香港のエアビーに初滞在! 毎月行ってる弾丸1泊3日香港パトロール、今月は、上海蟹にフォーカス!

ひとりっPの海外ひとりっぷ回数400回のうち150回以上を占める香港。ここ3年ほどはとうとう毎月出かけるようになってしまいました←ばか。
毎月行けるようになった大きな理由は、羽田発着の往復とも深夜便が飛ぶようになったからです。金曜深夜(なので多少の残業も問題ありません)に羽田を出て、月曜早朝6時ごろに羽田に帰着(というわけで余裕で出社できます)という週末土日オンリーのスケジュールで出かけるので、先々の予定も立てやすいし、価格も控えめなんですよ〜。現時点(2018年11月)で、全日空と香港エクスプレスが飛ばしています。ちなみに全日空は冬期はデイリーフライトになったりもしますが、それ以外の時期は週末のみの運航。まさにひとりっPのためにあるような!!(←違う)
というわけで、『月刊香港パトロール』と勝手に(←あたりまえ)自称して出かけているのですが、毎年9〜11月の主な目的は、そう、「上海蟹」なんです〜〜! さすがに、香港でも上海蟹は安くはありません。でも、日本で食べたらとんでもないお値段になるか、もしくは日本ではなかなかお目にかかれないレベルの蟹が食べられるのは、香港ならでは! 

そして20年以上の香港歴の中で、上海蟹を蒸すのがじつはとっても簡単!と知り、ここ数年は、蟹シーズンの香港パトロール時はキッチン付きのホテルに滞在、自力で蟹を蒸して食べる!というのも恒例になっています。

が。

うっかり今年もやっちまいました。じつは10月の香港は、ホテルが非常に混み合っているんです。観光シーズンなのと各種国際見本市などが重なるためらしく、かなり早くから予約しないと、とんでもなく値段が高騰して大変なことになるんですよ〜〜←ってのを忘れてぼけっとしていたら、気づいたときには、定宿にしているいくつかのホテルたちは軒並み普段の2〜3倍の価格に!! ひ〜〜ええ〜〜〜〜!!

「どうしよう〜〜〜、、、」と困ってしまったのですが(だから月刊パトロールに行かない、という選択肢は、ない)、ここで気づいたんです。「キッチン付きってことは、エアビー(Airbnb)でいいんじゃん!?」と。ほかの国ではたまに利用していますが、じつは香港では一度も使ったことがない「エアビーアンドビー」。なぜかというと、パトロール時はいつも香港早朝着深夜出発便利用のひとりっP、チェックイン時間がだいたい15〜16時、チェックアウト時間が10時、ということがほとんどのエアビーだと「荷物をどうする問題」が発生するから。ホテルならフロントに預かってもらえるので無問題なんですが、エアビーはそうはいかない。いや、解決方法(後述します)はあるんです。が、ちょっと面倒くさい。なので普段はひとりっP的選択肢には入ってこないエアビーですが、背に腹は替えられません。検索したところ、軒並み高騰しているホテルよりは全然手頃な値段で泊まれる物件発見! 場所も上環だし悪くない! というわけで滞在決定。

さて、金曜深夜0時50分羽田発の全日空便に乗り、香港着はなんと朝4時30分。入国審査もあっという間にクリア。荷物もピックアップ終了。もちろん夜は明けてません。外は真っ暗です。香港国際空港からの公共交通機関ですが、バスは24時間運行しています(※ただし深夜早朝は迂回ルートを通るため、市内中心部まではものすごーーく時間がかかるのでおすすめしません。一度利用したときは香港島セントラルまで、日中なら40分程度なのに90分かかりました。白目)。電車は当然まだ始発前。そもそも夜明け前の街中へ出て行ってもどうしようもありません。で、ひとりっPがどうしているかというと。

元気があるときは出発階にある24時間営業のスタバへ行き、コーヒーを飲みながらスマホ見たりあれこれやっていますが、どうにも眠いときは、仮眠です。ひとりっP的仮眠スポットは、ターンテーブル脇の待合イス。税関通過後の非制限エリアも待合イスはあるのですが、到着ホールも出発ホールも、同じように空港で夜明かしする客(おそらく大半は早朝便での出発客)で満席のことが多く、しかもわさわさしていて落ち着きません。その点、制限エリア内のイスはご覧のように、がらっがら! 預け荷物を引き取ったあと、ここで仮眠(と言いつつかなり爆睡)です。数人ですが、同じように仮眠しているお客はいます。空港職員から注意されたりすることはまったくないですね。

最近編み出した、というか、ほかの仮眠客がやっているのを見て、なるほど!とマネしはじめたんですが、キャスターバッグを寝かせて足乗せにすると、盗難防止かつカラダも楽でいいんですよ〜〜。ちなみに香港国際空港、朝6時までは照明をやや落としていて薄暗いです。6時になると完全点灯で明るくなります。

 

気づいたら8時まで爆睡してしまいました←寝すぎ。起きて税関を通過して、到着ホールへ出る手前で必ず立ち寄るのが、こちら。香港旅遊発展局(香港政府観光局)のブースです。無人ですが、各種パンフレット、リーフレットが置かれていて、そのときどきの香港のトピックに関する情報収集先として、ものすごーく頼りになるんですよ〜。

 

 

香港政府観光局ブースでの今回の戦利(?)品の数々がこちら。シャムスイポーやディスカバリーベイのリーフレット、クリアファイル付きパンフレットもなかなか有益な情報満載だったのですが、なんといっても秀逸なのは、真ん中の『BEST IN HONGKONG』。タイトルどおり、「香港の最高」が、初心者OKネタからツウもうなる系情報まで、かなりのボリュームで網羅されています。これはもはや立派なガイドブック!! 香港政府観光局、太っ腹すぎる!! これらのパンフレット類を抱えて、空港出発階に上がって、24時間営業のスタバで夜明けを待ちながら資料に目をとおすのも、ひとりっP的よくやるパターンです。

そして、このスタバコーナー、じつは窓の外に、香港空港を離陸、もしくは着陸する機体が結構間近に見られるんです(稀に、逆サイドの滑走路使用でどちらもないこともありますが)。

 

中でもボーイング747は機体が大きいため滑走が長いと思われ、かなり低め位置から飛び立ってくるので、こんな感じで見応え満点!!

中型機だとこんな感じ。全然違うんですよ〜〜!というわけで、アプリ『Flightradar24(有料版)を駆使して延々飛行機ウォッチングにいそしむこともしばしばのひとりっP(←コドモか!)。このアプリ、どこのエアラインのどこ行きがなんの機材で何時に離陸(着陸)するのかが検索できてむちゃくちゃ楽しいんです。このアプリを見ながらの飛行機ウォッチング、2〜3時間くらいはアッと言う間です。

てなことをまたもや延々やってしまい、気づけば「やばい!10時だよ!」。あわてて空港エクスプレスに乗って香港駅へ。
今回、滞在がエアビーで、チェックイン時間は15時。ダメ元で、早めに入室できないか問い合わせたのですが、15時以前は不可と返信が来たので、荷物をどうするか問題が発生。でもじつは全然大丈夫なんですよ〜香港の場合。

空港エクスプレスの香港駅と九龍駅には、有料の荷物預かり所があるんです。なので今回はいったんここへ荷物を預けます。料金は荷物の大きさと預ける時間数によって変わります。この預かり所、営業は午前1時まで。それまでに引き取ればOKです。

このあと、まずは銅鑼湾へ。今年7月に香港旗艦店がオープンした『ヴィクトリアズ・シークレット』をチェック。近頃の月刊パトロール時には必ず出かけています。大好きなヴィクシーが毎月チェックできるなんて夢のよう〜〜〜!!

のち、ランチは、日本からあらかじめ予約しておいた、湾仔の『留園雅叙』へ。もちろん、『今日も世界のどこかでひとりっぷ(ひとりっぷ1)』でもご紹介した、蟹みそ麺を食べるため!!

汁なし麺(といいつつ、麺の下に少しタレがあります)に蟹みそをかけて、黒酢を垂らしていただくのですが、んも〜〜〜絶品!! 通年で食べたいのですが、蟹みそメニューは上海蟹のシーズンのみの限定メニューなんです。今回はさらに、蟹みそ豆苗炒め(これも黒酢をかけて食べるとさらに絶品!)、馬蘭頭(上海地方でポピュラーな青菜。超絶美味!)までオーダーしてしまい、まさに食いだおれ寸前。このために朝ごはんは抜きにしたのですが、流石に馬蘭頭は全部は食べきれず、持ち帰りにしてもらい、夜エアビーで食べました。ちなみに、昼なのに、これでしめて約12000円!高いです。でも価値あり!! 後悔ナシです!

■留園雅叙 


 

ランチ終了後、時間も14時半すぎでいい感じ。エアビーにチェックインすべく、香港駅へ戻り、荷物を引き取り(てのがやはりちょっと面倒でした)、そのまま香港駅から、空港エクスプレス利用客用の無料シャトルバスに乗り、エアビー近くのバス停にて下車。たどり着いてみたらば、上環の裏通りにある、かなーり年季の入っているビルです。おそらく50年は経っているのでは? エアビーのサイトにアップされている写真によれば、中はきれいに改装してあるらしかったので、古いビルなのは気にならなかった。のですが、な、なんと!! 

香港の古いアパートではたまにあるんですが、この物件、エレベーターがなかった!!んです!! ぎゃーーー!  部屋は最上階の5階なのに! しかも香港式の階数なので、5階という名のじつは6階(※1階はGフロアになるため)! 1泊とはいえ、いつも最大の102リットルサイズのキャリーバッグでパトロールに来るひとりっP。「ちょ、、、!! これ、エアビーサイトの物件案内には書いてなかったよね!? わかってたら荷物は最小限にして小さいキャスターバッグで来たのにーーー! てか、これわかってたら選ばなかったし(怒)!!」と思わず声に出して文句を垂れました。絶望&白目。が、嘆いても仕方なし。根性入れて、階段を上がりましたよ! 「1泊だからいいけど、2泊以上はない!」と悪態つきつつ、ゼー、ハー、、、 各階の玄関周り(1フロアに2世帯ずつでした)にそれぞれのお宅の個性が出ていて、なかなか面白い、んですが、とにかく6階に上がるのは大変!! なんとかたどり着き、ホストからの事前の指示通りの方法で鍵を入手、部屋に入ってみたらば。

 

エアビーはインテリアをかなり重視してチョイスするようにしているんですが(詳しくは『今日も世界のどこかでひとりっぷ』P50をご覧ください)、そこんとこにこだわって選んだだけに、内装はオッケーでした。よかった〜〜。これでインテリアもダメだったらマジで泣きました。
 

事前にホストにキッチンがフル装備なのを確認してはいましたが、蟹を蒸すことができるかどうかをチェック。鍋、皿などもちゃんとありました。ヨシ。
 

が。
エアビー物件は、部屋の使い方を書いた簡単な説明書が置かれていることが多いのですが、この部屋、どこを探してもそれがない。

なので困ったことがいくつか。まず、ゴミ箱がどれなのかわからない。もしかしてこれ??と思われる大きなフタ付きバケツはあったんですが、開けてみたら、中にビニール袋がセットされてない。蟹とか蟹とか蟹とかの生ゴミはどーするの!?? ここに捨てていいの??? というのが皆目わからず。いや、アプリを通じてホストに問い合わせればいいんですが、英語なので面倒で。1泊だしいいや、とゴミ箱問題は放置。結局、蟹関連の生ゴミは、蟹を買ったときに店で入れてくれたレジ袋に入れ、さらにたまたま持ってた紙袋にその他のゴミと一緒に入れて、チェックアウトのときに部屋の入り口片隅に置いてきました。

もうひとつ。夜、シャワーを浴びる際、なかなかお湯があったかくならないなあ、と思いながら浴び始めたんですが、「いや、ちょっと待て! これ、ぬるま湯じゃなくて水じゃない!? 壊れてる!? 最悪ーー!」と最初は思ったんです。が、「いやいや? ちょっと待って! もしかして、、、!?」。かなーり大昔に香港のお宅に泊まったときに経験があったんですが、シャワーのお湯がスイッチ式の場合があるんですよ。案の定、キッチン脇の壁にいくつかスイッチがあり、部屋の灯りのスイッチではないものがひとつ。それをオンにしたらば、、、でたーーーっ!!! 熱すぎる熱湯が!!! 気づいてよかったーーー! これ、気づかない人もいると思うんだけど! とホストの気遣いのなさにちょっと不満が募るひとりっP

しかも、この物件、テレビがなかったんですよ。ええーーーー!?? と気づいてびっくり。あってあたりまえなものなのだから、ないならないと明記すべきでは!?? というのがひとりっP的意見です。じつは日本ではあまりテレビ派ではないのですが、海外では現地のテレビ番組からいろいろなことが見えてきて面白いし勉強になるんですよねー。なのでホテルの部屋ではテレビは付けっ放しです。

と、いろいろ不満はあったものの、結論からいうと、このエアビー、泊まってよかったです。部屋のソファに座って、「おおおーーーー!」と思ったのは。


香港では、キッチン付きのサービスアパートメントホテルには何度も泊まっています。が、エアビーとサービスアパートメントで決定的に違うこと。それは、「街の音」。ホテルではほぼ窓は開かないし、防音仕様になっていることがほとんどですが、一般の住宅、しかも年季入ってる物件だけに、窓は薄いガラス一枚。開けていればもちろん、閉めていても、上環の街の喧騒がリアルに聞こえてきます。これが高層マンションだとまた違うと思うのですが、絶妙な5階(6階)。あ〜〜、なんか香港に住んでる感じ〜〜〜!ちょっと『恋する惑星』的な〜〜?と、がぜんわくわくしてきてアガるアガる!!

 

 

窓から外を見下ろすのもむちゃくちゃ楽しい。見ていて全然飽きません。これは、サービスアパートメントではできない、エアビーならではの体験だなあと。ただ、音に敏感なかたにはNGですね。ひとりっPはまったく気にならないタチなので平気でしたが、外は裏通りとはいえ繁華街といえば繁華街なので、夜中の2〜3時ごろまでかなり騒がしかったです。それもまたこのエアビーステイの醍醐味!と私はニマニマしてしまいましたが。1泊なのがホント残念でした。

最上階の部屋だけに、建物の屋上にも出入りがしやすく、まさに高みの見物! これもなかなかできない体験なので面白かったです。朝はこの屋上で、街を見下ろしながら、前日に買い込んでおいたヨーグルト(香港では、日本では入手困難なフランスやイタリア、イギリスのヨーグルトが売られていて、美味しいんですよ〜〜!!)を食べてみたり。

 

屋上から隣のビルとの谷間を見下ろしてみたり。じつは、ホストに荷物を置きたいから早めにチェックインさせてもらえないかとメールした際に、「荷物だけなら屋上テラスに置いておけるわよ」という返事がきてたんです。そのときは「え??屋上?? そんなん安心できないじゃん!」と思って、結局駅の預かり所に預けたんですが、実際に屋上に来てみて納得。どう考えても、最上階の住人、つまり、このエアビーのホストか泊まり客しか来ない(向かいの部屋は空き部屋だったので)感じなんです。ただ、7階分を荷物のために上り下りするのはちょっとしんどいので、やはりあり得なかった、というのが結論ですが。

エアビーへのチェックインが終わり、続いて蟹屋へGO! 「上海蟹を買うなら、シーズンだけ売る店(このパターンの店、香港には結構あります)ではなく、年中蟹を売っている専門店で。蟹の品質が信用できるから」と香港人に言われて以来、そうしています。が。じつは『ひとりっぷ1』でご紹介した、ひとりっP行きつけの蟹屋さんは、なんと閉店(もしくは移転?)してしまいました。で、昨年蟹を買いに出かけてお店がなくなってることを知って、「ど、どうしよう〜〜〜!!」となったひとりっP、そのままうろうろ歩いていたら、なんと行きつけだった店の少し先に別の蟹屋さんがあることに気づき。以前からあったのかどうかはわからないのですが、蟹専門店なので、昨年から行きつけにしています。そのお店がこちらの『忠記』。銅鑼湾にあります。

上海蟹は9〜11月がシーズンなのですが、9〜10月はメス、寒くなる11月はオスがおいしいとされています。自力で蒸して食べるぶん、レストランのだいたい半額くらいで食べられるので、毎回サイズ違いで2ハイ買います。この時は10月だったので、メスを2ハイ。サイズだけ選んで、どの蟹にするかは目利きのお店の人にお任せしています。このサイズですが、お手頃価格の小さいものではなく、レストランで食べるととんでも高くなる、ちょっとだけ大きめサイズの蟹を選ぶのがひとりっP式。かなり大きなものはさすがに高いので、1パイ200香港ドル前後のものをチョイスすることが多いです。


お店のおねえさんに「あなた、去年も来たわよね?」と言われ、ここで上海蟹を買う日本人客、私だけなのかもなー。まあ、そりゃそうか、と思ってみたり。

蟹を食べるためのハサミセットも忘れずに購入。10香港ドル程度(約150円)と安いので、もし同じように上海蟹の自力蒸しをお考えのかたは、必ず買ってくださいね〜〜! 蟹の食べやすさがまったく違います!

 

上海蟹と相性抜群の黒酢(普通のものより甘いです)とショウガ(みじん切りにして黒酢と一緒に蟹を食べる用&蟹は体を冷やすので、食後は生姜湯を飲むのですが、その生姜湯用も兼ねてます)、写真にはないですが、蒸す際の臭み消し用の乾燥シソはどのお店も無料でつけてくれます。

■忠記 21, Canal Rd. W, Causeway Bay, Hong Kong

というわけで、2ハイ買った上海蟹ですが、土曜日の夜に食べようにも、昼に上海蟹メニューをむちゃ食いしすぎて、お腹が苦しく、この日の夜に食べるのは断念。翌朝に回すことにしました。
とはいえ、エアビーのチェックアウトは10時。いったい全体、何時から蟹食うんじゃ〜!?(上海蟹は食べるのに結構時間がかかります。慣れてるひとりっP平均で1パイ20分。最初の頃は40分くらいかかってました)と自分ツッコミ入れつつ、朝8時から蟹蒸しスタートです。思っているより超簡単なので、上海蟹好きなかたはぜひ〜〜〜! 

というように、上海蟹の調理方はむちゃくちゃ簡単!!なんです。おすすめしますよ〜〜! そして食べ方(剥き方)にコツがあるので、慣れるまでは何回かレストランでオーダーして、お店の人に食べ方(剥き方)を教えてもらうといいかと思います。

さて、早起きして上海蟹を2ハイ蒸して食べ、バタバタと10時にチェックアウトタクシーにて、またも香港駅の荷物預かり所へ向かいます。来るときに利用した無料シャトルは、循環ルート式。香港駅からは最初のバス停が最寄りだったので利用しましたが、逆に香港駅へ向かうときは無駄に迂回ルートを通ることになって30分くらいかかるんです。しかも20分間隔でしか来ません。タクシーなら5分程度。料金もせいぜい400〜500円です。「時は金なり」。香港では30分あったらかなりいろんなことができます。というわけで、無料シャトル利用の際は、目的地がルート上のどこにあるのかを把握した上での乗車をおすすめします。

そのあとは、路線バスに乗って宿付近に戻り(ってのもちょっと不毛だなあと思ってみたり)、上環界隈をパトロール。ここへ来て、台湾ドリンクブームが香港でもアゲインしてるなあ〜〜と最近のパトロールで感じてます。大手チェーン店以外の独立系のお店がちょいちょい路地裏に。香港でも台湾ドリンクが楽しめるのは大歓迎。こちら、ヤクルトレモン。ヤクルトにレモン&レモン果汁が入ってます。美味。台湾と同じように、シロップの量、氷の量などをカスタムできるのもナイスですねえ〜〜!

 

週末の上環の山の手エリア=POHO界隈は香港人にも大人気で、なかなかの人出! 真剣な上環パトロールは3か月ぶりですが、また新しいカフェやレストランがオープンしていて、月イチの土日だけじゃパトロールしきれません〜〜〜!!

 

こちらは湾仔にて。茶餐廳の新潮流というか、おしゃ&レトロ調な茶餐廳が香港のあちこちに増えていて、しかもどこも人気なんですよねえ。どの店も香港式メロンパンなどの香港スタイルのパン各種を売にしているのも共通。昔ながらの老舗のリニューアルやリブランドだったり、まったくの新興系だったり、いろいろですね。ちなみに、見かけるたびにトライしているんですが、パンのおいしさは正直まちまちです。

最後はパシフィックプレイスとifcなどモールをザッとパトロールして、21時過ぎに香港駅でインタウンチェックインして電車にて空港へ。

そして、香港を出国するときに、またも事件(!?)は起きました!

香港の出入国ではフリークエントビジターレーン(自動ゲート)を使っているひとりっPですが、これ、左右どちらかの人差し指の指紋認証なんですね。で、今回、右の人差し指でなぜか認証が下りず。係官がやって来て、左手の人差し指にしろというのでチェンジ。が、やはり認証不可、と。で、ハッと気づいたひとりっP。じつは昼からずっと指先が痛いなあ〜??と思っていて、でもあまり気にしていなかったんですね。が、夜になって、あ!と。蟹を食べるときに蟹の甲羅で指先を切ってることに気づいたんです。しかも左右両方の人差し指の先! おそらくそのせいで指紋認証ができないのかも、、、!!! ひえええ〜〜〜〜!上海蟹恐るべし(!?)。結局係官がひとりっPのパスポートとひとりっPを照合して、通過させてくれたんですが、危ない危ない。みなさんも、上海蟹を食べる際はお気をつけください。



帰国便は香港を深夜0時40分に出る全日空便です。香港空港で残念なのは、意外に23時以降は大半の店が閉まってしまうこと。LCC含め、深夜フライトがこれだけ増えたのだから、なんとかしていただきたいものです。おかげで出国後の唯一のスターバックス(24時間営業)は、深夜はいつも長蛇の列! 並ぶのが大嫌いなひとりっP、買おうという気にまったくなれません(涙)。じつは今年の夏ごろ、出国後のショッピングエリアにトリップアドバイザーのストア(こんな店があるんですね! 初めて見ました!)ができたのですが、出国したときにはいつも閉まっていて、2018年11月末現在、いまだにチェックできていません(涙)。

 

羽田空港には早朝6時すぎに到着。

ちなみに羽田空港の入国審査は今回は顔認証レーンを使ったため、指紋損傷(!?)でも問題はありませんでした。果たして日本の指紋認証マシンはひとりっPの人差し指をどう判断するのかが気になりましたが。

そんなわけで、週末土日のみの1泊3日(1泊4日ともいう)香港パトロールですが、ほぼフルフル2日間香港に滞在可能なので、かなり充実感あります。会社を休まずサクッと行けると思えば、香港にも気軽に出かけられますよ〜〜! おすすめします!! (そして上海蟹での指紋損傷にはお気をつけください)

 

【香港エアビー旅にあると便利アイテムはこれ!】

エアビー滞在ということで、絶対ないはず、と思って行って見たら、やはりなかったのが、スリッパです。部屋では靴を脱いでくつろぐ派なので、スリッパは必携。アジアのホテルでは部屋の備品として用意されていることが多いですが、ヨーロッパや中南米ではまずありません。というわけで、旅支度の中には必ず使い捨てスリッパ(ホテルに泊まったときに使わなかったものを持ち帰ってきてます)を入れているひとりっPですが、今回は意識して持参しました。ホテルと違ってエアビーにつき、ホストが普段土足なのかスリッパ派なのか裸足なのかは不明。なので、この床、裸足で歩くのはどうよ!?と、1泊とはいえ持参してほんとよかった!!とココロの底から思いました。

 

ひとりっPプロフィール画像
ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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