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オアフの穴場的アートスポット『Spalding House』を知っていますか?
場所はダウンタウンの山側にある Makiki エリア。立派な邸宅がならぶ高台の一角にあります。こちらじつはホノルル美術館の別館で、現代アート作品を展示しています。
もとは1925年に建てられた個人の邸宅だったのですが、1968年にアート作品とともにホノルル市に寄贈され、今に至ります。こちらの美術館をおすすめする理由、それはその環境なんです。作品数はさほど多くはないのですが、とにかく環境が素晴らしい。邸宅(とはいえ敷地は広大です)を美術館にしているので、館内には落ち着いたムードが漂っています。
そして見逃せないのは、こちらの庭!!
ホノルルの高台にあって、山の斜面をまるごと使った庭はグリーンが濃いトロピカルガーデン。まさにハワイならでは。アップダウンする散策路が設けられています。
熱帯でこの庭を維持するのは相当なケアが必要なはず、と思ったらやはり、ガーデンスタッフがせっせと手入れをしていました。さすがに蚊が多少いるので、刺されやすい方は虫除けを持参するか露出少なめの服装をおすすめします。
庭の木々の間からダイヤモンドヘッドが! 感激!! アート鑑賞のあとはぜひ、この庭を散策&庭の芝生でのんびり過ごすのをおすすめします。
もちろん屋外にも作品が。
こちら、ホックニーの作品展示室。
Spalding House でハズせないのが、館内カフェでのランチ。おいしくってヘルシーなランチメニューが日替わりでいただけます。さらに、芝生スペースで食べられるピクニックセットもあるんですよ〜〜! シートも貸してもらえます!
屋外席でランチを食べていたら、隣のテーブルに赤いヘッドの小鳥が来てみたり。
館内にはお土産探しにぴったりなミュージアムショップもあります。非営利団体経営につき、ショップでの買い物には州税がかかりません。
こちら、じつはホノルル美術館と同日の訪問であれば入場料無料になっています。が、ホノルル美術館もかなり時間をかけて見学したいし、Spalding House も庭でのんびりしたいし、両方でランチしたいし、で私は別日に出かけています。
2411 Makiki Heights Dr., Honolulu
honolulumuseum.org/11981-spalding_house
ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。