レポシ、シャルロット・シェネ、ソフィー・ビル・ブラーエ、マリア・ブラック…加熱するコンテンポラリージュエリーのトレンドに乗って、ロンドンから新たなジュエリーブランドが上陸する。その名もコンプリーテッドワークス。モードラバーの聖地、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(以下DSMG)で今シーズンから取り扱い開始するとあって、先物買いマイスターには見逃せないブランドになりそうだ。
今回、待望のローンチに先立って、ファウンダーでありアーティスティックディレクターのアンナ・ジュースバリーが来日。ローズベーカリーでハーブティーを飲みながら新作を紹介してくれた。気になるニューブランドのエトセトラを、デビュー前におさらいしよう。
姉弟で始まったコンテンポラリージュエリーブランド
ロンドンを拠点にするコンプリーテッドワークス。アーティスティックディレクターのアンナ・ジュースバリーと、アンナの弟であるマークの2人によって2013年にローンチ。2015年には英国ファッション協会が主催する若手デザイナー発掘支援イニシアチブに参加。トレンドであるフォルムコンシャスな作風で、モード誌やセレブリティの支持を集める。
入手困難、アイコニックなマーブルリング
コンプリーテッドワークスの人気に火をつけたのが、代表作のマーブルリング。御影石やローズクォーツなど、天然の鉱石を大胆にセットしたリングは、二つとして同じものがないユニークなデザイン。「天然の鉱石は本当に割れやすいから、この大きさで切り出してフォームを作るのは至難の技。初期のコレクションなので、今ではオンラインのみで取り扱ってるのですが、未だにファンが多いシリーズです」
ファインジュエリーとジュエリー、異なる2つのクリエイション
コンプリーテッドワークスのクリエイションは、ファインジュエリーとジュエリーの2つに区別されている。ゴールドやダイヤモンドをふんだんに用いたファインジュエリー。シルバーにゴールドコーティングを施したジュエリー。使う素材だけでなく、デザイン面でもこの2つのラインには違いがある。「トレンドのデザインを取り入れたジュエリーラインに対して、ファインジュエリーではよりクラシカルなアプローチを取り入れてる。ゴールドはシルバーよりも重いから、シルバーを使ったジュエリーラインの方が大ぶりなデザインが多いのも特徴です」
見て、飾って、使って楽しめるアートオブジェ
ジュエリーブランドでありながら、趣向の異なるプロジェクトにも積極的に取り組むコンプリーテッドワークス。中でも象徴的なのが、セラミックで出来たアートオブジェのデザインだ。「ジュエリーだけでなく、ブランドの世界観をライフスタイルの範囲まで広げたくて始めたプロジェクトです。ジュエリーと同じく、ハンドメイドならではの表情豊かなフォルムが特徴。アートオブジェですが、実際に花器としても使えます」
DSMGで買える、コンプリーテッドワークスの新作ジュエリー
今年からDSMGで取り扱いが始まるコンプリーテッドワークス。ブランドのシグネチャーである、大胆なフォルムと洗練されたゴールドの輝きが際立つイヤージュエリーは、シンプルな装いに取り入れるだけでインパクト絶大。トレンドのデザインだからこそ、早めにチェックして周りと差をつけて。
ドーバー ストリート マーケット ギンザ
http://completedworks.com/
03-6228-5080
text:Shunsuke Okabe