コントで様々な人柄を演じ、YouTubeではキャラクターになりきった動画が人気を博しているお笑い芸人のコットン きょんが、愛とユーモアを交えて、みなさまの悩みにアドバイスを送る本連載。
第31回となる今回は、自分の話し方に自信がないというお悩み相談。もうすぐ30歳になる大人なのに、どこか子どもっぽい話し方が気になってしまうぽゆんさん。知性を身につけた方がよいのか、ありのままの自分で過ごすべきか。エディターえり子に扮するきょんさんはどう答える?
きょん
お笑いコンビ「コットン」のボケ担当。
自身のYouTubeチャンネル『コットンきょんの人間観察ちゃんねる』では、様々な人間模様を個性的なキャラクターで表現し、人気を博している。
そんなきょんさんがお悩みに回答する本連載、SPUR編集部所属の中堅エディターえり子に扮して登場。えり子によるSPURエディターのファッションチェック動画はこちら!
▶️【お悩み】30歳を目前に控え、子どもっぽい話し方がコンプレックスです……。
アホっぽい喋り方をどうにかしたいです! 30歳を目前に控えているいわゆるアラサー世代ですが、自分の話し方に自信がありません。話す内容なのか話し方なのかわからないのですが、とてもアホっぽく感じる瞬間があり、どうしたらよいのか悩んでいます。話し方や佇まいで、知性や品を宿すことができるのでしょうか? (ぽゆん・編集業)
▶あなた自身のキャラクターを大切にして!
ぽゆんさん、お気持ちはとてもよくわかりますよ。わたしだって、アホっぽいしバカっぽい。知的な仕事のパートナーを持つと、より自分との違いがハッキリするんですよね。でも相手がしっかりしているツッコミなら、わたしはボケに徹すればいい。バカアホという畑を耕して、美しいお花を咲かせればいいじゃない! って思うんです。その花が売れてお金になるかもしれないし。
バカにされたくないって気持ちはあるかもしれないけど、どうか気にしないでほしい! 30年近く生きてきたら、劇的に自分を変えることって難しくなってくる。だからもう自分のキャラクターを魅力にしていけばいいんじゃないでしょうか? 明るくて気さくな人って話しかけやすいし、だからこそ仕事でも頼られている部分もあるはず。
どうしても変えたいと思うのならば、おすすめの方法をひとつお教えしましょう。これはわたしが最近やらかしたこと。海外出張先でタクシーにスマートフォンを置いてきてしまって。さあ大変、何にもできなくて大慌てしました。そこで今実践しているのは、同じことを2度と繰り返さないために、「スマホ、忘れない」って言葉を待ち受けにしています。記憶を頼りにするとまた忘れちゃうから、とにかく目で見て意識させる! ぽゆんさんは「知性と品!」ってメモするといいかも。あなたがなりたい人物像をイメージして、姿勢を正してみたり、話し方を気をつけてみたり、本を読んでみたり。少しずつ行動に移してみると、無理なく品を身につけられるのではないでしょうか。
でもわたしは個人的に、あなたの可愛らしい一面をどうかなくさないでほしいと思っています。下手に猫をかぶるより、素直にしていた方が絶対にキュート! そんなあなたを絶対に慕っている人がいるから、安心して。