必然の出合いが生んだ、ホーセンブース×スピネリ キルコリンのコラボレーション

帆船の錨を表す“H”から着想を得た「トライリンク」モチーフが世界中で愛されるホーセンブース。新作のカプセルコレクションでは、スピネリ キルコリンとのコラボレーションリング、全9ピースが発表された。3型をベースに、スターリングシルバー、ゴールド、ダイヤモンドを用いた贅沢な仕上がりとなっている。

両ブランドのシグネチャーモチーフが絡み合うコラボレーションリング。スピネリ キルコリンの代表作「ギャラクシーリング」には、トライリンクモチーフがあしらわれて。ホーセンブースの「ファントムリング」には3本の輪がモダンさを添える。

[右手]リング(人さし指)〈シルバー、イエローゴールド〉¥138,000・リング(中指)〈シルバー、イエローゴールド、ローズゴールド〉¥520,000・リング(薬指と小指)〈イエローゴールド、ダイヤモンド〉¥1,750,000・[左手]リング(中指と薬指)〈シルバー〉¥178,000・リング(小指)〈シルバー、イエローゴールド、ダイヤモンド〉¥540,000/サザビーリーグ(ホーセンブース) ニット¥39,000(リト)・中に着たシャツ¥9,800(ゴスペル)/THE WALL SHOWROOM

デザイナー、ロバート・G・キースは今回のコラボレーションについてこう話す。「ホーセンブースとスピネリ キルコリンをミックスしてつけているお客さまをよく見かけるんだ。なら、コラボレーションしてみよう!って、このプロジェクトがスタートした。デザイン作業もすごくスピーディに進んだよ。僕らはこのコレクションを“333 Collection”って呼んでる。ふと目にした数字が同じ数字の組み合わせだったとき、それをエンジェルナンバー(天使からのメッセージ)って呼ぶんだけど、“333”は幸運の数字だからね」。2020年には15年目を迎えるホーセンブース。デザインに対するアプローチは当初から変わらなくとも、一歩ずつ進歩を続けている。「いつでも、机の上はワックスといろんな形の鋳型だらけ。いろんなパーツを合わせて試行錯誤しながら、常に新しい形を探している。でも、いちばん重要なのは、その根幹にあるアイデンティティ。トライリンクを軸に、新しいことに挑戦しても、ブランドとしての一貫性を大切にしていきたいんだ」

HOORSENBUHS /PROFILE

2005年、写真家としても活躍していたロバート・G・キースが設立。2010年にはブランドディレクター、ケザー・パーカーと一緒に最初のアトリエをオープン。現在はNY、LAの旗艦店のほか、世界中のセレクトショップで商品を展開する。

SOURCE:SPUR 2020年2月号「HOORSENBUHS」
photography: Takeshi Takagi 〈SIGNO〉 styling: Aya Yamanaka hair & make-up: Momiji Saito〈eek〉 model: Zu edit: Sakiko Fukuhara

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