人気スタイリストの、“無骨”でフェミニンなジュエリー&ウォッチ美学

モード誌を中心に、セレブリティや広告の撮影など、幅広く活躍するスタイリストの杉本学子さん。そのチャーミングな出で立ちとは裏腹に、生粋の時計好きという意外な一面を持ち合わせている。

「元々メンズ誌の仕事が多かったことが影響してか、時計は仕事でも、プライベートでも触れ合うことが多かったです。時計の美学というか、ロマンに魅力を感じます」

初めて時計を購入したのは、スタイリストとして独立した28歳。カルティエのレッドボックスに憧れていたという杉本さんが選んだのは、今なお定番として親しまれるタンク。これまでに3年に1度、誕生日や記念日など特別なタイミングで時計を購入してきたという。

「普段一番多く使うのはカルティエのサントス。クオーツなのでデイリーで使うのに便利で。それ以外にパテック フィリップ、ロレックスをファッションに合わせて使い分けています」

フェミニンな佇まいからは想像もできない、無骨なチョイスが印象的な一方で、ジュエリーはコンテンポラリーなものや、ユニークなデザインのものをミックスするのが好きだという。

「イエローゴールドとホワイトゴールドをミックスすることが多いですね。スタイリストという職業柄、洋服を扱う際に引っかかりにくいデザインはマスト。旅が好きなので、オンとオフでガラッとスタイリングが変わります。オンの時はミニマルなデザインのものをミックス。オフの時には、一点物の個性的なリングなどを合わせるのが好きです。」

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