そんなこんなで、あこがれの鏡張りを見れないままにウユニ塩湖をあとにしたわけですが、その後滞在したラパスで会った日本人観光客の方から、「塩湖、水ありましたよ」と聞き、「なんですとーーー!???」。ウユニ塩湖の北岸にトゥヌパ火山という火山があるのですが、そのふもと付近には水が張っていた!らしいんです!!!があああーーーーーん!!そのエリアへは、ウユニタウンから1時間半、塩湖の入り口からは1時間かかったそうで、つまり「ホダカ」や「ブリサ」のサンライズツアーが早朝3時出発なのは、そのせいだったのか!とようやく合点がいきました。そして、今回のように異常気象で塩湖の一般的なエリアには水がない、といったような場合。広大な塩湖内のどこに水があるか、という情報は、前述の「ホダカ」や「ブリサ」のような”鏡張り”好きな日本人が大半というツアー会社しか持ってないんだ、ってこともよくわかりました。まさに、「ウユニ観光は”情報”がモノを言う」。私も、すでに塩湖観光をすませた日本人から、どこに水があるのかを聞いておくべきだった!と今回の教訓です。
というわけで、帰国後、やはり鏡張りリベンジ!!と決意し、次回年末もウユニに行く計画を練り中。さらなるリサーチをしていて発見したのが、「広大なウユニ塩湖は微妙に高低差があり、トゥヌパ火山のあたりがいちばん標高が低い。なので、ほかに水がないときでもこのエリアには水がたまっていることが多い」という情報。な、なるほどーーー!!!高低差ってのが塩湖ならでは・・・!!!次回はきっと鏡張り!!!
おまけの、おいしいボリビア①「エンパナーダ」。エンパナーダは南米でポピュラーなパイ。揚げと焼きがあり、スナック的に食べられてます。こちらは、殺風景なウユニタウンを歩いていたら「EMPANADA」の看板を見つけ、思わず入ってしまったお店にて。チーズ入りの焼きエンパナーダ。チーズエンパナーダは味にはずれがないのでオススメです!
おいしいボリビア②「サルテーニャ」。わたしにボリビア再訪を決意させた理由のひとつがこれ。焼きパイ、のようなもので、エンパナーダに似てますが、違います。中には肉、野菜などの具がシチューのような状態で詰まっていて、縦に持って上から少しずつかじりつつ、中の肉汁をすすりつつ、食べます。初めてのサルテーニャ体験がこの写真なのですが、ボリビア版エンパナーダだと思っていて、この撮影後、ポクッと半分に割ったら、「あ、あっ、あぢーーーーーっっ!!!」。超あつあつの肉汁がじゃばーーーっとあふれてきて軽~~く手をやけどしてしまいました(しかもおいしい肉汁がこぼれてしまい、ああ~~もったいない~~~!!)。みなさまもご注意を!でもほんとにおいしいので、ぜひ! あまりにおいしくて、この後イッキに3軒ハシゴしてサルテーニャを食べ比べてしまったのですが、店によって具の中身も味付けも微妙に違います。たとえていうなら、カレーのような。日本でサルテーニャ屋さんやりたい~~!と思ったくらいオススメです!
ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。