初ドバイは5年前。以来すっかりハマってしまい、2月中旬に8回目のドバイ旅に行ってきました~~!
「ドバイってなにがそんなに楽しいの?」とよく聞かれますが、そりゃあ楽しいんですよ、みなさん!! いくつもあるドバイリピート理由ですが、まず筆頭はこちら。すばり私のドバイ旅最大の目的は、美味すぎる”アラブ3大スイーツ”(ひとりっP認定)の爆裂バイイング!なんです。なんじゃそりゃ、とお思いでしょうが、ドバイには超~~~絶品スイーツが3つも!!あるんです!!行くたびにサクレツ爆買い! 日本では3ブランドともほぼ無名ですが、アンビリーバボー!インクレディボー!においしいんです!
というわけで、まずはこちら、『Bateel(バティール)のデーツ』。これで計3キロ(なんと約16000円!)です。
デーツとは、なつめやしの実です。ガイドブックには”干し柿のような”とよく書かれていますが、はっきり言って、ぜんっぜん違います!書いてる人は、私に言わせれば、デーツを食べずに記事書いてるか味オンチですね。現に、干し柿はニガテな自分ですが、デーツにはゾッコンLOVE! イスラム圏では、ラマダーン期間中、日が暮れてまず口にするのがデーツだったり、妊婦さんはデーツをよく食べるようにといわれていたりと、とても優秀な食べ物とされています。味は、たとえていうなら、クセのない黒糖のような、香ばしくて濃厚、だけどしつこくない甘さです。実際、マクロビオティック料理では、デーツを砂糖代わりに使ったりします。そんなデーツを初めて食べたのは7~8年前。以来気に入って、たま~に日本やアメリカで買って食べていたのですが、5年前の初ドバイ前、ネットでリサーチしていたら、「ドバイにはサウジアラビア王家御用達のBateelという高級デーツブランドがある」という記述発見!「ええ~~!なにそれ!ドバイ行ったら絶対買う!」とココロに誓いました。で、初ドバイでまっさきに駆けつけたのが、ドバイモール内にあるこのBateelショップ。さすがサウジ王家御用達。想像以上に高級な店構えに「わあああ~~~~~」と期待高まります。
店内ではショーケースの中に大粒のデーツが整然と並べられ、まるで高級チョコレートショップのよう。そしてバティールショップで初めて知ったのは、デーツそのものにも品種があるということ。さらに、なにやらナッツやドライフルーツをはさんだもの、チョコレート掛けのものもある!ショップでは試食もさせてくれるので、どらどら、とひとくち食べて、超~~びっくり!!「うっ・・・・・・まーーーーい!!!なにこれ!???うますぎるーーーー!!!!」と大感動! 今まで食べたほかのデーツとはまったく別次元のおいしさなんです!さすがサウジ王家御用達!! 香ばしくて濃厚で、ひと粒約200円(高いです)にもナットク!!(*ちなみに量り売りです)
デーツに品種があることもバティールで初めて知りました(いや~~ほんとに旅って勉強になります)。そして私をトリコにしたのは、ナッツやドライフルーツをはさんだデーツ。中でも、カラメリゼしたピーカンナッツをサンドしたデーツは、デーツの甘さに、カラメリゼされたピーカンナッツの香ばしさがナイスすぎるハーモニー。もうもうもう、絶品!としか言えません。マイフェイバリットはKholas(右)とKhidri(左)という2品種にカラメライズドピーカンナッツをサンドしたもの。品種によって果肉の柔らかさが全然違うんですが、 この2種は果肉は固めドライで、Kholasはよりザラッとした食感。ねっとりタイプだと1コ食べるのも大変ですが、ドライタイプはむしろバカ食いしてしまうくらい。というわけで、私は毎回この2種を指定爆買いしてます。最初のころは8キロバイイングしてましたが(バカ?)、買って3~4ケ月で風味が落ちてくるとわかり、最近は3キロほどにとどめてます。
このデーツ、しかもダイエットにもいい、というのも私の持論。「甘いものが食べたい~~~!!」ってなときに、うっかりチョコレートとかを口にすると、止まらなくなっ ちゃってバカ食いすることありませんか? その点デーツは不思議で、ひとつ食べるだけで大満足。それ以上、甘いものを~~~!とは思わないんですよ。でもっ てバティールは、ドバイ内のたいがいの高級モールには出店してます。ドバイ空港にも店がありますが、空港店では限られた品種しか量り売りをしていません。箱入りの詰め合わせが大半なんですよ~~。それだとバティールの真の実力は味わえません(断言)!!これまたよくガイドブックによく「空港にも店あり」と書いてありますが、 ぜひ街中で!(日本では買えないのが本当に残念!日本支店をやりたいくらいです)。HPを見ると、中近東以外では、マレーシアやインドネシア、ロンドンなどにショップがあります。私も以前ロンドンのハロッズで、さらに高くなってるのに我慢できずに買ってしまいました。ちなみに、私の経験では、3人に1人くらいの割合で、このすばらしすぎるデーツにまったく無反応無感動、もしくは「好きじゃない」という人がいます。なので、人へのお土産にするときは、まずひとつ試食してもらってから。初ドバイのとき、お土産にデーツを渡した友人のひとりの食べてみての感想が「ふーーん」だったときには、「返してもらうわ!」と言いそうになりました。くどいですが、ひと粒200円&日本では入手困難な稀少品なので、わかる人に食べてもらわねばもったいなすぎます。そしてドバイには何店かカフェ・バティールもあります。おすすめはデーツを使った各種ケーキと、このデーツアイスクリーム。デーツシロップもかかってます。コーヒーにデーツが添えられてくるのもステキ。こちらは、深夜1時のドバイモールにて(ドバイのモールは木・金・土曜は深夜まで営業しているところがほとんどです)(つづく)
ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。