JINとFREDが紡ぐ物語
幸せを君に

ＪＩＮとＦＲＥＤ、共鳴する輝き

古い邸宅をリノベーションしたソウルのスタジオで、グッチの白いセットアップに、「フォース１０ マルチプル」シリーズ（STYLE 02）を身につけたＢＴＳのＪＩＮがカメラの前に立った瞬間、本当に〝白馬の王子様〟が現れたのかと思った。グローバルスターであり、自他ともに認める〝ワールドワイドハンサム〟。そんな彼の撮影現場は、慣れたスタッフでさえ少し緊張感を漂わせていた。ところが、日本のスタッフが挨拶のあと「以前ご一緒したことがあるんです」と声をかけるとＪＩＮは「あー、覚えてますよ！」とちゃめっ気たっぷりに返事をして場を和ませた。その自然な笑顔と気さくなひと言は、まさにＦＲＥＤのような〝親しみのあるラグジュアリー〟を体現していた。

ＪＩＮがアンバサダーに就任して、１年が過ぎた。オファーを受けた当時は、どんな気持ちでその瞬間を迎えたのだろう。

「最初にお話をいただいたときは、本当に光栄で、うれしさでいっぱいでした。でも同時に、〝自分がグローバルアンバサダーにふさわしいのだろうか？〟という気持ちもありました。ジュエリーブランドといえば、まばゆい輝きを放つ人たちがまとうイメージが強いですよね。そんな中で僕が務められるのか、少し不安もあったんです。でも今でもはっきり覚えているのは、ブランドの方々が言ってくれた言葉です。『私たちの精神は喜びに満ち、自由です。あなたの個性をＦＲＥＤの一部にしてほしい』。そのひと言が、この役を受け入れる勇気と自信をくれました。そして旅を始めてから１年がたった今、ブランドとの深い一体感を感じています。それはイメージの面だけでなく、共有する価値観においても。 何よりも、ＦＲＥＤの放つ美しさに、今もただ魅了され続けています」

撮影中は自ら指輪の位置や角度をディレクションするほど、ジュエリーについても熟知している。そんな彼が特に気に入っているコレクションを尋ねると、

「フォース１０ フレッド ヒーローカット ＸＬブレスレットは、とても深く印象に残ったアイテムです。職人技は驚くほど精巧で、大胆なセンターダイヤモンドを小さなダイヤモンドが囲むデザインが美しく調和していました。この作品がどういうインスピレーションから生まれたのか、思わず考えてしまったほどです。限定モデルだと知ったとき、そのイメージが強く心に残っていたので、韓国に届くと聞いてすぐに予約を決めました！」

プライベートでもシーンに合わせて、コーディネートを楽しむそうだ。

「ジュエリーは僕の日常に欠かせない存在。フォース１０のネックレスとシャンス アンフィニのブレスレットは毎日身につけています。それらをつけると、自分が少し輝いているような気がするんです。装いを格上げしたいときは、最近手に入れたフォース１０ フレッド ヒーローカット ＸＬブレスレットを選ぶことが多いですね。印象的な存在感なので、よく人から『それはどこのもの？』と聞かれます」

チャプター２のＢＴＳがいよいよ始動

今年１1月に幕を閉じたソロツアー『#RUNSEOKJIN_EP. TOUR』は、世界５カ国で開催。大阪と幕張で行なった公演では、久しぶりに日本のＡＲＭＹ（ＢＴＳファンの呼称）と特別な時間を共有した。待ちに待ったステージに向けて、どのような準備をして臨んだのだろうか。

「最初は、メンバーがいない中で一人でパフォーマンスをやり遂げられるのか不安でした。でも、ＡＲＭＹの熱意と応援は想像をはるかに超えていて、みんなの笑顔を見ているうちに『ＡＲＭＹの前でできないことなんて本当にあるのだろうか？』という気持ちが湧いてきました。ステージ上では本当に楽しかったです。ソロでのパフォーマンスはすべてが自分中心に回るので心地よい部分もありましたが、その分、孤独も感じました。一人で表現できることには限界があると実感し、改めてメンバーの存在の大きさを痛感しました。日本でＡＲＭＹに夕食のおすすめを聞いたときのことも、忘れられない思い出です。僕の好みをよくわかってくれていて、提案してくれた料理はどれも完璧でした。正確な料理名は思い出せませんが、とてもおいしかったことを覚えています」

来春には、ＢＴＳの完全体カムバックが予告されている。〝王たちの帰還〟とも言えるその瞬間を、ファンはもちろん、世界中が心待ちにしている。待望の次回作は、現在アメリカを拠点に制作が進行中だ。

「メンバーがアメリカで新曲の制作に取り組んでいる中、僕はソロツアーのため少し遅れて合流しました。僕のいない間に作り上げた曲を聴いて、完成度と芸術性の高さに深く感銘を受けました。メンバーに再会して彼らの音楽を聴いたとき、改めて〝この人たちは本当に素晴らしい存在なんだ〟と強く感じたんです」

グループとして歩む未来に胸を高鳴らせながらも、ＪＩＮのまなざしはいつもファンの方へと向いている。

その温かなまなざしを象徴するのが、今回の撮影テーマでもあるＦＲＥＤの哲学「A wink of happiness」だ。

「正直に言うと、ウィンクは僕にとって自然なしぐさじゃないんです。でも、ＡＲＭＹの皆さんが喜んでくれるのを見ると、少し照れながらもついウィンクしてしまう。だから今回の〝君へのウィンク〟というテーマは、自分にとっても特別にしっくりきました」

音楽やさまざまな活動を通して、いつも愛と喜びを届けてくれるＪＩＮ。だからこそ、今度は私たちからＪＩＮへウィンクを贈りたい。親しみと祝福の気持ちを込めて——あなたに、幸あれ。