2024.10.09

【カルティエの名品時計】パンテール ドゥ カルティエ、永遠なるアイコンウォッチを紐解く

1983年の誕生以来、カルティエを象徴するウォッチのひとつとして愛される「パンテール ドゥ カルティエ」。メゾンのアイコン、パンテールのようにしなやかな美を宿し、ジュエリー級の存在感を放つ名品ウォッチの魅力に迫る。

1983年の誕生以来、カルティエを象徴するウォッチのひとつとして愛される「パンテール ドゥ カルティエ」。メゾンのアイコン、パンテールのようにしなやかな美を宿し、ジュエリー級の存在感を放つ名品ウォッチの魅力に迫る。

パンテール ドゥ カルティエ、永遠なるアイコンウォッチを紐解く

時を超越する、究極のジュエリーウォッチ

アイコニックで普遍的な美しさはそのままに、ケースサイズやダイヤモンドの装飾などモデルによって異なる個性を放つパンテール。新作から名品まで、この秋最も注目の5つのモデルをセレクト。身につける人の美しさとパワーを引き出す究極の一本に出合って。

パンテール ドゥ カルティエ、永遠なるアイコンウォッチを紐解く
時計「パンテール ドゥ カルティエ」ミニモデル〈YG、25×19mm、クォーツ〉¥3,313,200/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)

艶めくイエローゴールドのボディに華奢なケースのミニモデルは、ジュエリーウォッチの魅力をより一層堪能できるデザイン。パンテールのしなやかな肢体を思わせる滑らかなつけ心地のブレスレットが、軽やかなエレガンスを奏でる。

パンテール ドゥ カルティエ、永遠なるアイコンウォッチを紐解く
時計「パンテール ドゥ カルティエ」ミニモデル〈スティール、25×19mm、クォーツ〉¥577,500/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)

やや丸みを帯びたスマートなスクエアケースに、クールなスティールの輝きが凛とした表情を演出。軽やかに進化したシルエットは、手持ちのバングルやブレスレットとも好相性。その確かな品格で、腕もとからさりげなく知性を薫らせて。

パンテール ドゥ カルティエ、永遠なるアイコンウォッチを紐解く
時計「パンテール ドゥ カルティエ」スモールモデル〈PG、スティール、ダイヤモンド、30×22mm、クォーツ〉¥1,980,000/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)

ピンクゴールドとスティールの配色が生み出す、優美な気品に目を奪われる。ベゼルを彩るのはブリリアントカットのダイヤモンド。そのまばゆくも繊細な煌めきが、ワンランク上のプレシャスな存在へと導く。

パンテール ドゥ カルティエ、永遠なるアイコンウォッチを紐解く
時計「パンテール ドゥ カルティエ」ミディアムモデル〈スティール、37×27mm、クォーツ〉¥814,000/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)

程よいボリューム感で、力強くもモダンなエレガンスを醸すミディアムモデル。キレのよいスタイリッシュな光沢に、指針とリューズを彩るブルーカラーのコンビネーションが、ノーブルな印象を与えてくれる。

パンテール ドゥ カルティエ、永遠なるアイコンウォッチを紐解く
時計「パンテール ドゥ カルティエ」ラージモデル〈YG、スティール、42×31mm、クォーツ〉¥1,610,400/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)

パンテールの洗練された美しさを引き立てるイエローゴールドとスティールのコンビネーション。手首で主張する華やかさと存在感、そしてエフォートレスな軽やかさも共存する。マニッシュな表情を楽しめる新作のラージモデルは、パートナーとシェアするのもおすすめだ。

柔らかな曲線美が生む滑らかなシルエット

パンテール ドゥ カルティエ、永遠なるアイコンウォッチを紐解く
パンテール ドゥ カルティエ、永遠なるアイコンウォッチを紐解く

「パンテール ドゥ カルティエ」の大きな特徴は、この上なく滑らかな構造のブレスレット。緩やかなカーブを描くリンクを精緻に連ね、手首にしなやかに沿うデザインは、メゾンのアイコン、パンテールの優雅な動きを想起させる。

パンテール ドゥ カルティエ、永遠なるアイコンウォッチを紐解く
パンテール ドゥ カルティエ、永遠なるアイコンウォッチを紐解く

スクエアを基調に、柔らかな曲線を取り入れた官能的なフォルムも、モダンな美しさを際立たせている。艶やかな毛並みのようなポリッシュ仕上げのメタルが、光り輝くジュエリーウォッチとしての存在感を発揮。

HISTORY|伝説を生み出した“パンテール ウーマン”

パンテール ドゥ カルティエ、永遠なるアイコンウォッチを紐解く
1914年に発表された最初のパンテール ウォッチ

フランス語で“豹”を意味するパンテール。カルティエの歴史に、その絶対的シグネチャーが登場したのは1914年。パンテールの豊かな斑点模様をダイヤモンドとオニキスで表現した、アール・デコスタイルのジュエリーウォッチを発表したのが始まりだ。

パンテール ドゥ カルティエ、永遠なるアイコンウォッチを紐解く
ウィンザー公爵夫人が1948年(左)と1949年(右)に購入したブローチ。壮麗な宝石の上に威風堂々と鎮座するパンテールを立体的に表現したクリエーション

その後、パンテールはジュエリーのモチーフとして使われ、メゾンの美学を体現する象徴に。1983年にはウォッチコレクション「パンテール ドゥ カルティエ」が誕生。80年代の陽気で大胆なスピリットをまとったウォッチは、ジュエリーのような華やかさと品格で話題に。“伝説“と称されるほど一世を風靡した。

パンテールのミューズ、ジャンヌ・トゥーサン

パンテールのミューズ、ジャンヌ・トゥーサン

自由を愛し、常識を覆す美意識と恐れを知らないパイオニア精神で、パンテールを革新的なクリエイションへと押し上げた伝説の女性。彼女こそが1933年に異例の大抜擢を受け、カルティエのクリエイティブ ディレクターに就任したジャンヌ・トゥーサンだ。男性中心だったジュエリー界で重要なポジションに就いたトゥーサンは、既成のルールに囚われず、革新的なクリエイションを次々と製作。突き抜けた個性でしなやかに、大胆に時代を切り開く姿は、まさにパンテールのように人々を魅了した。そのスピリットは、時代を超越するウォッチコレクションへと受け継がれている。

カルティエ カスタマー サービスセンター
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