今を去ること３月末。所用があり、羽田空港へ出かけたひとりっP。タイミングよく、ちょうど第２ターミナルに新しく国際線エリアがオープンしたばかり。せっかく羽田空港まで来たからにはパトロール行くでしょ！と、新エリアへ見学に行くことにしました。
３月末時点で、新型コロナウイルスの感染拡大により日本含め世界中の国がほぼ鎖国状態で、国際線は大幅な減便となっていました。羽田空港からの国際線発着便はかろうじて日に数便。２タミの新国際線エリアも運用はされていました。が。ひとりっPが見学に行った日から程なくして、新国際線エリアは閉鎖。羽田空港の国際線はすべて第３ターミナル（元々の国際線ターミナル）に集約されることに。オープンからわずか13日でした。
現在、第２ターミナルの国内線エリアから国際線エリアへの通路には巨大なシャッターが下ろされていて、中を見ることすらできません（涙）。でもでも、とっても素敵なターミナルビルだったんですよ〜〜！ ひとりっP、一歩足を踏み入れた途端、「うぉわあああ〜〜〜！」。数ある日本の空港ですが、こんなにグローバルでナイスなデザインなのはここが初めてでは！？ とむちゃくちゃコーフンしたくらい。それだけに、閉鎖のニュースを聞いたときには残念無念。泣けました。なので、一日でも早く新型コロナの流行が収束して新国際線エリアが再度オープンすることを願って、そして、みなさんが新エリアから旅立てる日が来ることを祈って、パトロール報告をさせていただきます！
羽田空港第２ターミナル国際線エリアへ乱入、いえ、潜入、いや、見学に！
羽田空港にはもともと、国内線専用の第１＆第２ターミナル、国際線専用の国際線ターミナルの３つのターミナルがあったのですが、今回完成した国際線エリアは第２ターミナル南端に増築されたものです。この新しい国際線エリアのオープンに伴って、以前の国際線ターミナルは第３ターミナルに名称が変更になりました。つまり、国際線発着ターミナルが２タミと３タミの２か所になったということです。２タミの国際線を使うのはANAの一部の便。つまり、ANAの国際線は便によって発着ターミナルが変わります。現在は前述したように２タミの国際線エリアは閉鎖されていますが、再び運用が始まったときは、ANA便に搭乗の場合、ターミナルが第２なのか第３なのかを事前に確認するのをお忘れなく！（※もし間違えた場合、２〜３タミ間は無料連絡バス、もしくは有料＆運行時間内であればモノレールor電車での移動が可能ですが、なんだかんだで20〜30分ほどのロスになるのでご注意を！）
さてこの第２ターミナル国際線エリアは、２タミの国内線出発階（２階）チェックインカウンターに向かって右手奥に展開されています。写真のエスカレーターを昇った上階（３階）が出発フロア、写真の奥が到着フロア（２階）です。
エスカレーターで上がってみて、びっくり！ なんというか、「キモチいい〜〜〜！」。出発カウンターエリアは、ブルーを基調に曲線を多用した意外にも有機的な空間。でも未来的！ そして明るい！ 自然光！？ 日本の空港にいまだかつてなかったタイプのデザイン空港じゃん！！ 北欧とかニュージーランドみたいな〜！ でもそこに日本らしいハイテク感入ってる！ やっと日本にもデザインがイケてる空港が〜〜〜！！ アガる〜〜！！ としょっぱなから感動するひとりっP。
さらに「えええーーーっ！！！」と驚いたのは。な、なんとチェックインエリアの片面がまるっと滑走路に面している！！ え、え、まじですか！？ 一面ガラス張りの滑走路ビュー〜〜〜！！ 最高か〜〜！！ すごいビューな上に明るい！！ これ設計した人、天才！！ 日本の空港で、こんなに自然光たっぷりの明るいチェックインエリアにお目にかかったのは初めてですヨ！ だから新国際線エリアはオーガニック感漂っていてキモチいいのか〜〜！ 海外のイマドキなデザイン空港はたいてい自然光たっぷりなので、なんとなく北欧感感じたのはこれも理由ですね。素晴らしい〜〜！ きっと、いや、絶対、風水もバッチリなはず！！ しかも脇には待合イスも置かれている〜〜！！ 飛行機大好きひとりっP、「なにコレ〜〜〜！」ともはや身悶え状態！ 一日中いられる〜〜！ てか、空港ビバークしちゃうぞう〜〜！！ てか、住みたい、いや、住めるぞう〜〜〜！！！
そして、デザイン空港らしさのポイントのひとつがこの自動チェックイン機！ 「おお！初めて見た！ 新型だ！ 」。こういうところのセンスが二の次になりがちな日本にしては、なかなかナイスなデザイン！ これで早くチェックインしてみたい〜〜〜！ とまたもやコーフン！（※このあとパトロールに行った第３ターミナルにも導入されていました）
この向こう側が出国手荷物検査場＆ゲートです。出発便一覧や出発便の目的地の天候などが電光掲示されてる〜！ さらには手前と向こう側の仕切りガラスがスクリーンになっていて、各国語でメッセージが電光表示されとるではないですか！ 「ひゃあ〜〜〜！これは未来的〜〜！！ アガるわ〜〜！」とコーフンしつつ、出発便はCancelled表示の嵐、、、！ な、泣ける、、、（滝涙）。SARSのときの香港だってここまでじゃなかった、、、。
そして、世界中がほぼ鎖国中につき、ただの観光客ひとりっPがこの先へ行くのはどう頑張っても不可。こんなにしゃれててボンボヤージュ！旅途愉快！感満載なのに、どんなにあがいても暴れても（いや、暴れませんが）、この先へは通してもらえない。遠い、、、遠すぎる、、、！！！ この時ほど、「世界のドアは閉じられている」という事実を痛感したことはありません。
そしてそして、羽田空港HPによると、この先、出国後のエリアにはスタバがあるようなんですよ！ 羽田国際線エリア初のスタバ！ ひとりっPが、羽田が再国際線空港化した時からずーーーーっと切望していたスタバ＠羽田空港出国後エリア！ なのになのに、体験できないなんてーーーー（滝涙×２）！
チェックインカウンター（手前）もシャレとる！ と思ったら、こちら、手荷物の自動チェックインマシンでした。これも新型！
そして、ひとりっP的新国際線エリア最大の目玉がこちらです↓！！
わかりますか？ 滑走路に面した窓とは逆サイドの上階に、ななななんと！ 蔦屋書店があるんですよーーー！！
しかもしかも、なんと24時間オープン！！！ それを聞いて「なあんですってえええーーーー！！！」と狂喜乱舞したひとりっP！ 深夜便利用派にはほんっとーーーにうれしすぎる〜〜！ 「便の発着は24時間なのに、なんで24時間開いてる書店がないわけ！？ 発着がある間は書店と薬局もオープンしてるのは世界の空港の常識だから！」と、羽田空港国際線ではそれがずーーーっと不満だったひとりっP（最近は雑誌とガイドブックなどを部分的に売っている店が営業するようにはなっていましたが）。「やっと、ついに、羽田もグローバルスタンダードね〜〜（感涙）！ しかも蔦屋だなんて〜〜(歓喜）！！」とココロの中で万歳三唱ですヨ。ちなみに、24時間オープンの蔦屋は日本全国で初＆唯一だそうです！
さすが蔦屋書店！ 本のラインナップに抜かりなし！ かつ、ガイドブックや旅関連本、空港やエアライン関連本はかなり充実！ ありがたいことに、『ひとりっぷ』も置いていただいてました〜！ 恐縮です！
雑貨も少々。「おおおっ！」と思ったのは、こちら。なんと、羽田空港蔦屋書店×虎屋のコラボアイテム＝特製ミニ風呂敷が！ 虎屋の由緒あるお菓子の意匠をプリントしたもので、もちろん羽田空港店限定です。レア！！
そして、なあんとこちらの蔦屋はスターバックス併設タイプの店舗だったんです〜〜〜！！ なにこのひとりっP得なラインナップ（感涙〜〜）！！ ただ、スタバは残念ながら24時間オープンではなく、営業時間は６〜28時です。（※ひとりっPが訪問した時点では蔦屋もスタバも、それぞれ時短営業中でした）
こちら、蔦屋の店内エリアです。横に長〜〜い展開で、テーブルがズラッと。スタバを飲みながらゆっくりできます。もちろん電源＆フリーWi-Fiあり。
蔦屋＆スタバの外エリアがまたシャレてるんですよ！ ひとり掛けソファ＆テーブル、カウンターテーブル席が配されています。時折、ゴゴゴーーーーーッと、発着する旅客機のジェットエンジン音が聞こえてくるのがたまりません〜〜〜！ もちろん滑走路ビュー！ 最高か！ そして気づいたんですが、このエリア、天井のライトの色がホワイト〜ブルーへとトランスフォームしていくんですよ〜！ ←という細かな演出まであるとは！ 「やるな羽田空港」と思わずつぶやくひとりっP。
カウンターテーブルには電源も豊富に設置されています。ただしご覧のような仕様のため、MacBookやiPhoneの電源アダプターが凹凸に引っかかって差し込めない！ のが残念！ ひとりっPはこんな時のためにコンセントタップを常に持ち歩いているので、まずタップを差して、そこに電源アダプターを差すことで問題なく使えましたが。Macユーザーの方には、タップ持参をおすすめします。
国際線エリアには有料シャワールームも。さすがに利用はしませんでしたが、なにやら立派そう〜〜！ 深夜早朝便族ひとりっPのために（←違う）ありがとうございます〜〜〜！
というように、至れり尽くせりすぎて＆気に入りすぎて、「はっきり言って、住める！ いや、住みたい！！」と宣言（誰に向かって？？）したくらい。そんな第２ターミナル国際線エリアなのですが、前述のように、2020年５月時点でも、新型コロナウイルスによる減便の影響で閉鎖中。もちろん蔦屋書店、スターバックスもクローズ中です。
たとえどこにも出発しなくても、ステキすぎる蔦屋書店＆スターバックスエリアで、飛行機眺めながら日がな一日のんびり過ごしちゃうもんね〜〜！ 毎週土日には通っちゃうぞ〜〜！ なんならビバークしちゃうぞ〜〜！ と企んでいただけに、閉鎖のニュースにはほんとうに大ショック＆がっくり。一日も早く、シャッターが開いて、あのすてきなエリアが再始動することを祈っています。そして、蔦屋＆虎屋コラボの風呂敷を「また今度来た時でいいか」と買わなかったことも後悔中。「次でいいか」は今後は厳禁にします！ 教訓！
おまけ①：空港限定 “羽田スイーツ” も楽しすぎる〜！
久しぶりの羽田空港だったので、国内線ターミナル内もたっぷりウロウロ。ひとりっP、基本的にギリギリ人につき、国内線搭乗時はいつもギリギリで羽田到着なんですよ。羽田国内線ターミナル内ではだいたいいつも焦りつつ小走り。なのでじつはおみやげ店＠羽田空港をじっくり見たことがなく。パトロールしてみて、羽田空港限定スイーツが結構たくさんあることを初めて知りました。
こちらは、資生堂パーラーの銘品、チーズケーキの羽田限定バージョン。なんと、抹茶味なんですよ〜〜！ 抹茶スイーツに目がないひとりっPのために（←違う）、資生堂パーラーさん、ありがとうございます（合掌）！ もちろんソッコー購入。おいしくいただきました！
虎屋で発見したのは、飛行機柄の和三盆糖製干菓子！ 羽田空港限定品です（もしかして成田空港にもあるのかも？）。店員さん曰く、発売になったばかりの新商品だそう。「なにコレかわいすぎるでしょ〜〜！！」とこちらも即購入。大事にいただいております。
そして、虎屋のミニ羊羹を非常食として旅には必ず持参しているひとりっP。虎屋のミニ羊羹はキング・オブ・ミニ羊羹ですから〜！ と、せっかく空港来たんだし、羽田＆成田空港限定の飛行機柄ボックスセットを買おうと思って見てみたらば、春限定パッケージと限定フレーバーのいちご味が入った季節限定６本セットが！ というわけで今回はこちらを購入しました〜！
そしてそして、最後にお店の方が入れてくださった紙袋が、こちら！！ なんと、ピンク！？ おなじみの黒じゃない！！「こんなのあるんですか！？」と聞いたら、今だけの限定です、と。かわいい〜〜〜！！ 「もう１枚お付けしますか？」と言われ、羊羹も干菓子も自分用なのに、思わずいただいてしまいました。
そして！ 今回最大の発見です！ キュートなリスのイラストでおなじみの西光亭のクッキーですが、ななななあんと羽田空港限定ボックスがあるんですねーーーー！！ ぜんっぜん、知らんかったーーーーー！ リスさんたちが旅立ち！ 機体整備〜！？ 空港清掃〜〜！？ 仔リスもいる〜〜！！ か、か、かわいすぎるでしょ〜〜〜〜〜！！！ なんとこの時このボックスはラス１！ 慌ててゲット！ 奇跡か！ よよよかった買えて〜〜！ はあああ〜〜かわいい〜〜〜！！ 毎日眺めてはうっとり＆癒されているひとりっPです。
おまけ②：泣けるメッセージボード＠タリーズコーヒー羽田空港第３ターミナル店
そして、羽田パトロールの最後に、第３ターミナル（元々の国際線ターミナル）へ。到着階にあるタリーズコーヒー(通常時は24時間オープン）が元気に営業中で、ホッとしつつ立ち寄ったら、カウンターにこんなボードが。「タリーズから空港職員さん、航空会社の皆様へ」「コロナに負けるな！！ 頑張れ！羽田空港！！」。ボードに貼られていたのは、タリーズのスタッフのみなさんから空港＆航空会社スタッフさんへの声援メッセージ。な、泣ける、、、感動！！
「空港は最高最強のパワースポット」と思っているひとりっPですが、旅客も発着便数も激減、休業中のテナントも多数の今、さすがに最大出力ではありません。
一日でも早く、フルパワーの羽田空港に戻ることを、本当に本当に、ココロから、願っています！！！
（※2020年５月29日現在、羽田空港ターミナルビル内のショップは、大半が休業したり短縮営業中です。早く通常の営業体制に戻れますように）
ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え（全部自腹）の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ＆シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど（全部プライベート）海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ２～秘境・絶景編～』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ３～“弾丸・無茶旅編”～』『今日も世界の果てまでひとりっぷ４〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ５〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。５冊とも、文・写真はすべて本人が担当。
