2016.05.28

富士の「樹海」へひとりっぷ®② ~ウワサの「星のや富士」de大人ひとりっぷ®!

日本初の”グランピングリゾート”として話題の「星のや富士」。グランピングってなんじゃらほい??とお思いの方も多いでしょう。グランピングとは、グラマラス+キャンプのこと。つまり、簡単に言うと、ノーストレスなアウトドア体験、ってことですね←体験してみての感想。普段は元祖山ガール(あくまでもガールです)な自分。本気アウトドアも「どんとこいやー!」派ですが、本気には本気なりのいろいろな我慢(をツライと思うかどうかは人それぞれですが)があるわけです。なわけでこちらはこちらで気になる。。。だって大人ですもの。というわけで、ひとりっぷでGO!してきました。リゾート自体は河口湖を見下ろす山の中腹にあるのですが、チェックインはふもとにあるこちらの別棟で行います。

チェックイン棟の壁一面にはリュックが。このリュックに、滞在時になにかと活躍するグランピンググッズがセットされてひとりひとつ渡されます。リュックとグッズは基本的に貸し出しです(一部持ち帰りOKなものも)。

ちなみにリュックの中身はこんな。ヘッドランプや、行動食、ブランケット、折りたたみ式アウトドア座布団など、わりとマジアウトドアに便利グッズの詰め合わせ。普段登山してるのでなじみのアイテムばかりですが、星のやのようなラグジュアリー宿で渡されると、うわーー!これどう使っちゃおっかな~~!!となにやら探検家気分が盛り上がります。

星のや外観。敷地内の移動はかなりアップダウンあります。一番下から一番上までは階段300段!!ちょっとした登山です。3往復ほどした初日夜時点で、かなーり膝が笑ってしまいました。。。

こちらエントランス。

部屋に入って、ぎゃ~~~!!!富士山が!!富士山が見えるーーーー!!!河口湖の向こうに~~!!すばらしい~~~!絶景~~~!!と大コーフン!ちなみに部屋にテレビはありません。でもこんな絶景が広がってたら、テレビ見てる場合じゃないね、と思いました。

部屋のこまごましたあつらえもシャレてて、ますますアガりますー!こちら、アウトドア感が絶妙にミックスされたコーヒー&ティーコーナー。

このまま部屋でコーヒー入れて富士山眺めながらゴロゴロしたいところです。が! 最上部の森の中のテラスでなにやらデザートサービスが行われていると聞き、いかねばーーー!と300段を登る登る。ゼーハーいいながらたどり着きました。こちら”クラウドテラス”。

ワッフルが、、、おいしい~~~!!

こちらのテラスにはいい感じのイスがありすぎて。。。!!!

部屋でのんびりしたいけど、このアウトドアと一体化しつつくつろぎまくれるテラスもすてがたいーーー!というか一日ここに入り浸りもいい~~~!と、「そうか!これがグランピングってことね!」と急にナットク。

ふと見ると、薪割りをしているスタッフの方が。うわーー!とまたもや気分アゲ。クラウドテラスには焚き火コーナーがあり、ほぼずっと火が焚かれているんです。夜はまたその焚き火の回りにお客が集まり、お酒やお茶をのみながらまったりするという。これまた贅沢です。

テラス脇のラウンジもこれまたいい感じ。いつでも自由にコーヒーなどが飲めます。もう、このテラスですら、どこでダラダラしようか迷ってしまうという、、、!!!時間が足りませーーん! この宿は、できたら2泊しないと堪能しきれないね、とこの時点で悟りました。置かれている本も、なにかしら自然やアウトドア関連のものばかりで気になります。。。!!!

そうこうしているうちに日が暮れて。そして夜も美しい星のや富士。

夕食はクラウドテラスでのアウトドアディナーをセレクト。ダッチオーブンで作るコース料理です。テーブル脇のアウトドア用キッチンコンロ(本格的)でシェフが調理してくれます。正直3月末はデイナーの最後には冷えてきましたが、アウトドア気分でおいしくって楽しいディナー。ひとりだけど、シェフの方と会話しながら(ぜいたく!)、なのでぜーーんぜんさみしくなかったです。

途中、”シェフと一緒にクッキングタイム”があり。これも、「あ、そうですか」くらいにしか思ってなかったんですが、やってみたら思いのほか楽しい~~~!なんだかクッキング番組をやってるみたいなんです。脇からシェフが(ぜいたく!!)お皿に載った材料を渡してくれて、自分はダッチオーブンに入れて軽く炒める(だけ)という、生まれて初めての殿様いや姫様クッキング!そりゃ楽しいに決まってました、ハイ。

翌朝の朝食は、部屋にて。なんとスタッフの方が徒歩!で!運んできてくれます!!恐縮です~~~!!

巨大ボックスは保温ボックスでした。中にはこんな感じでもろもろが!

木のボックスを開けると・・・・!!!!きゃーーーーー!!!(とまじで声に出しました)

朝食全セット。はっきり言ってかなーりお腹苦しいくらい。ダッチオーブンで焼いたというパンがうますぎてペロッ。スープも優しい味!どれもこれもおいしくって、昨夜のディナーもかなりの食いだおれだったのに、翌日も朝から食いだおれ寸前。このあと樹海ツアーなのに。。。!!と思いつつ、食い意地張ってるので、もちろん完食。お天気がよければ部屋のテラスでいただきたかったのですが、なにせこの日は気温5度以下。だったので、室内にていただきました。

てな感じだった”大人ひとりっぷ®”IN星のや富士。ひとりでも全然、というか、むしろひとりだからこそ、静かに自然を感じながらの滞在ができるなあ~と実感。本当にリラックスして楽しみつくすなら2泊はしないとな、と次回への野望を燃やしつつ、宿をあとに。

そして余談。今、富士山って外国人観光客にむちゃ人気なのを知ってましたか?? なわけで、富士急行河口湖駅&その周辺には外国人だらけ! もんのすごいインターナショナルタウンと化してました。駅前のほうとう屋さんに入ろうとして行ってみたら長蛇の列であきらめたのですが、見たところ、お客も並んでる人も確実に半分以上(もしかして8割くらい)外国人客。最後尾の女性2人組に「どれくらい待ってますか?(日本語)」と聞いてみたら、首振り&手ぶりで返され、あれ??と思ったら香港の方だったという。。。帰りの高速バス内にいたっては、日本人客はワタシだけ。なにもかもビックリ!です。いやー、ほんと旅って勉強になります。

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ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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