必食その4:『圍爐』の「酸菜白肉鍋」
酸菜白肉鍋」はもともと中国北方の料理。薬味のパクチーをてんこもり。
台風接近の中、今宵のディナー時にはまだレストランは営業しているとわかり、よっしゃあ!!と予約して出かけたのが『圍爐(ウエイルー)』。ここの「酸菜白肉鍋」は、もうとにかく絶品!としか言えません。千切りされた白菜の漬物(酸菜)とカニなどの海鮮ダシがきいた鍋に、ブタ肉(白肉)や野菜などの具を入れていただく。この酸菜がマジいい仕事をしてくれるんです。特に白肉とはナイスすぎるハーモニー。さらにここの特徴は、約15種類用意された薬味&たれ。四の五のいわずに全種類を器に入れてミックスたれをセルフで作成。酸菜&具をこのたれにつけて口に入れた瞬間、もううなるしかありません。なんなんだー!? このうまさは!?? と初めて味わう人は、ショックを覚えるほど。スタッフTいわく「皆を黙らせるうまさ!」。そしてここの隠れた名物メニューが、「酸菜肉絲」(細切りの豚肉を酸菜と一緒に炒めたもの)を「小焼餅」(パイ風生地のパン)にはさんで食べる“圍爐バーガー”(編集P命名)。いよいよ食いだおれる覚悟で、こちらも食うべし!
圍爐
住所:台北市仁愛路四段345巷4弄36號 1F
http://www.weilu.com.tw/
『圍爐』外観。複雑な場所ではないのに、なぜか見つけづらくて迷いがちな路地裏にあります。
ウワサの(!?)「酸菜肉絲」&「小焼餅」。
ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。