi

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