ウユニ塩湖自体を観光するには、日帰りのデイツアーに参加するのがポピュラーです。ちなみにワタシは、チリ・アタカマからウユニまでの2泊3日4WDツアーでウユニ入り。3日目が塩湖を南から東へ走り抜ける塩湖観光でした。のでざっくりと観光スポットの極私的感想を。まず前述したインカワシ島。2泊3日ツアーでは朝日をこの島で見ます。ので、高台から見渡す塩湖の光景は、遠くの山がピンクに染まり、なかなか幻想的。朝日見物のあとは、島のふもとにある塩テーブル&チェアにて朝食です。が、ウユニの町からのデイツアーの場合、この島へは昼ごろの観光になるらしく、いろいろなブログを読むと、感想は人によってさまざま。中には島観光には興味ナシという人も。でも、個人的には、1年に1センチしか伸びないというハシラサボテンにょきにょき&100歳越えベテランサボテン多数は一見の価値あり、と思います。
ハシラサボテンに花が咲いてました。後ろに見えているのは月。
島のほとりにはズラリと4WD。
しつこいですが、すべてTOYOTA!
朝食はこの塩のテーブル&イスで。
島には、管理事務所や小さなみやげもの屋、レストランなどもあります。ちなみにここのトイレ、予想外にきれい(水洗です)でびっくり。インカワシ島への入場料を払った人のみ利用できます。
こちら、有名な塩でできたホテル、プラヤブランカ。塩湖内に唯一あるホテル(ほかの塩でできたホテルはすべて塩湖のほとりに位置しています)、だったのですが、環境問題から現在はホテルとしては営業しておらず、宿泊不可。デイツアーで訪問するのみです。地味~~な売店(買うものナシ)と有料トイレが機能してます。で、2泊3日ツアーの2泊目が塩湖南岸の小さな村にある塩のホテル泊だった自分には、はっきり言って「寄る必要ナシ」でした。が、ホテルの目の前にある各国国旗のはためくスポットはフォトジェニックなので、結論としてはまあ寄ってもいいか、的な。塩のホテルが初めてなら、見学も面白いかも知れません。
こちら売店。オリジナルグッズとか(まあボリビアでそれはナイですね)みやげもの中心なのかと思って行ったら、ほぼフツーにスナック菓子やお酒、でした。
ホテルの目の前には各国旗スポット。
乾いた塩原のウユニ塩湖ですが、一部このように塩水が湧いているところも。降った雨が湧き出しているそうです。なめてみたら、しょっぱいのはもちろん、かなり鉄っぽい味がしました。
そして”列車の墓場”と呼ばれている、今は使われていない列車が放置されているエリアが塩湖のはずれにあります。ここへは、「つわものどもが夢のあと」的な、ちょっとロマンの感じられる場所を想像して行ったら、全然違ってガックリ。私の印象では、「単に使わなくなった列車をそのへ んに放置してるだけじゃん」的な。廃車置場と変わらないというか。。。が、こちらもブログを読むと、人によっては「すごく面白かった!!」と絶賛しているので、一概には言えませんね。列車によじ登って記念撮影している観光客多数です。このあたりの地面は、塩というより砂でした。ただ、ここも雨季になると水が張り、列車が水の上を走っているようでグッとフォトジェニックになる模様。それはちょっと見たいかもと思ってます。
結論としては、ほんとうにどのスポットも、面白いと思うかつまらないと思うかは人による。ので、初めてのウユニなら、とりあえずデイツアーに行っておいていいのでは、と思います(つづく)。
ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。