シェアライドカー利用で空港から直接ローカルエリアへ向かうときの落とし穴とは

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脱ワイキキで、ローカルタウンにステイする場合に問題だったのが、空港やワイキキからローカルエリアへの移動。

The Busは膝の上にのる程度の大きさの荷物しか持ち込めないので、バス移動は不可。が、たとえばタクシーの場合、ホノルル空港からノースショアまでタクシー移動しようとすると150ドルほどかかります。レンタカーをしていない旅行者の場合、これは痛い。というわけで、いままではそれも理由でワイキキ以外のエリアへのステイはかなり厳しいものがありました。が、それもUber や Lyftといったシェアライドシステムの登場で問題解決!Uber 利用ならホノルル空港からノースショアまで約50ドルと、1時間ほど乗ることを考えたら全然アリな価格なんですよ〜。

                           

ただしここで落とし穴が。なんとシェアライドカーは空港からは利用できないんです。タクシー保護のために Uber&Lyft車は空港で乗客を拾うことが禁止されているんですね。なので空港でそれぞれのアプリを立ち上げても1台も表示されません(ちなみに空港まで乗客を乗せていくことはできます)。空港以外の場所、たとえばワイキキなどからローカルエリアへ向かうなら問題はないのですが、空港から直接向かいたいときにはどうするのか。大丈夫です。ちゃんと方法はあります。

 

シェアライドカーの乗り入れ禁止エリアは空港ターミナルビルだけではなく、周辺のわりと広いエリア一帯になっています。が、空港からは約700メートル離れているQueen Liliuokalani Freeway まで来れば乗車可能なんです。徒歩7〜8分程度なので、私は歩いて向かいました。まず、ホノルル空港到着出口を出たら空港建物を背にしてひたすら右方向(東)へ道なりに進みます。

 

道は左カーブするのでそのまま進みます。空港を出て徒歩5分ほどで、左手に小さなショッピングセンターが見えてきます。スターバックスが目印。気持ちのいいスタバなので、ここで休憩してもいいですね。わたしは思いっきり休憩してしまいました。もうひとつ、ひとりっPが絶賛オシのBIG KAHUNA'S PIZZAもこのショッピングセンターにあるので、おなかが空いていればこの店に立ち寄るのもおすすめです。

  

このショッピングセンターを過ぎて2分ほどで Queen Liliuokalani Freeway に到着です。

 

シェアライドカーのアプリを立ち上げてみてください。無事、車が表示されます。周辺にはかなりの台数が走っているので、日中なら5分以内には乗車できます。ノースショアへはワイキキからよりも空港からのほうが近いので、直接移動は無駄もありません。カイルアへはどちらから向かっても同じくらいです。が、ひとつ注意点が。

 

                

オアフ島内のメジャーなエリア以外ではシェアライドカーはめったにいません。人口の多いカイルアでは大体いつも複数台走っているので大丈夫ですが、問題はノースショア。基本、 めったにいないと思ってください。ハレイワタウン内にはときどき、それ以外のエリアではまれに他からお客を乗せてきた車がいる程度。なので、すぐにはキャッチできません。私もノースショアからワイキキへ移動するときには、1時間半待ってようやくアプリ上に1台現れ、すかさずキャッチしてなんとか乗れました。ドライバーに聞いたら、たまたまワイキキからノースへ来るお客を乗せてきたそう。ドライバー曰く、「You are lucky ! 」← まったく。というわけで復路は時間に余裕を持ってください(なので、ノースショアから直接空港へ移動しての帰国はあまりおすすめしません)。

というような注意点に留意すれば、シェアライドカー利用は快適です。私はワイキキエリア内でも、The Busで移動しづらい場合や急いでいる場合は利用しています。

 

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ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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