0泊3日で名古屋→京都→台湾!? いよいよ無茶か!弾丸3都物語!

恒例“桜ひとりっぷ”で京都へGO! のはずが、名古屋で途中下車。その理由は、、、

こんにちは。お久しぶりのひとりっPです。ちょっと前の旅のお話で恐縮ですが、4月上旬に   “弾丸無茶旅3都ものがたりっぷ(ちょっと無理矢理)”を敢行したので、そのご報告です!

じつは”桜ハンター”なひとりっP。毎年、桜の開花宣言とともに毎週末、日本列島を南から北へと移動しながら「花見旅」に出かけています。が。

今年は『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3〜弾丸無茶旅編〜』の作業に追われまくりで、毎週末出かけるのは難しく。なんとか4月第1週目の週末を桜旅に確保。桜開花予想サイトによると、ちょうど京都の満開時期にどんぴしゃで、やった〜〜〜!!と、桜ひとりっぷへGO!することにしました。

当日朝は雲ひとつない快晴! 日本晴れ〜〜!! 富士山もキレイに見えます〜〜!! 春ですねえ〜〜!!
さて、土曜の超早朝便で出発したのにはワケがありました。じつは、名古屋で途中下車をすることにしていたのです。そのワケとは…

出発の1週間前に出かけた、とあるブランドの展示会で出されたスイーツ、“バクラヴァ”が理由なんです。バクラヴァとは中近東、中央アジアなどで人気のスイーツ。トルコやドバイ、モロッコなどでバクラヴァを食べまくってきたひとりっPですが、その展示会で出されたバクラヴァをひとくち食べて、「!!!!!」。な、な、なんじゃこりゃあ〜〜!! こんなおいしいバクラヴァ食べたの初めて!! いったいどこの!?? とブランドのかたに聞いたところ、なんと、名古屋のトルコスイーツのお店から取り寄せたと言われ。こんな素晴らしいバクラヴァが日本で作られているなんて! アメージング!! 取り寄せも可とはいえ、店に行ってみないわけにはいかないでしょう!と、「行く!! ちょうど来週京都行くから、立ち寄ったる〜〜!」と決意。新幹線チケットを、東京→名古屋、名古屋→京都、で購入したのでした。

 

さて、そのトルコスイーツのお店は、調べたら名古屋市内ではなく、お隣の愛西市にあるとわかり、新幹線を名古屋で途中下車し、在来線に乗り換えて約20分。やってきたのは、永和駅です。大都会名古屋からほんの少々でこ〜んなにのんびりした光景になるなんて、と気分は「ぶらり各駅停車ひとりっぷ」。

 

永和駅から徒歩5分ほどで見えてきたこちらが、ひとりっPがはるばる目指してやってきた『BEYZADE BAKLAVA(ベイザデ・バクラヴァ)』。のんびりした住宅街に突然の“トルコ”です。バクラヴァなどのスイーツだけではなく、トルコパンもあるんですねー。

 

ドアを開けて中に入ってみたら、店内の大半はバクラヴァやパンを焼く作業場で、お店のスペースはこぢんまり。ショーケースの中にはあれこれ魅惑のラインナップ〜〜〜!  基本はテイクアウトですが、小さなソファがあるので、その場で軽く食べることもできなくはないです。店内にはパンの焼けるいい匂いが〜〜〜! お腹減る〜〜〜! そう、この店に来るというので、新幹線内では朝食をがんばって我慢、まだ食べていなかったひとりっP。目がハート状態で、前のめりにあれこれオーダーですヨ。注文していく端から、いろいろ新しく出来上がってくる〜〜〜!
そしてまた、こちらのお店のかたがすごい親切!なんです。じつは日本語も英語もほぼ通じませんでした(!!)が、お互いスマホのグーグル翻訳(日本語→トルコ語&トルコ語→日本語)でやりとり。「これは何ですか?」と聞くと、答える代わりに現物をバンバン試食させてくれるという!! ええーーー!! でもってこれがまた次々うまいんですーー!!

 

こちらがバクラヴァ。パイ生地にナッツなどのフィリングを詰め、焼きあがったあとでたっぷりのシロップを染み込ませた、めちゃ甘なお菓子で、超甘党のひとりっP、大好きに決まってるでしょ系です。なのですが! こちらのお店のバクラヴァは、しっかり甘いのにしつこくない。パイ生地も、シロップがたっぷり染み込んでいるのに、さっくりしているんですよ。ミラクル!! 通常のバクラヴァに関しては、さすがのひとりっPも普通は1度に2個くらいしか食べられないんですが、なんとこちらのものはばくばくいけてしまうという。放っておくと5個くらいいけます。ヤバし。必死で自制です。

 

と、いうわけで、はるばる来たんだし、とついつい欲張ってしまい、はっきり言って爆買いに。グーグル翻訳であれこれ質問していたせいもあり、気づけばお店に1時間以上滞在です。「いかんいかん!」と、再び在来線に乗って名古屋駅へ戻り、新幹線に乗り替えて京都へ向かいます。

【ベイザデ・バクラヴァ】
愛知県愛西市大井町弥八19 

 

ひとりっP行きつけの桜スポット@京都はこちらです〜!

名古屋から京都へは、新幹線でわずか35分。はやっ!


桜シーズン、ましてや週末の京都なんて、すごい人では!? とお思いのみなさん。大丈夫なんですよ〜。確かに、清水寺や哲学の道などの有名スポットはかなりの人出です。が。ひとりっP行きつけのお花見スポット、賀茂川沿いは全然大丈夫なんです。京都市内を流れる賀茂川は、両側の河川敷沿いにえんえん桜並木が続いていて、ほんとにえんえんなので、たとえ満開時期の週末でも大混雑ということはなく、特に京都府立植物園付近より北になると人口密度はかなり低めに。ひとりっP、10年以上前に、「上野公園や皇居周りでお花見するくらいなら、新幹線に乗ってでも賀茂川べりに行ったほうが全然すいてていい!」と悟って以来、ほぼほぼ毎年、桜ひとりっぷに来ています。レンタサイクルで京都駅から北上してくることもあれば、バスで近くまで来て、あえて少し手前で下車、散策がてら歩いていくことも。今回はバスにて向かいました(乗るべきバス番号はGoogleマップで検索)。

 

桜マニアのひとりっP的「ナイスなお花見スポット」の条件、それは、桜の枝が地面近くまで伸びていること。お酒を飲まないひとりっPにとって、お花見とは、ほんとうに桜の花を見ること、愛でること、なんです。桜の下に陣取っても、枝が遠いとちっとも楽しくないんですよねえ〜。というわけで、圧倒的に好きなお花見スポットは河川敷です。なぜなら、河川敷の桜は枝が堤から斜面に沿って下に向かって伸びていることがほとんどで、枝が地面から近いから。枝ぶりがナイスかつひとり占めできる桜の木を見つけたら、その下にピクニックシートを広げて日がな一日ごろごろ。本を読んだり、昼寝をしたり。もちろん、お花見スイーツは各種用意。登山時に愛用しているバーナーも持参して、抹茶を点ててみたり(「これがほんまの野点や〜〜!」by ひとりっP)、ソイティーを作ってみたり、エンジョイしまくり! 花見というか、ひとりっピクニック! 公園に比べて火を使ってもいい場所がほとんどなのも、河川敷のアドバンテージです。NGな場所に行く場合は、サーモスを持参します。今回は、途中のスターバックスでコーヒーを買ってサーモスに入れてもらいました。(※というわけなので、ひとりっPは夜桜には全然そそられません。夜は桜が見えない!)

 


賀茂川べりは、桜のシーズンにはいつも雪柳も満開なんですよ〜。桜と雪柳の競演〜〜!!

 

それにしても賀茂川の水がきれい! ほんと感心しかありません。京都って結構な都会なのに市内を流れる川がこんなにきれいって!!  賀茂川だけに鴨もいるし、魚もいるし〜! 流れ込んでいる小さな用水路口の水が全然泡立ってないーー!!(普通は泡立ってますから!)。さすがだ京都〜〜〜!

 

名古屋に寄っていたせいでちょっと出遅れたひとりっP。すでに12時過ぎで、“マイ桜”をキープするのにやや苦労しましたが、無事、1本のソメイヨシノの下をゲット。ごろごろタイムスタートです〜〜〜!! ごろんと寝転んで上を見上げると、満開の桜〜〜〜〜!

 

ちなみに、お花見シーズンて、じつは結構肌寒いです。しかもずっと外なので冷えます。なので毎年防寒には気をつけているひとりっP。今回も、ザ・ノース・フェイスのインナーダウンのほか、ダウンマフラー、カシミヤストール、フリースJK、フリース帽などなどを持参していました。が。今年は珍しく1日中ポカポカ陽気! なので、持参した防寒着の出番はほぼナシ。がく←こんなことは京都にお花見に来るようになって初めてでした。

 

そして、河川敷は大抵の場合斜面になっていて、その斜面を桜を撮影するためにガシガシ歩くことも多いひとりっPの場合、足元は軽トレイルシューズです。普通のスニーカーだと斜面で踏ん張れず、安定しないんですよ。

 

そして、お花見のお楽しみ=花見弁当。今回は、京都ツウの友人の推薦で、京都タカシマヤの食品フロアで販売されている『ちまきや』さんのちまき寿司にしました〜〜! 河川敷に来る前に立ち寄って購入。人気につき売り切れていることもよくあると聞き、事前に電話予約しておいたので、無事ゲット!

 

笹の葉の中にはころんとした小ぶりなお寿司が。海老、穴子、ひらめ、玉子焼きの4種類あり、ひらめ&玉子焼きに、海老か穴子のどちらかがセットになった3個組で販売されています。どれも笹の葉の香りがして美味でしたが、個人的には玉子焼きにむちゃ感動〜〜!! ただの玉子焼き寿司とあなどってはいけません。詳しくは語りませんので、ぜひ実際に食べてみてください〜〜! ひとりっP、実際のボリュームがよくわからず、今回は3セット=9個購入したのですが、「いや。5セット15個はイケた! 失敗〜〜!」。次回はリベンジだ〜〜! 京都タカシマヤではお花見団子もゲット。ちまき寿司のあとにいただきました。

【京都タカシマヤ】

https://www.takashimaya.co.jp/kyoto/

 

京都の宿が高すぎて泊まれない、、、となったひとりっPが取った作戦とは…!?

さて、夕方5時すぎに再びバスに乗り、京都駅に戻ります。


桜シーズン(に限らず、年中ではありますが)の京都の大問題、それは、ホテルが取れない! もしくは取れるとしてもバカ高い!ということ。
なので、ひとりっP、当初は日帰りのつもりでした。それはそれで気楽でいいんですよね。桜の時期のしかも週末の京都のホテルを予約しようと思ったら、正直、半年前でも厳しいです。なので、ここ何年かは日帰りで来ていて、今回もそのつもりでした。が。

出発2週間前に、ふと、「あれ? 京都泊じゃなくて、台北泊はどうなの??」と思いついてしまったんですよーーー! つまり、京都から関空へ向かい、土曜夜のフライトで関空から台北へ。そこで1泊。翌日曜に台湾を満喫して、日曜深夜の便で日本へ。月曜早朝日本着。という日程での台湾ほぼ日帰り旅とのジョイントができないかと。関空から台北行きの夜便がいくつかあるのは知っていたので、早速検索スタートです。

何便か関空を夜に出る台北行きはありました。が、問題が。高い!んです。

ここ数年、桜シーズンの日本は外国人に大人気で、特にアジア各国との間の便はかなり混み合うんです。相当早めにチケットを取らないとたとえLCCでも「ええっ!?」てな値段になってしまいます。やばそうだな〜〜と思いつつ検索してみたら、やはりの高値! さすが土曜夜の台北行き! 旅立つ日本人&花見を終えて帰国する台湾人(おそらく)とでほぼ満席! LCCなのに片道4万5000円!!「ありえない!!」と、あきらめておとなしく帰京しようかとも思ったのですが、よくよく検索結果を見てみたら、なんとエバー航空の関空→台北が片道4万円です。「LCCより安いとは! しかもLCCじゃないから荷物預け無料! 機内食無料! ちょっとだけどマイルも付く!」。とはいえ、片道4万円、、、4万円、、、台湾なのに4万円!? それってどうなの??? としばし悩みました。が、気づいたんですよ。「京都から東京に帰るための新幹線代が約1万3000円。このお金はどうしたってかかる。てことは、4万円マイナス1万3000円の2万7000円と考えていいのでは??」と。さらに、帰国の台北→成田便は全日空のマイレージを使ってのバニラエア便に空きがあるとわかり。「てことは、日本〜台北往復で2万7000円ってことじゃん!! ならアリアリ!!」と、なんとか自分で自分を説得するのに成功。

その後、名古屋への寄り道旅も加わり、最終的には「名古屋でトルコスイーツ買い出し、からの京都でお花見、からの京都の宿が取れないので台湾に泊まることにしてみた」旅に決定したわけです。日程は空港ビバークと機中泊ありの実質0泊3日。有休いらずの土日オンリーでOK。ひとりっP的にもかつてない欲張り弾丸無茶旅です。

 

京都駅から関空まではJRの関空特急はるかで約1時間半。ほぼ30分おきに便があり、かなり便利!「京都&アジア旅のカップリング、なんかいいぞう〜〜〜!」と気分アゲのひとりっP。ちなみにこの「はるか」、成田空港行きの成田エクスプレスと違って自由席があるんですね〜。へええ〜〜〜!(成田エクスプレスは全席指定)

 

関空到着後、チェックインを済ませて出国。魅惑のグルメスポット多数でアガる関空ですが、出国後にコンビニもあるんですねえ〜! もちろん24時間営業! 便利!! 羽田空港にはないのでうらやましいぞう〜〜! 羽田にも欲しいぞう〜〜〜!!

 

さて、搭乗便は22時10分発エバー航空。飛行時間の短い台湾行きでは「世界の飛窓から」状態で窓際席キープ派のひとりっP。夜景がいくらか見られるだろうし、と窓際席を予約、したはずなのに、席にたどり着いてみたらば! ご覧ください! 窓際席とは名ばかりの、非常口の脇の席(しかも“際”ですらない!)だったんですーー(涙)! 「!?? エバーのHPで予約したときはそんな表記はなかった!と思うけど、、、なんで〜〜!?? この席なら通路側のほうが全然いい〜〜」とブツクサモードで着席ですよ。がっくり。以後予約の際は注意しなくては!と肝に命じました。

 

レガシーエアなので、もちろん機内食が出ます。深夜便&食いだおれ旅のひとりっP的セオリー、フルーツ食を事前にオーダー。「あれ? このミール、台湾から積んでるね」と思ったわけは、グアバ入りだったから。さすがエバー航空、関空を出発した途端、南国台湾ムードです。ちなみに、日帰り仕様の小荷物だったので、荷物はすべて機内持ち込みにしました。

 

実録!空港ビバーク@台湾桃園国際空港第2ターミナル

エバー航空関空発台北行きは、30分遅れの22時40分に離陸、桃園国際空港到着は現地時間0時30分。関空から台北までは3時間かからないんですね〜! 東京からと比べるとやっぱり近い〜〜! 当初はホテルに泊まることも考えたのですが、検索したら、泊まってもいいかも〜なホテルは軒並み1万円超え。「ホテルに到着するのは早くても深夜2時ごろだし、チェックアウトはたぶん朝8時ごろだし、となるとホテル滞在たかだか6時間程度だし。そこに1万円は払えないね〜〜。 5000円ならともかく」という結論に達していたので、空港ビバーク体制です。入国審査通過後、まずは空港内の無料シャワールームへ。
エバー航空が発着するのは第2ターミナル。以前の記事で掲載解説したのは、日本からのLCCが発着している第1ターミナルです。というわけで、第2ターミナルのシャワールームルポを少々。第2ターミナルも第1と同じく、シャワールームがあるのは預け荷物受け取りロビー。ターンテーブル6番の脇にあります。

 

シャワールーム内は、脱衣スペースと個室が1室(第1ターミナルのシャワールーム内には個室は2つありました)。つまり中は完全貸し切りでの使用です。幸い空室だったので、すぐ使えました。備え付けられているのはシャンプー(リンスインかは不明)とボディシャンプーのみでコンディショナーはなし。ドライヤーはあります。ひとりっPはもちろん美容誌の付録だったシャンプー&コンディショナーの分包を持参です。

 

中には小さなバッグくらいしか載せられない奥行き狭めの棚があるだけ。床は少々濡れていたりするので、S字フック持参をおすすめします! ひとりっPは『ひとりっぷ3』でもご紹介している『Hero clip』を活用。ラックにバッグ2個を吊り下げ、ラクラク快適〜〜!

【余談】シャワーを浴び終わり税関を通過する際、とっくに他の乗客はいなくなっていたのと、深夜で第2ターミナルには他に到着便のない時間帯だったため、「どの便で到着したの?」と係官に不審がられてしまいました。「シャワーを浴びていました」と言ったらすぐ納得してくれましたが。

 

さて。深夜に到着してもコンビニ以外に開いている店のない第1ターミナルと違って、第2ターミナルは到着ロビーに24時間営業のカフェがあります。ありがたや〜〜。が、残念なことにひとりっPが見た限り、お客用の電源はないのでご注意を。

 

なんと桃園空港は今年2019年が開港40周年なんですねー! 親切に撮影最適スポットの標識が床にありました!

 

さて、第2ターミナルでのひとりっP的ビバークスポットは、こちら。到着ロビー正面の待合イスです。ひとつ上の階=出発階にはほとんどイスはありません。ひとつ下の階(バス発着階)にも待合イスはありますが、なんだかんだで夜中もずっとイスのすぐ目の前を人が歩くし、白タクと思われる客引きもいて、まったく落ち着けません。その点、この正面の待合イスエリアは広い上に、意外に深夜は到着便もないため人の動きもなく、かなり静かなんです。さすがに照明はついていますが、ご覧のように、同じく空港ビバーク中な旅客もちょいちょいいます。

 

このエリアのポイントは、かろうじて端っこのイスには電源があること! ご覧のようにビバーク中にスマホの充電ができます。じつは下の階にはフードコートがあり(コンビニもあります。もちろん24時間営業)、閉店後の深夜は照明もかなり暗くなっていて、ビバーク旅客も多数います。が。見た限り、電源がないんですよ。なのでひとりっP的には電源優先でこちらでビバークです。


そして、今回の0泊3日旅の荷物全貌がこちらです。『レスポートサック』エッセンシャルシリーズのめちゃ軽トート、『ザ・ノース・フェイス』のめちゃ軽2WAYボストン、機内爆睡&空港ビバークには欠かせないイーグルクリークのネックピロー。0泊にもかかわらずなぜボストンバッグまで持参しているのかというと、前述した、花見中の防寒アイテムが入っているんです。かさばってはいますが、ダウンやフリース素材のものばかりなので軽く、LCCでの機内持ち込み重量制限も楽勝でクリアできるくらい。名古屋で爆買いしたトルコスイーツももちろんそのまま台湾まで持ってきました←ちょっとばか。でも致し方なし。24時間カフェでペットボトルのお茶を買い込んだのちビバーク態勢に。寝ている間に乾かさないと、とシャワーで使った速乾タオルをイスの背に掛け、貴重品の管理はしっかりしつつ、朝まで仮眠です。

 

明るくてもうるさくても爆睡体質なひとりっP。スマホのアラームで起きたのが朝6時半。すっかり夜が明けて、空港ロビーも旅客の動きが活発になっています。タオルもすっかり乾燥。まずはビバークしていた第2ターミナルから、帰国便が出発する第1ターミナルへ、2つのターミナル間を走っているスカイトレイン(無料です)で移動です。

 

移動したわけは、帰国便のバニラエアが出発する第1ターミナルのロッカーに不要な荷物を預けるため。帰国時にターミナル間移動で時間を取られるよりも、あらかじめ移動して預けたほうが安心です。桃園空港のコインロッカーは日本語表示を選べるので、超スムースに使えます。ありがたや〜〜! 料金は3時間ごと。入れるロッカーの大きさによって値段が違います。ひとりっPはもちろんいちばん小さいロッカーへ。3時間40元(約140円)。取り出すときに精算です。

 

台北市内へはバスにて。バス乗り場は到着階の下の階にあります。同じ階にあるセブンイレブンの飲食スペースの壁には、台湾セブンイレブンのキャラクター、オープンちゃんのイラストが。台湾の観光地を巡り中のご当地オープンちゃんです。オープンちゃんファンのひとりっP、アガリます〜〜! 台湾のセブンイレブンでは、パッケージにオープンちゃん入りのオリジナルスナックやオープンちゃんグッズも売られているんですよ〜〜!

 

移動は国光バスで。終点、台北駅脇のバスターミナルに到着です。なんと桃園国際空港から35分で到着!! 以前も書きましたが、ひとりっP、桃園空港〜台北間の移動はたいていはバス利用です。電車もありますが、空港駅乗り場までの移動時間が意外にかかる、快速電車の頻度、台北駅がかなり地下にあり地上に出るまで意外に時間がかかる、などなどを合わせると、早朝ならバスとほぼ同じか、バスのほうが速いくらい、ということが両方試してみてわかり、しかも料金はバスのほうが安いので、圧倒的にバス派なんです。ただし、乗るなら台北駅までのルートに無駄のない国光バス一択です。

 

“日帰り台湾食いだおれサーキットスペシャル編”スタート!

さて、じつは今回は珍しく朝から爆食いサクレツではありません。台北駅から地下鉄で移動して、まずやってきたのは忠孝敦化駅近くのスターバックス。早朝からオープンしていて、かつ、ゆっくりできるからです。この時点で朝8時過ぎ。そこから約3時間、フードはオーダーせずドリンクのみで延々滞在していたわけは、、、

 

こちら、火鍋レストラン『圍爐』(ウェイルー)にてランチ予定だったからなんです〜〜!   ひとりっPが20年以上通うイチオシの火鍋店で、ひとりでも来ちゃうくらいLOVEなんですが、さすがにこちらのお店にくるとお腹が限界MAXにいっぱいになるので、食いだおれサーキットでのアタック軒数が減っちゃうんですよねー。今回のランチはここで火鍋予定だったので、ココロを鬼にして、朝食を我慢しました。

 

しかも、今回の火鍋はふたり鍋!! 出発直前に、ロンドンベースのファッションジャーナリスト ユウマスイ氏が、この日の夕方まで台北に滞在しているとわかり、急遽、「これは『ホットポットりっぷ』番外編やるしかないでしょー!」となったわけです。(※よろしければSPUR.JPでの好評超不定期コラボ連載企画“『ホットポットりっぷ』withひとりっぷ ”をご参照ください)
さて、『ひとりっぷ』読者のみなさんにはおなじみ(!?)の『圍爐』のシグニチャー鍋「酸菜白肉鍋」。発酵させた酸っぱい白菜(酸菜)が大量に入った鍋で、豚肉(白肉)との相性がすばらしい!! 台北に酸菜白肉鍋を出す店は何軒かありますが、こちらは他に比べて白菜の酸味がキツくないので、ひとりっPは断然『圍爐』オシです。鍋の中には最初から豚肉、酸菜、ダシも兼ねたカニ、こうや豆腐、などなどが入っていて、ひとりの場合はこれだけで十分。なのですが、ふたりなので、追加の豚肉や青菜、きのこ、春雨(おすすめ!)をオーダー。タレステーションに行き、約15種類の調味料や薬味を自分で調合して作るタレには、パクチーをてんこもりです(パクチーだけを別の小碗にこんもりと取ってくるのが、ひとりっP的ワザ)。

 

そして、ひとり火鍋のときは胃袋の容量的にムリ!なのでオーダーしませんが、ふたり以上なら絶対にオーダーするのが、こちら。「酸菜肉絲」と「小焼餅」。酸菜と豚肉の炒め物をパリッとパイ生地風に焼かれた焼餅に挟んで食べるのですが、これがもう至福〜〜〜!! ご覧の量につき、ふたりっぷ以上じゃないと厳しく、ひとりっぷ時は食べられないので、おいしさを噛みしめました(感涙)。

【圍爐】
台北市仁愛路4段345巷4弄36號

 

火鍋を食べ終わったところで、ユウマスイ氏は空港へ。4月上旬の台北は気温すでに27度。暑っ。4月上旬の台北、半袖で全然オッケーでした。本当はマンゴーかき氷を食べに『冰讃』へ行きたいところですが、『冰讃』の営業期間は毎年4月15日〜10月15日。惜しいところでまだオープンしていません。なので、腹ごなしがてら、久々の『北門鳳李冰』にやってきました。鳳梨(パイナップル)と桂圓(ロンガン)をミックスでオーダーして50NTドル(約170円)。量が多い!と毎回最初は思うんですが、こちらのアイスクリーム、おそらく乳製品不使用でさっぱりしているので、やや溶け始めるくらいからはイッキに食べられ、完食! ときどき入っている果肉がいい感じなんですよ〜。

【北門鳳李冰】
台北市忠孝東路4段216巷33弄9號

 

食品セレクトショップ『PEKOE』に立ち寄ったのち、台北に来たら必ず出かける、というより、ここへ行くことが台北行きの目的のひとつ、ブルースさんのマッサージへGO! 「ほんとどこでもドアが欲しいよ、、、」と思うひとりっP。毎度毎度のゴッドハンドに至福〜〜〜! ちなみに、近頃のひとりっP、ブルースさんのところでオーダーするのは、たっぷり施術を受けられる120分コースです。

【BRUCE足部健康館】
台北市中山北路2段39巷8號4F之1

 

マッサージを終えたらすっかり夕暮れ。そろそろ夜市の時間です。というわけで徒歩にて寧夏夜市へ。夕方6時ごろだと、まだ大混雑前です。で、目に止まった『山東赤肉蒸餃』と書かれた看板。餃子好きのひとりっP、「なに!? 蒸し餃子!! トライでしょう!!」と、”今月のご新規コーナー”に決定〜〜! 

 

これが!!! んも〜〜、久々のご新規さん大ヒット!! うんまい〜〜〜!! 皮がつやっつや&もっちもち! 具はキャベツメインの赤身の肉だけに油っぽくなく、歯ごたえ&味付けもグー! じつはまだ昼の火鍋が尾を引いていて全然空腹ではなかったんですが、10個ペロッです。「こりゃもー寧夏夜市のマストでしょう!」とひとりっP、断言させていただきます!  これで80元(約300円)! 安っ!! にんにくダレでぜひ!

 

お次はそのまま徒歩でやってきた、こちらもひとりっP的台北のマスト『古早味豆花』。こちらの豆花がひとりっP的台北のベスト豆花です。オーダーはマイフェイバリットの「豆漿豆花」に緑豆と湯圓をトッピングした“ひとりっ豆花”(←勝手に命名)。豆花の豆乳掛けに緑豆(あずきよりこちらの方がさっぱりしていてLOVE!)と湯圓(ミニサイズの白玉。白とピンクがかわいくってLOVE〜! ピンクがあまり入らないときはがっくりですが、今回はまあまあ入りました〜)をオンしたセットですね。豆花と白玉のとぅるるん&キュッキュな食感のハーモニーにハマりますよ〜〜。 そしてよせばいいのに「飲みたい!」と思ってしまい、豆漿紅茶(豆乳紅茶)をタピオカ入りでオーダー。こちらのお店はさすが豆漿がおいしいんですよ〜〜! クセがなくて、でもほどよいコクあり。豆漿紅茶は甘さ控えめです。しかし、案の定、これで胃袋が再びほぼ限界MAXに。く、く、くるしい〜〜〜!!!

【古早味豆花】
台北市民生西路210號

 

とっぷり日も暮れ、満腹にうなりながら、続いてバスにて向かったのがこちら、『糖村(SUGAR&SPICE)』。台中発祥の洋菓子店です。台北だけではなく台湾全土のメジャーな百貨店の食品売り場に支店多数。桃園空港にも支店があります。ここでの目当ては、『今日も世界のどこかでひとりっぷ』でもご紹介した「英式太妃酥糖」。タフィーです。お店のシグニチャーは「牛軋糖(ヌガー)」で、台湾人にはそちらが圧倒的大人気商品なんですが、そして確かにおいしいはおいしいのですが、ひとりっP的圧倒的ナンバー1は、タフィーです。が、このタフィー、なぜか時々欠品していて、しかも一度欠品するとしばらく欠品し続けることが多く(今までの経験では半年くらい欠品していたことも)、毎回ドキドキしつつお店へ行くのですが、今回はありました〜! よかった!! が、残念なことに、賞味期限が3週間なので買いだめができないんですよねえ。だからこそのこだわりの原材料&フレッシュなおいしさなのか〜、とは思いますが、はあ〜〜悩ましい、、、

【糖村】
台北市敦化南路1段158號

 

さらにバスに乗りやってきたのは、信義区にある真新しいショッピングモール『微風南山』。オープンは2019年1月。初パトロールです。『微風』グループだけに、地下に入っている高級スーパーマーケットはやはりいい感じ。さらに食堂フロアになんとシンガポールの『368 カトンラクサ』が出店しているのを発見!! シンガポールのラクサの大人気店です。ひとりっP的シンガポールのベストラクサは別の店ですが、こちらも結構おいしいです。が、”アジアあるある”なのが、本国の本店はめっちゃおいしい絶品店だけど、本国以外の支店は急にイマイチ、というパターン。「果たして台北店の味は、、、!?」と、こういう場合、どうにも確認しないと気が済まないひとりっP、「いける? いく? いや、いっちゃうしかないよね!」と胃袋と相談の結果、トライすることに。

え〜、結論から言わせていただくと、「、、、やっぱりイマイチだった。がく(涙)」。味はシンガポールの本店の方がはるかに上です。麺の感じや練り物の味は悪くないです。が、ラクサのキメ手、ココナッツベースのスープのコクがまったく足りてません。ひとりっP、惨敗。本店はラクサの専門店ですが、こちらのお店にはなにやらほかに、フォーやら海南チキンライスやら空芯菜炒めやらのアジアンエスニックメニュー多数で、アジアンファミレス的なラインナップでした(これもアジアあるある)。ここでご報告させていただくと、シンガポールの大人気絶品海南チキンライスの店『天天海南鶏飯』が最近香港に進出しましたが、やはりシンガポールの店の味とはまったく別モノ(涙)。ラインナップもアジアンファミレス的でした。がく。どちらも、支店というより、ライセンシーレストランという感じですね。

【微風南山】
台北市信義區松智路17號

 

『微風南山』からはスムースに移動できるバス路線も地下鉄もなかったのでタクシーで移動、本日の食いだおれサーキットのシメは、もちろん、『極簡』。猫カフェです。週末の日中は満席のことも多い人気店ですが、夜9時過ぎ(営業は夜11時まで)に行くと、だいたい空いています。かつ、猫たちが活発に動き回っていてサイコーなんですよ〜〜。

 

にゃんこ先生発見〜〜〜!(『ひとりっぷ3』をご参照ください)でも猫には全然好かれないひとりっP。滅多なことでは猫さまたちはひとりっPのテーブルにはやってきてはくれません。涙。

ちなみに『極簡』でのオーダーはもちろんマイ定番メニューの「水果茶」(『今日も世界のどこかでひとりっぷ』をご参照ください)。11時の閉店近くまでステイして、バスにて台北駅へ向かいます。

【極簡】 
台北市大安區泰順街2巷42號

 

深夜便で台北→成田空港へ向かう際の要注意ポイントとは、、、

台北駅脇の国光号専用バスターミナルから23時20分発のバスに乗り、0時10分に台湾桃園空港第1ターミナルに到着。台北と桃園空港を結ぶ国光バスは24時間運行! 深夜便でも安心です。帰国便は午前1時50分発成田行きバニラエア。コインロッカーに預けていた荷物を引き揚げ、チェックインです。長蛇の列なことが多い LCCのチェックインカウンターですが、この日は珍しく空いていて、5分で終了。いつもは20〜30分ほど並ぶので、「こんなこともあるんだ!超ラッキー!」とアガるひとりっP。 ちなみにチェックイン時に、「出発が15分遅れるので、搭乗開始は1時35分」と案内されました。

 

台湾でチェックインの際の注意点。預け荷物が無事X線を通過したかどうかを自分で確認する必要があります。何か問題があった場合は、係官に「この荷物の人!」と呼ばれるので、さっさと出国審査場へ向かってはいけません。チェックインカウンターの端にあるモニター画面で自分の荷物の通過を確認したのち、出国です。

 

わ〜い! 5分でチェックイン終わった〜〜! と出国審査場へ向かったひとりっPでしたが、なんと手荷物検査場がかなり混んでいて、出国審査終了までに30分(!!)かかり、せっかく早くチェックイン終わったのになあ、とがっくり。そのまま誰でも使える無料ラウンジへ。

 

こちらがラウンジ。無料とは思えない”おしゃラウンジ”です。ラウンジ奥に無料のシャワールームがあり、急いでシャワーを浴びます。

 

ラウンジにいる間に、着圧ソックスと寒さ対策のウールソックスを重ねばき。ここで、まだ1時20分なのに搭乗開始のアナウンスがラウンジ内に流れ、「え!?搭乗早まった??」と、慌ててゲートへ。

 

【深夜の台湾桃園国際空港の注意点その1】桃園空港深夜発のLCCの出発ゲートは、なぜかいつもいちばん端(ひとりっP、深夜便LCCの場合、エアラインを問わずこの端っこゲート以外から出発したことはありません)。このゲートが無茶苦茶遠いんです。ご覧の通路を抜け、

 

その先の免税店エリア(夜中にはすでにクローズしています)を通り抜けても、まだまだ長〜〜い通路が。なんと搭乗ゲートはこの通路のいちばん奥なんです。普通に歩くと出国審査場やラウンジから7〜8分くらいかかります。ご注意!

 

【深夜の桃園空港の注意点その2】深夜の出国後のエリアでは店がほぼクローズしているので、水を買うには自販機頼りなんですが、この自販機の水がだいたい売り切れているんですよ。この日も思いっきり売り切れていました。がく。ほんと、改善希望です。ちなみにLCCでは水は有料です。(前回来た時は、24時間営業のカフェがオープンしていたのですが、この日は見当たらず)

 

ゲートに到着してみたら、なんと搭乗開始はまだ!! えーーー!!?? 結局搭乗が始まったのは、チェックインカウンターで言われた通りの1時35分。おそらくラウンジのアナウンスは自動で毎日定時に流れるようにセットされているのでは?と推測するひとりっP。

 

「世界の飛窓から」台湾桃園国際空港編。飛行機は定刻より15分遅れて2時5分に出発でした。

 

成田空港第3ターミナルには朝6時すぎに到着。バスにて都内へ向かい、そのまま出社。弾丸0泊3日アジア3都旅、終了です。なんか、全然、「やればできる〜〜、充実しすぎ〜〜!」と思ったひとりっP。特に、「日本の地方都市から行くアジア、いいね! 海外と日本の地方と両方エンジョイできて、一石二鳥〜〜!!」と、すっかり新たなる弾丸無茶旅のプランニングに燃え中です。

 

今回のバイイング品をまとめて公開! 要注意点あり!!

最後に、今回の弾丸0泊3日でバイイングしたもの=気付けばオール食べもの!!をご紹介します! ちなみにジャムは液体物扱いなので機内持ち込みできません。ひとりっPは全日空のマイレージで取ったチケットにつき、バニラエアの荷物預けが無料だったので(そうなんです! 無料なんですよ!)、今回はジャムをバイイングしましたが、荷物を預ける予定のない方はご注意を!

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ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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