なれないキャラクターなどない! 個性豊かな人物に憑依する姿はまさに、カメレオンのよう。そんなお笑い芸人のコットン きょんさんが、SPURエディター・えり子に扮し、人間関係、仕事、恋愛……様々な読者のお悩みに回答する本連載。
第35回は、肌に関するコンプレックスについてのお悩み。自分に自信が持てないという相談者に、えり子はどのようにアドバイスするのか? 愛情たっぷりのパワフルな名言もチェックして。
きょん
お笑いコンビ「コットン」のボケ担当。
自身のYouTubeチャンネル『コットンきょんの人間観察ちゃんねる』では、様々な人間模様を個性的なキャラクターで表現し、人気を博している。
そんなきょんさんがお悩みに回答する本連載、SPUR編集部所属の中堅エディターえり子に扮して登場。えり子によるSPURエディターのファッションチェック動画はこちら!
▶【お悩み】肌悩みから、ネガティブになってしまいます
肌のことで悩んでいます。私は若い頃からアトピーをはじめ、ニキビ、毛穴などに悩まされてきました。ニキビはみんなが通る道と分かってはいましたが、一方で周囲よりも自分の肌状態が酷いことを頭の片隅に置きながら、高校、そして大学生活を過ごしてきました。
肌に自信がないあまり、スキンケアや化粧品にお金をかけすぎている気がしますし、メイクが崩れたときやすっぴんのときには急に自信がなくなってしまいます。日々の中で消極的になるので、恋愛などにも気が向きません。なんでも肌のせいにしてしまう自分に嫌気がさしますし、肌が綺麗な人ばかり視界に入ってきます。そして自分自身、「肌が綺麗かどうか」という基準で人を評価する、嫌な人間になっているようでしんどいです。こんな自分とどう向き合えばよいでしょうか? (さとうさん)
▶コンプレックスばかり見つめないで! 自分の魅力を見出してみて。
私も大学時代に2年ほど同じ悩みを抱えていました。思い・思われ・振り・振られ全部の位置にニキビができちゃって、どこから直していいのかも分からない。どんなにいいスキンケアアイテムを試してもまったく治らなくて、何があってもすぐ自分の肌ばっかり気にしちゃうし、大学行きたくないなーって思っていたんですよ。マスクして必死に隠したりしてね。
自力ではどうにもならない!と皮膚科に行くようになり、そこから少しずつ変わりましたね。こればっかりは肌との相性もあるので、最善の回答にはならないかもしれませんが、本気で向き合いたくなったら挑戦してみてください。私は肌トラブルが良くなってから、少しずつ自信が出てきました。
今が一番、さとうさんにとって大変な時期だと思います。だからこそ、肌以外にも向き合う時間を作ってみて。これは私の考えですが、もし肌が綺麗じゃないといけない世界だったら、真っ先に私はこの地球を去ります。絶対に! でも実際は、それだけじゃないですよね。あくまで肌の綺麗さは要素のひとつでしかなくて、他にも性格や友達、お金、ファッション……色んな項目がある。5つのうち1つが弱くても、残り4つのレベルを上げればまったく問題ないと思います。肌がたとえ0でも、他が10だったら、それはすごく魅力的な人ですよ! そんな自分になれるよう、まずは自分のことをひたすら愛してあげて。