エディターえり子になりきって、読者の切実なお悩みにお答えするSPURのWEB連載「コットンきょんの愛とユーモアでお悩み解決！」。 ショップ店員の熱烈ファンや会社の上司など、身近にいそうな個性的なキャラクターをSNSで演じるコットン・きょんさんが、恋愛や仕事、人間関係まで、幅広い悩みに対してユニークに向き合います。
第48回は、新卒で入った会社に定年まで勤めるべきか？という悩みを抱えるちべさんからの相談。転職が当たり前になった昨今、自分も新しい世界へ足を踏み入れたいという好奇心と、今の待遇を手放してよいのかというためらいで揺れる彼女に、えり子はどんなアドバイスをかけるのでしょうか？
きょん
お笑いコンビ「コットン」のボケ担当。
自身のYouTubeチャンネル『コットンきょんの人間観察ちゃんねる』では、様々な人間模様を個性的なキャラクターで表現し、人気を博している。
そんなきょんさんがお悩みに回答する本連載、SPUR編集部所属の中堅エディターえり子に扮して登場。えり子によるSPURエディターのファッションチェック動画はこちら！
▶【お悩み】一生、同じ会社で働き続けていてよいのか、考えてしまいます
私は就活で志望していた企業に入ることができて、それなりに楽しく仕事をこなしています。他の仕事をしている友人に比べて恵まれていると実感する一方で、ずっとこの会社で定年まで勤めるのだろうか……という疑問も湧いてきます。他にすごくやりたいことがあるわけではないのですが、30歳を目前に控えた今、このままでいいのかと悩んでしまいます。えり子さんだったら、こんなときどうしますか？（ちべ・会社員）
▶仕事に物足りなさを感じる、今が成長のチャンス！
えり子は、最初営業職に就いていたんです。だけど本当にやりたいことがあって、意を決してジョブチェンジしました。だから、もしちべさんが本気で挑戦したいことがあるなら、「今すぐ会社を辞めな！」って背中を押せます。私は、「このままじゃ嫌だ」って感情が明確だったから、あのとき辞めたことを全然後悔してません。でも、ちべさんの文章を読むと、やりたいことが特にあるわけじゃないっていうことですよね？ それで辞めるのは、ちょっと立ち止まって考えた方がいいかもしれない。
まずやってみてほしいことがひとつ。どんよりした気分の時の自分の声を信じるんじゃなくて、楽しくてキラキラしている時の自分に一度聞いてみてほしい。その時にも会社を辞めたいと思うなら、それは本物の気持ちだと思うんです。29歳って、仕事に慣れてくる時期。最初は右も左も分からずに1日が終わるけど、今は時間の使い方も見えてきてるはず。だからこそ、“ワクワク”とか“刺激”が減ってきて、物足りなさを感じている。でもそれ、実は成長のサインなんですよ！ だから一度立ち止まって、自分の胸によく手を当てて考えてみて。
今の時代、SNSで「今月の収益300万円！」みたいな、楽して稼げるアピールをしている人が目に入るじゃないですか。でも、あれを真に受けるのは危険。働き方の自由が広がったからといって、一般企業で働くことが古いわけじゃない。むしろ、ちゃんと就活で第一志望の会社に入れているなら、それってめちゃくちゃ幸せなことだと思います。今いる会社で、自分なりの“刺激”や“挑戦”を見つけていくのも大切ですよ！
