ヒストリカルなオールドシアターでコンサート鑑賞。ローカル客とともに聴いたアヴェ・マリアに感動で震える。

ハワイ島内でよく見かけるのが、パステルカラーのオールドシアター。築100年近いものもあり、どれもノスタルジックな雰囲気たっぷり。よーく観察していると、町ごとに1軒ずつあるらしいと気づいて、シネマが最大の娯楽だった時代を彷彿とさせられます。

ヒロのダウンタウンでもミントグリーン×クリームホワイトのヒストリカルなシアター発見。

オールドシアターは、町によって、現役だったり、レストランやカフェに改装されていたり、はたまたいっさいの営業をしていない状態だったりいろいろ。ヒロのこのPALACEシアターも、結構年季が入っている外観から、てっきり現役ではない、と見かけたときは思ったのですが。

夜、付近を通りかかったら、なんとネオンがついている!?? え!?現役!?? と思わず前まで行ってみたら、中からなにやらクラシック音楽が聞こえてきます。「まじで!?? 上演中!??」。ボックスオフィスがあったので確認したら、ちょうど開演したばかりで空き席あり、チケット代は30ドルとのこと。

いろいろな町のオールドシアターを見かけるたびに、中はどうなってるのかなあ?と気になっていたので、即決購入。やったーー! と劇場内へ。

入ってすぐに売店が。シアターは1920年代の建造。やっぱりレトロです。売っているのはポップコーンやコーラ的なものだけでしたが。

こちらが劇場ホール内。いろいろな意匠がレトロ。こじんまりしていて、席数500ほどです。

この日の演目は、アメリカ本土からやってきた男性3人組『ULTIMI 3 Tenors』。クラシックとポップスを取り混ぜた聴きやすくて楽しめるプログラムでした。お客はざっと見たところほぼ全員地元の方々。観光客は私とあと一組くらいかと。そんなローカルでノスタルジックでアットホームな劇場で演目を聴くこと自体が素晴らしい体験でしたが、数々の曲の中でも”アヴェ・マリア”にはもんのすごく感激。一生思い出に残る1曲だったなあと、ときどきしみじみ思い出しています。

終演後の劇場エントランスホール。ローカルの人々の社交の場なんですね~~。

みなさんもオールドシアター体験、いかがですか? 外から見ているだけじゃわからない、劇場の雰囲気まるごとを味わえますよ~~~!

http://hilopalace.com/

 

古き良きハワイを堪能したいなら

 

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ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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