1年半くらい前のとある深夜に、アプリ『Flightradar24』で羽田空港を離発着する便をチェックしていたひとりっP。「あれ!? こんな夜中に出て行くニュージーランド航空のオークランド行きがある!」→ 以来、ニュージーランドへの弾丸無茶旅を密かに狙っていました。南半球だから、行くなら日本が寒くなってからがいいよねー(ひとりっPは寒いのが大嫌い)、とよくよく調べたら、往復ともデイリーフライトではなく、週3日のみ運航と判明。カレンダーと照らし合わせたら、「おっ! 11月の3連休がぴったり往復便の運航日に合う〜〜!!」。木曜夜22時05分に羽田発→金曜12時40分オークランド着。帰国便はオークランドを日曜23時発→月曜05時55分羽田着、というスケジュール。これならほぼほぼ3日間ニュージーランドに滞在できるじゃん! というわけで、“会社を休まず金土日の3連休利用で弾丸ニュージーランド”の決行決定。ニュージーランド航空のサイトでチケットを購入したのがまだ9月初めだったので値段も高くはなく、「フフフ、、、首尾はバッチリだわね!」と思っていたひとりっPでした。
が!!!
出発1週間前に「そういや何時出発だったっけ?」と急に思い立ち、スケジュール確認をしようと、ニュージーランド航空からメールで届いていたEチケットを見始めたひとりっP。
「あれ??思ってたより出発が早いな。ん? え? てか成田発!? げげっ! 間違えて成田発の便を予約した!??」と慌てる自分。「えっ!? てか帰国時間が月曜夜!? え? 絶対ありえない!! そんな予約絶対してない!!」と、Gmailの受信ボックスにニュージーランド航空からの未開封メールがあることに気づき、なんだこれ??と開封してびっくり!
「ニュージーランド航空フ
昨今話題のB787型機のエンジン点検のため、スケジュールが変更になったというお知らせでした。問題は!! ちょっとした時間変更というのならまだしも!!
①羽田から成田へという空港の変更が発生→弾丸旅は基本的に羽田発着だからこそ! 遠い成田は困る!!
②行きの出発時間は22時05分から21時35分への変更なのでまだいいとして(でも成田発なので実質は2時間近い前倒しですが)、帰国便が日曜23時現地発→月曜05時55分羽田着から月曜13時10分現地発→月曜20時05分成田着に変更=月曜に会社を休まなくてはいけない → 話が違う!!
と、かなり重大な変更!!
今気づいたからいいようなものの、もし当日ノコノコ羽田空港に行ってしまってからの発覚とかだったら、、、ひいい〜〜!! 考えただけで恐ろしい〜〜〜!!
なのにメール!??メールだけで連絡!??(※ちなみにメールは9月末に来ていました)
ひとりっP、旅行手配関連のメールはGmailアドレス宛てにしているのですが、メインのアドレスではないし有象無象メールも大量に来るしで、必要なメールが来るとわかっているときしかチェックしないんです。というわけで、思わず、
「さら〜〜っとメールだけで連絡してきてんじゃねーよっ!!(チコちゃんモードひとりっP)」。
こんな大幅変更、電話連絡もしてくるべきじゃないですかね!?と憤ることしばし。
「だめだ! 成田は遠いわ、3連休だけで行けるはずだったのにもう1日休む必要があるわ、全然あかん! そもそも弾丸無茶旅は無駄のない往復深夜便が基本!このスケジュールじゃ、最終日は会社休むわりになんにもできないじゃん!」と、いったんはニュージーランド行きをやめようと考えました(先方都合によるものなのでチケット代は当然全額払い戻ししていただきますヨ)。が、3連休なのに日本にいるなんて気はさらっさらないので、代わりの行き先を、と各方面行きチケットを検索したのですが、さすが3連休1週間前。当たり前ながらすでに満席かバカ高いかのどちらか。アジア内でもニュージーランド行きチケット代より高い(涙)。「あ、あかんかった、、、がく」。もはやニュージーランドに行くか行かないかしか選択肢はないと悟り、慌てて&泣きながら月曜を休む算段を開始。ほんと1週間前の発覚でよかったよ〜〜〜(滝涙)!!
というわけで、みなさん!! ここでひとりっP、またもや声を、いや文字を赤&太字にして言わせていただきます!!
ひとりっぷは油断大敵! 一寸先は闇! 航空会社のスケジュール変更に要注意!!
今回のようなフライトスケジュール変更の場合、ツアー参加者や航空券を旅行会社から買った人には、旅行会社から早い段階で電話連絡が行っていたかと思います。が、すべて自力手配の個人旅行者ひとりっPの場合、旅程を管理するのは自分のみ。なのでなにごとも確認を怠ってはいけない。ということをキモに銘じて今後も精進していきたいと、、、。いや〜〜、こういうこともあるのか!とほんと勉強になりましたヨ。危機一髪!!
※じつは787のエンジン点検がらみでは、早々に予約していた日本の国内線が、なんの連絡もなく(激怒!)フライトキャンセルされていた、ってことが出発前日にウェブチェックインしようとしてわかったってな経験も2018年夏にあり。当分要注意!ですね。
というわけで出発当日、18時すぎにバタバタと会社を出て成田へ向かったひとりっP。「くそ〜〜、羽田発だったら20時に会社を出てもギリなんとかなるのに〜〜! てか成田までの交通費も出して欲しいよ!(←セコい)」とぶつくさ言いながら成田空港に到着。じつはニュージーランドは2回目です。が、前回はあえてのシンガポール経由&シンガポール航空で出かけたため、ニュージーランド航空直行便を利用するのは初めて。で、成田空港に着いてさっそく、「ん〜〜?? チェックインカウンターはどこ〜〜!??」。案内板を見れど、なくないかーーー!? って、あった!!「ちょ、、、字が、、、字が小さーーーい!!!」。上の写真をご覧ください〜〜〜! ニュージーランド航空、字が小さい(文字数が多いため)&色も黒オンリーで地味(失礼!)なため、ぜんっぜん目立ってません!! 地色を黄色とかにしてもらえんのか!?(←無理!)と成田空港にまでクレームモード(←バカ)。
などなど、搭乗ゲートに来るまではブツクサ気味だったひとりっPですが、搭乗ゲートでニュージーランド航空機を目にして、「うおお〜〜〜! ファーン(シダ)柄の機体〜〜!!カッコいい〜〜!」とイッキに気分アゲ!← 単純。さらには。
ニュージーランド航空、むちゃくちゃ“気”がいい感じの機内なんですよ! 搭乗した途端、「え? なにこれ! 感じよくない!?」と、びっくり&さらに気分アゲ。どこがどうとは言えないんですが、とにかくクリーンで雰囲気がすごくいい。乗り込んだ途端、”キラ旅(キラッキラの旅)”がスタートする感じ。ひとりっP、ついさっきまでブツクサモードだったのが、アッという間にヤッホーモードにチェンジですよ。
今ではいろいろなエアラインが取り入れている“おもしろ機内安全ビデオ”ですが、その元祖とも言えるのがニュージーランド航空なんですよね。最新の機内安全ビデオは、さらに一歩先行く“ラップ&ダンスバージョン”になっていました。これが、ほんと面白い! もはやミュージックビデオ! ところどころ笑わされる部分も。思わず何度も見てしまいました(機内ビデオプログラムにもラインナップされているんですよ〜! さすが!)。シートテレビでは、なんとトリップアドバイザーも見られます!! ひとりっP、帰路では思わず次の旅先だったロンドンをあれこれ検索してしまいました。
素晴らしい!と思ったのが、こちら! なんと飲み物とスナックをシートテレビでオーダーできるんです(もちろんエコノミークラスですよ〜)。飲食サービス中以外のときに乗務員を呼び出してドリンクをオーダーするのって気が引けませんか? これなら気兼ねなくオーダーできるし、乗務員にとっても、一度席へ行ってオーダーを聞いてからまた持って行くという2度手間がなくなるという。乗客乗務員両方にとってナイスなシステム!
トマトジュースの場合、こんな細かな指定もできます。栄養解説付き!
嘔吐袋もおしゃれ!! なんか細かい部分もいちいちおしゃれで、まさに“神は細部に宿る”!
余談ですが、ニュージーランド航空では機長が機内アナウンスする際必ず「Ladies and Gentlemen, Boys and Girls, 」って言うんですよ。“ Boys and Girls” が付くのがすごくいいなあ〜と、アナウンスの度にほっこりしてしまいました。
ひとりっP、機内食には事前にジャインミール(ジャイナ教徒対応食。卵乳製品抜きのベジタリアン食でだいたいカレー系が出てきて、だいたいハズレなくおいしい)をオーダーしていたのですが、最初に出てきた夕食は、オクラのカレーと豆のカレー。お米はジャスミンライス。おいしかった! ただしデザートのフルーツコンポートゼリーはかなりの甘さでギブアップ。パンもややイマイチでしたが、総合的には大満足! しかし、機内食のトレーとかカトラリーとか、ちょっとしたものがなんかシャレとるなあ、とここでまた気分アゲ。ちなみにフライト変更とともにスペシャルミールの予約はキャンセルされていました←ってことに事前に気づいて再度予約。気づいてよかったよ!!
成田空港を21時35分に出て約10時間半の爆睡深夜フライトののち、翌日11時30分にオークランド空港到着。11月下旬のニュージーランドは初夏。快晴です〜〜! ニュージーランドは日本との時差がサマータイムシーズンは+4時間(※普段は+3時間)というのもポイント。飛行時間は長いけれど地球を縦に下りていく感じだから、ハワイほどの時差がない。弾丸旅向きデスティネーションですね〜。
そして、感じのいいニュージーランド航空に続いて驚いたのが、ニュージーランドの入国審査!! なんと審査官から最後に笑顔でにっこり「Thank You」って言われたんですよ〜! びっくり! そんなん言われたの、初めてかも!! 大概の国では入国審査官はニコリどころか、どちらかといえば無表情無愛想で、Thank You とかありえません。 えーと、入国審査に協力ありがとう?? ニュージーランドに来てくれてありがとう?? どっちかわからないけど、とにかくこんなに感じのいい入国審査は初めて〜〜!! なんなんだニュージーランド!! 感じよすぎるぞう〜〜! 迷ったけど来てよかった〜〜!! と初っ端から気分アガりまくり。そのままアゲアゲ状態でオークランドタウンへ向かいます。
今回の弾丸旅は、当初は現地2泊(実質3日間)の旅程だったので、以前来たときは1日しかいられず不完全燃焼だった“オークランドを集中パトロールする”←を主目的にしていました。が、日程が現地3泊になったことで、欲張りひとりっPは考えたわけです。「3泊あるってことは、オークランド以外の街へ出かけて1泊してもいいんじゃないの!?」と。幸いホテルはまだ予約してないし、というわけで、出発1週間前時点からあれこれリサーチ開始。どこへ行くか散々迷った末に、出発前日時点で突如浮上したのが、列車旅!
ニュージーランドには、オークランドと首都ウエリントンをつなぐ観光列車『Northern Explorer(ノーザン・エクスプローラー)』(名前からして素敵すぎる〜〜! ロマン〜〜!)というのがあり、2都市間を約11時間かけて走ります(ちなみにこの2都市間、飛行機移動なら約1時間です)。運行は、2018年11月時点では、オークランド発が月・木・土曜、ウエリントン発が水・金・日曜のそれぞれ週3日。ひとつの車輌が折り返し運転していると思われます。「日程的には行ける! でも、もう満席だよねえ」とダメもとで調べてみたら、意外にもまだ空席ありとわかり、この列車に乗る『“ニュージーランドの車窓から”旅』に今回の弾丸無茶旅のテーマを変更することに最終決定したのは、じつは成田空港にてでした。
ギリギリなのが不幸中の幸い、到着翌日はほぼ雨と判明していたため、「到着翌日土曜にオークランド→ウエリントンを飛行機移動しウエリントン泊。天気が回復傾向の日曜に列車でオークランドに戻る」という日程で行くと決めたのはオークランド到着後。
まずはノーザン・エクスプローラーのチケットを公式サイトにて予約。割引チケットもあるようでしたが、直前につき当然売り切れ。ノーマル運賃での購入でした。「予約後メールで送付する確認書をプリントアウトして、当日駅で提示のこと」と書かれていましたが、ホテルに頼んでプリントアウトしてもらうのも面倒なので、このメール&パスポートを見せればなんとかなるでしょ、とスルー。ひとつだけ残念なのは、この列車、座席指定ができないんです。どんなにサイト内を探しても座席指定ページが見つからない。散々サイト内をチェックしてようやく、シートは自動で振り分ける、と書かれているのを発見。“通路側席は左右の窓の景色がよく見えます”とありましたが、「えーー!窓際以外ありえないし」。当日駅の窓口に早めに行って交渉するしかないな!と決意。
■Northern Explorer https://www.greatjourneysofnz.co.nz/northern-explorer/
続いて、オークランド→ウエリントンの国内線フライトを予約。こちら、LCCのジェットスターとニュージーランド航空がかなり頻繁に飛んでいます。この日の日中にスカイスキャナーで検索したときは当然ジェットスターの方が安かったのですが、夜に検索したときには両方のエアラインとも売り切れ便多数で乗れる便が激減! かろうじて残っていたちょうどいい時間帯のフライトは、ジェットスター(値上がりしてました)もニュージーランド航空(値下がりしてました)も値段が大差なくなっていたので、ニュージーランド航空便をチョイス。ほんと、航空券て水モノです。その時々で残席も値段も激しく変動! ちなみに最終的に日本のニュージーランド航空のサイトで買おうとしたら、“出発から1日以内の便はオンラインでは買えません”という表示が出て一瞬焦りました。が、「待て待て。この時代にそんなはずはないでしょう」と冷静になって、本国ニュージーランドの公式サイトへ行ってみたら、問題なく買えました。フー。※ひとりっPはエアチケットは基本的にはエアラインの公式サイトから買う派です。座席指定や特別食などの細かなオーダーまで確実にできるのは公式サイトがいちばんなので。
最後にウエリントンの宿をブッキングドットコムで予約。
すべての手配が完了したのはオークランド到着日=金曜の夜中過ぎでした。というように、今やひとりっぷはマジでオンデマンドの時代です。ギリギリ手配で失敗することもたまにありますが、今回も事前に何も手配していなかったおかげで最終的にはノーザン・エクスプローラーに乗る列車旅という選択肢が取れたわけで、まあ大体はなんとかなるんですよね。「ほんとうにありがとうインターネット時代〜〜!!」←とココロの底から思っているひとりっPです。
※ニュージーランド航空は、国際線チケット購入時に同時に国内線を手配すると割引が適用されるようだったのですが、その時点ではオークランドステイのみのつもりだったので考えず。まあ仕方ないですね。
翌土曜日は案の定、雨。しかも午前中はかなりの風&雨で傘が役に立たないくらい。ほんと今日を列車に乗る日にしなくてよかった〜〜と思いつつオークランド市内のカフェやショップをパトロールしたのち空港へ。オークランド空港、国内線と国際線ターミナルはひとつの建物内の左右に隣接しています。
そして、昨日の到着時にはあまりよくわからなかったけれど、オークランド空港、やはりの“おしゃ空港”! 国内線エリアには“おしゃカフェ”が何軒もありました〜〜! こちらはチェックインカウンターそば。
こちらは搭乗ゲート脇です。
離陸後1時間弱でウエリントンへ。オークランドに比べてグッとこぢんまりしていますが、ニュージーランドの首都です。予約の際、窓側席を死守したひとりっP、フライト中ずっと外をガン見。ウエリントン空港、かなり市街地に隣接しているので、離発着する機体を間近でウォッチングできるスポットがありそうだな、、、とニラんでみたり(ひとりっPは飛行機ウォッチング好き)。
ウエリントン空港にも何やらおしゃれショップやカフェがあります。こちら到着したゲート近くにあったデザイン雑貨ショップ。でもNZメイド以外の世界中からのアイテムだったので、何も買わず。とはいえ、なかなか面白いですねえ〜〜ニュージーランド。そこここに漂うクリーンでナチュラルでデザインコンシャスな雰囲気が、北欧っぽいなあと。
そしてひとりっP、ここで大失敗。ウエリントン空港は市の中心部から約6キロに位置。こちらは空港敷地内のバス停です。空港バスは12分ごとの運行で市内まで所要20分、とガイドブックには書いてあり、その程度ならバスでいいかとバス移動を選んだのが間違いでした。12分おきに来るはずのバスが来たのは結局20分後。しかも結構ノロノロ運転&よく停車するため(このバス、要は空港を経由する単なる路線バスなんですね)、渋滞していたわけでもないのに市内中心部のホテル最寄りのバス停についたのはなんと乗車40分後! ウエリントン空港で荷物をピックアップしてからなんと1時間もかかってしまいました(地団駄!)。これが致命的。なぜならば、この日は土曜日。ウエリントンはじつはカフェの街として有名で、人気のコーヒーショップが何軒もあるんですが、それらが土曜は軒並み15〜16時台でクローズなんです! そして日曜は休み。まあそもそも翌日曜は早朝の列車に乗るのでNGだったのでそれはいいんですが、つまりウエリントンの街をパトロールできるのはこの日だけ。それを見越して13時半ウエリントン着のフライトを選んだのに、ホテルに着いたのが結局15時すぎ!! 行きたいと思っていたカフェのうち2軒はもうアウト(号泣)! なぜここで「時は金なり」法則を発動しなかったか!と自分で自分を罵りました。さっさとUber(所要15分)に乗るべきでした。というわけで、ウエリントン空港からのバス移動、近いのに意外に時間がかかるので、要注意です。※ウエリントン行きの便をもっと早い便にしなかったのは、オークランドパトロールのため。翌日曜は18時50分にオークランド帰着につき、オークランドのショップはレストラン以外はほぼクローズの時間とわかっていたので、土曜の午前中は貴重な時間だったんです(涙)。
ホテルに着くなりソッコー荷物を置き去り、ホテルの無料レンタサイクルで街へ繰り出すひとりっP。行きたいショップは遅い店でも閉店時間は18時(←早い!涙)。残り時間3時間弱で何軒回れるか?! スマホのナビを頼りにウエリントンの街を爆走です。以下、微妙に失敗もありつつの弾丸報告させていただきます〜〜!
インテリアや内装はマイ好みだった『Customs by Coffee Supreme』。本当はここで遅めのランチを、と思っていたのですが、すでに閉店30分前を切っていて、フードは注文不可と言われ、涙。フラットホワイトのみを頼み店の外席で飲んでいたら、隣の店が目に入り、なにやら素敵そうな雰囲気。急いでコーヒーを飲み終えて隣へ。
■Customs by Coffee Supreme
39 Ghuznee St, Te Aro, Wellington
こちらのショップ『Milk Crate』はまだ絶賛営業中のようで入ってみたら、洋服やアクセサリー、雑貨にカフェもあるライフスタイルショップでした。ひとりっP、ここでニュージーランド人デザイナーのリングとシャツワンピースを購入。
■Milk Crate
35 Ghuznee St, Te Aro, Wellington
続いて、有名人気カフェ『Memphis Belle Coffee House』へ。「コーヒーはおいしいけれど店の雰囲気がちょっとすごい」というような書き込みがネット上にいくつもあり、どんなよ!??と行ってみたら、普通にヴィンテージ家具を配したカフェで、言われてるような“ものすごさ”はまったくなく。まあ、見方を変えるとボロいと言うのかもしれません&確かに東京にあったらちょっと、、、かもしれませんが、ニュージーランドでは、全然“ヴィンテージ”として許容範囲です。が、閉店までまだ30分以上あったのに、なぜかテイクアウト仕様のペーパーカップで出され、がっくり。はなはだテンション下げで、早々に店をあとに。
■Memphis Belle Coffee House
38 Dixon St, Te Aro, Wellington
ウエリントン発の自然派コスメブランド『Wellington Apothecary』。お店の雰囲気はとっても好みでしたが、欲しい!と思えるアイテムがなく、なにも買わずに終了。想像していたより男性っぽいラインナップ(実際男性向けコスメも多数)でした。
■Wellington Apothecary
110 a Cuba St, Te Aro, Wellington
『Moore Wilson's』はネット上の情報では地産地消系の自然派スーパーかのようだったので出かけてみたのですが、ノリも品揃えも、どちらかというとコストコ的な店でした。がく。なので店内をザッと見て、早々に次へ。
■Moore Wilson's
Corner of Tory Street and College Street, Te Aro, Wellington
『Commomsense』はオーガニックスーパー。食料品から雑貨、コスメまで幅広い品揃えで、店舗の規模もまあまあ大きめ。ニュージーランドでは、一般のスーパーマーケットのようにマルチな品揃えのオーガニックスーパーがじつは少ないようで、大抵は限定された品揃えのこぢんまりしたお店でした。なので、あとから思えば、こちらのお店は貴重。が、やはりの閉店間際の訪問だったため、滞在わずか10分でクローズに(涙)。じっくり店内パトロールできなかったのが残念無念! とはいえ、オーガニックのマヌカハニーをゲット。
■Commonsense
260 Wakefield St, Te Aro, Wellington
夕食はGoogleマップ検索でクチコミ評価がものすごくよかったカフェ&レストラン『Olive』へ。写真はメインディッシュの“ローストカリフラワーとほうれん草のニョッキ”ですが、前菜(ブロッコリークロケット、ココナッツヨーグルト添え)、デザート(ベリーのパンナコッタ)まで含めて全部本当においしかった!! Googleマップ、ありがとう〜〜〜!!! ひとりっPは18時半まえに行ったのですぐ席につけましたが(とはいえ最後の1テーブルでした)、帰るときにはウエイティング客がいました。やはり人気!
■Olive
170 Cuba St, Te Aro, Wellington
以上、無事、計7軒の弾丸パトロール終了です。ゼーハー!
翌日曜日。オークランド行きノーザン・エクスプローラー号は朝7時55分出発。7時にホテルをチェックアウト、Uberでウエリントン駅へ。約5分で到着です。
フライトスケジュール変更のため予定外で発生した4日目最終日。帰国便は13時10分の出発、ってことは10時過ぎには空港に向かわなきゃだから全然使いものにならない、、、てなことはありません!! そう、店の閉店がやたら早いニュージーランドですが、逆に、じつは開店がむちゃ早い!んですよ。セレクトショップなのに8時オープンとか! カフェならほぼ7〜8時にはオープンしています。ということに気付いた欲張りひとりっP、もちろん早起きしてカフェ&ショップ巡りにGO!です。
なんとカフェ3軒(&ほかショップ3軒)ハシゴしました。中でもいちばん気に入ったのがこちらの『Daily Daily Coffeemakers』。在住の人のおすすめで出かけたんですが、ナチュラル&クリーン&ミニマムな店内は間口は狭めだけど奥に長〜い造り。そしてオーダーしたソイラテをひとくち飲んでびっくり!!「お、おいしい!!」。ひとりっP、流行りのサードウエーブ系コーヒーは酸味が強くて苦手です。なので必ずソイやアーモンドミルクラテでオーダーするんですが、それだけではない、他の店とは違うまろやかさがここのラテにはあるんですよ〜〜! 酸味はなくて、苦味とまろやかな甘み!! 思わず店主の男性(コーヒー男子@ニュージーランド!)に聞いたら、「ラテに合うよう、スイートなビーンズを使ってるんだ」との答えが。どうりで! ひとりっP、大カンドーー!! 今回のニュージーランド旅で7〜8軒のカフェに行きましたが、この店がピカイチ! ナンバーワン!!でした。オークランドに行ったらまた絶対行きます!!
■Daily Daily Coffeemakers
452 Karangahape Rd, Auckland
ギリギリな10時30分過ぎまでショップ巡りをしていたので、帰国時はオークランド空港まではUberぶっ飛ばし。所要約30分強でした。空港バス利用の場合は、ホテルを出てから空港到着まで最低1時間はみる必要があったので、まさに時は金なり! そしてニュージーランド航空の自動チェックイン機が、おしゃデザイン!! 近未来か!(なんとなくペンギン風、、、?)
こちら、ひとりっPが大好きな、ニュージーランドのメリノウールブランド『icebreaker』。さすが街中の繁華街には必ず店舗があるんですが、空港にもあるんですよ〜〜! ウエリントン空港にもありましたが、オークランド空港出国後エリアにも! 滞在中、想定外にショップの閉店が早くて消化不良だったぶん、最後の最後までショッピング魂サクレツ!!
※とにかくお店の閉店時間が早いです、ニュージーランド。16〜17時には続々閉店。遅い店でも18時閉店。それ以降も開いているのはレストランとスーパーマーケットくらいです。ご注意を!
そして搭乗直前に目に入ったこの機体!「おおお〜〜!! サモアエアウエイズ!!?? 初めて見た〜〜!!尾翼に椰子の木〜〜!!ラブ!!」とコーフン。じつはオークランド空港って他の南太平洋諸島へのハブ空港なんですねー。ハワイ行きをはじめ、タヒチ行き、クック諸島行き、サモア行きなどなど。ニュージーランド+α(南の島)ってのもいいねえ、とまたまた新たな旅の妄想プランを練りながら帰国の途に着いたひとりっPでした。
てな具合に、スケジュール変更で結果4日間の休みを使って出かけたニュージーランド鉄道旅ですが、ノーザン・エクスプローラー号は18時50分にオークランド着なので、通常の深夜オークランド発羽田行き便が運航していれば、曜日が合えばそのまま乗り継いで帰ることも可能。もしくは到着翌日にオークランド→ウエリントン間を列車移動、3日目にウエリントン→オークランドを飛行機移動すれば、3日間の休みで弾丸グレートジャーニー、全然できますよ〜!
【オチ】後日、自分のマイレージ口座(ニュージーランド航空ではありません。同じアライアンス内の別航空会社のもの)を見ていて「あれ?? ニュージーランド分が付いてない!」と気づき、事後登録申請をして発覚! なんとひとりっPが買った割引チケットはマイルが付かないタイプだったんです!! 「そ、そんなんあるんだ!! 片道10時間だから、付いたらそこそこのマイルだったはずーー。がっくり」。だったらちょっとくらい高くてもマイルの付くチケットにしたのに(涙)、と今後の教訓です。
【ニュージーランドひとりっぷにあると便利アイテムはこれ!】
こちら、なんだかわかりますか? 自転車用スマホホルダーです。今や世界中でポピュラーなシェアバイクシステム。宿泊先ホテルに無料レンタサイクルが用意されていることも結構あります。というわけで、“今日も世界のどこかで自転車爆走パトロール”てなパターンが昨今多く、そんなときにはスマホでナビが欠かせないんですが、手に持った状態では危険だし、かといってバッグの中に入れた状態だと頻繁に止まってスマホ画面を確認しなくてはいけない。という状態が本当に面倒なので、昨年サンフランシスコのアウトドアストア『REI』にて購入しました。いつ何時自転車に乗ることになっても大丈夫なように、旅バッグの中に常に入れています。今回も想定外にウエリントンのホテルにレンタサイクルがあり、短時間に7軒を爆走パトロールできたのはこのホルダーのおかげと言っても過言ではありません。
ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。