噂のエースホテル京都にGo To ひとりっぷ1泊2日! どこより詳細ルポをお届けします!

2020年6月にオープンした日本初のエースホテル=『エースホテル京都』。あのオシャレホテルがついに日本上陸!ということで話題&期待大! ひとりっP、実際にステイしてきたので、ご報告させていただきます!

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まず立地ですが、京都市のメインエリアの中心、どこへ行くにも便利な烏丸通りと御池通りの交差点にあり、地下鉄烏丸御池駅に直結しています。烏丸御池駅は京都駅から地下鉄で乗り換えなし直通3駅。アクセスはめちゃくちゃ便利です。ただ、京都ではバス派(3回乗ったらモト取れのバス1日乗り放題券を買って、乗りまくっています)のひとりっPからのアドバイス→エースホテル前を南北に走る烏丸通り(上写真↑の通り)を通るバスは、路線も本数もかなり少ないので、北上or南下したい場合は地下鉄がおすすめ。ホテル付近でバス路線が多いのは、御池通りと四条通り、河原町通り。烏丸通りは四条通りから南になると路線多数です。ご注意を。
 
ホテルは、1926年(大正15年)に建てられた旧京都中央電話局をリノベーションした商業施設「新風館」内にあり、ショッピングエリアへはホテルロビーからもアクセス可能です。こちらは烏丸通りに面した、エースホテルの保存棟。1階には新風館のテナントショップが入店、2階&3階がエースホテル客室になっています。

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新風館自体は、ショッピング施設として2001年にリノベーションオープンしたのですが、2016年から再度リノベーションに入り、今年6月に全面リニューアルオープンしました。その新生新風館のハイライトが、エースホテル京都なんですね。

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建築デザインは隈研吾氏。こちらは新築棟部分。ホテルの正面玄関は烏丸通りから脇に延びる姉小路通りに面した新築棟1階にあります。“Ace Hotel” の看板が控えめなのが、 エースホテルらしい〜〜!

ナチュラル&モダン、ちょっとジャパンなロビーエリア

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ホテルのロビーエリア。木を多用したオーガニックでモダンなテイスト。そこはかとなく「和」の要素が感じられるのは木の梁のなせるワザかと。フロントカウンターは円形展開されています。
 
ひとりっPがホテルに到着したのは正午少し前。本来のチェックイン時間は15時なのですが、部屋の準備ができているとのことで、チェックインさせてもらえました。やったーーー! さすが外資系!(日本では、規定のチェックイン時間を厳密に運用しているホテルが大半ですが、海外では、部屋の準備さえできていれば無料でアーリーチェックインさせてくれるホテルのほうが多いですね)。当初の目論見では、15時のチェックインまでは新生新風館内のショップ探索に行こうと思っていたのですが、この時点でひとりっPのキモチは固まりました! 「このままチェックアウトまでホテル内に引きこもったる〜〜!!!」←ラグジュアリーホテルにステイする際のひとりっPあるある! チェックアウトは12時なので、実質24時間ステイです! キャッホーーー!!(新生新風館パトロールはチェックアウト後でいいや、と後回しに)

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アートがそこここで感じられるエースホテル。ロビーの壁に飾られているのは、「もしかして、、、」と思ったらやはり! 鹿児島の「しょうぶ学園」製作のファブリックアート作品です。セレクトがさすがすぎる!

※「しょうぶ学園」は、ものづくりを障害者支援事業の大きな柱としている知的障害者援護施設。施設内の「工房しょうぶ」からは日々、アート&クラフトをテーマに、ユニークな作品が作り出されています。

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というわけで、ホテルスタッフの方の案内で客室へGO! エレベーターホールの壁にはオリエンタルなネオンアートが。なんと、ヒステリックグラマー北村信彦氏の作品だそう!

ゲストフロアのフォトジェニックっぷりにアガりっぱなし!

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エースホテルには、保存棟と新築棟があり、2つは内部でつながっています。こちらは保存棟のゲストフロアの廊下。ロビーと同じく、やはりの柱と梁! 洋館の内装に! 新鮮〜〜!

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保存棟客室のドア周りの意匠が素敵すぎる!! フォトジェニックすぎる!!とひとりっP、早速激写が止まりません〜〜!さすがのレトロモダン、絶妙なミックステイストにコーフン! 

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と、部屋の前まで来て、「おおおおおっ!!!!」。ひとりっP、客室ドアに貼られているシールに釘付けに。ご覧ください! “清掃済み、除菌済み、衛生検査済み、施錠済み” チェック入りシールでドアに封がされているんですよ!! 「こ、これぞニューノーマル!!」。 さらにエースホテル京都では、前客がチェックアウトしてから次のゲストを入れるまで、最低1日間のインターバルを設けているそう! なんと! さすがすぎる!

ヒストリックツインルーム内を熱連写行きます!

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今回、ひとりっPが泊まった保存棟のヒストリックツインは広さ48㎡。広い !  奥行きのある間取りで、入口から見て手前にバスルーム、トイレ、デスク、リビングスペースがあり、奥の窓に面したスペースがベッドルームになっています。窓のフォルムがさすが保存棟! 窓の外は烏丸通り。天下の(!?)烏丸通りを3階から間近に見下ろせるとは! とちょっと、いや、かなり感激。 (ちなみに烏丸通りからの騒音は感じませんでした)
 
部屋のカテゴリーですが、ひとりなら新築棟のスタンダードルームでも十分だろうと思います。料金も違うし、ひとりっPもかなり迷いました。が、せっかく京都まで出かけるんだし、一度は保存棟にステイしないと絶対にいつまでも心残りになるに決まってる! 後悔先に立たず! と思い、ヒストリックタイプをチョイス。結果、やはりこの部屋にしてよかったと。オリジナルの建物をリノベーションした保存棟ならではの雰囲気は、値段の価値あり。京都へは何度でも来られるんだから、今回はこの素敵部屋に引きこもるってことで、と、後悔ナシです。

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こちらはデスクスペース。テレビ、冷蔵庫はここに。なんと、レコードプレーヤーとLPレコードが置かれています。ひとりっPは使いませんでしたが、もちろん使用可能。

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ドリンクアメニティコーナー。陶器茶碗とグラスがあり、電気ケトルはバルミューダです。ゴールドの茶筒内に日本茶のティーバッグはありますが、意外にもドリップコーヒーやコーヒーマシンはナシ。後述しますが、ホテル1階に『Stumptown Coffee Roasters』が出店しているから、そちらで飲むかテイクアウトをということかと推測。だがしかし。コーヒー派のひとりっP、夜中にもバリバリコーヒーを飲むんですが、『スタンプタウン』のオープン時間は7〜19時。「次回からは持参だわー」と思いつつ、結局夜中にホテル近くのコンビニへドリップコーヒーを買いに出かけてしまいました。

これぞSDGs!

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そして、ちょっとこちらについて語らせてください。今、世界中で多くのホテルがペットボトル水削減の方向へとシフトしています。ひとりっPの実体験では、ビン入りの水に切り替えているホテルが多い印象ですが(コロナ禍直前までの経験談ですが、、、)、エースホテルでは、紙パック入りミネラルウォーターを採用していました! おおおお〜〜!! ホテルで置いているところは初めて見た! デザインもシャレとる〜〜!! 『JUST WATER』はパッケージをガン見したら、fromオーストラリアと判明。パック側面には名前を書くスペースも! なるほど! マイボトルね! 気が利いてる〜〜!! と、早速名前を書いて、翌日持ち歩きました。ちなみに、紙パックは温暖化など気候変動へのインパクトが最も低い素材なんですよ〜〜!

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こちらがリビングスペース。広い! そしてクッションとシートマット(座布団的な?)のファブリックが和のような北欧のような、、、と思ったら、なんとミナ ペルホネン特注でした! おおおおお〜〜〜!!!

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ヒストリックツインはクイーンサイズの2ベッド仕様です。ベッドもシャレてる〜〜! こちらはエースホテル京都のオリジナルデザインだそう。ブランケットのテイストがアメリカっぽい〜〜、というか、シアトルとかポートランドっぽい〜〜〜! さすが〜〜!(※最初のエースホテルは1999年にシアトルでオープン、2軒めは2006年にポートランドにオープン)

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そしてなんと! 部屋にはギターまで!! ええええーーーー!?? じつはエースホテルに宿泊するのは初めてだったんですが、世界各国、エースホテルの一部の客室には必ずギターが置いてあるんだそう! 面白い〜〜〜!! エースの客室のアイコン! いや〜〜、ひとりっP、この時ほど、ギターをマスターしておかなかったことを残念に思ったことはありません。マジです。まさに地団駄!! スナフキン気分でちょろっと弾いてはみましたが、1分で終了。ははは、、、。そして、部屋のカーテンファブリックも素敵〜〜と思ったら、こちらもミナ ペルホネン別注でした!

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ひとりっPがなにげにゾッコンLOVE!だったのが部屋のライト。こちらはベッドサイドのものですが、わかりますか? ランプシェードがウロコ柄なんですよ〜! 「なにこれ、かわいすぎる〜〜〜!! 」とめちゃ激写! あとでホテルスタッフの方に聞いたら、このランプもミナ ペルホネンのデザインと判明! さすがミナ〜〜〜!!!

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こちらは天井のライト。どことなく和テイストな。これも素敵〜〜!!! と、床に転がってまで激写←バカ。そして、ヒストリックツイン、天井が結構高い! さすが大正末建築の洋館リノベ!

ゆとりのバスルーム。バスローブも見逃せませんよ〜!

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洗面ルームはウッディ。シンクは2台。ふたりっぷ でも余裕です。トイレはセパレートで、洗面&バスルームとは完全に切り離されて配されています。ちなみに。エースホテルはプラスチックゴミをギリギリまで削減するのがポリシーだそうで、アメニティに使い捨てヘアブラシはありません。持参をお忘れなく。ちなみにちなみに、ハブラシはありますが、竹製(!)です。なのですが、正直、あまり使い心地はよくないので、こちらも持参をお勧めします。日本式のビジネスホテルではないので、スキンケアコスメなども置かれていませんが、ひとりっPは常に愛用コスメを持参しているので、まったく問題なしです。

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バスルームも広々〜〜! マットなブラックタイルでデザインコンシャス! 洗い場もある日本式です。

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シャンプー、コンディショナー類は、なあんとuka別注!!アロマの香りと優しい使用感に癒されます〜〜! エースホテル京都だけの別注かと思ったのですが、そうではなく、なんと全世界のエースホテルがこのuka別注を採用しているそう! すごい! 
 
こちらの製品はホテルショップにて販売もしています。ひとりっP、超気に入ってしまい、シャンプー&コンディショナーを購入! 現在自宅でバリバリ愛用しています〜!

ここがスゴイよ、エースホテル!

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そして、細かいことなんですが、ひとりっPが「ヨシ!」と感心したのがこちらです。
 
今回滞在した客室では、トイレはバスルームとは完全に離れて配された独立型になっていたのですが、その個室内の手洗い台にもきちんとソープが置かれていたんです! え?当たり前じゃん!と思ったそこのアナタ!! そんなことないんですよ! ひとりっPの経験上、日本のホテルの客室でたまにあるのが、トイレとバスルームが例えば廊下を挟んで完全セパレートになっていて、トイレ内に手洗い台があるのに(つまりそこそこ客室が広いお値段お高めホテルです)、トイレ内にはなぜかソープ類が置かれていない(タオルはある)っていうケース!  そういうホテルに遭遇するたびに「な、なにコレ!!?? 意味がわかんないんですけど!」と怒り心頭になりつつ、トイレから出ていちいち廊下を横切ってバスルームの洗面台まで行って手を洗うという。これ、ひとりっぷ時なら、トイレのドアは開けっぱなしですよ。下手にドアノブを触りたくないので。このコロナ禍で「いよいよそんなホテル、ありえへん!!」と思っているので、ほんとさすがですエースホテル!! もちろんソープはアロマ系ナチュラルソープ。洗い心地、抜群にいいです。ミニサイズですが侮れません。神は細部に宿る!

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客室内のソープディッシュはすべてこちらのシリーズです。ユーモラスで味のあるアニマル柄の小皿は、ロビーのファブリックアートと同じく、しょうぶ学園の作品。動物のパターンは数種類ですが、すべて手描きなので、1枚1枚表情が違います。ホテルショップで販売していると聞き、ひとりっP、自分へのお土産に2枚購入。どれにしようかとガン見していたらホテルの方がストックを全部出してきてくださり、喜びの悲鳴←バカ。計30枚ほどをかなーりためつすがめつ&迷いに迷って2枚セレクトしました。

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そして、エースホテルらしい特徴が、このバスローブ!! わかりますか? なあんとスウェット地なんです! カナダ発のブランド『wings+horns』の別注品! 全世界のエースホテルがローブをこのブランドにオーダーしているそうですが、こちらは京都オリジナルのデザインとのこと。キモノっぽいテイストで、“ウエストmeetsイースト”な1着! これまためちゃオシャレ! でもって着てみて「!!!」。予想外に着心地がいいんですよ! びっくり&うっとり! こちらもホテルショップにて販売していて購入可能です。アウターにもなりますね。うーーん、シャレとる!!

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クローゼット内のアイロン入れにもLOVE! 洗面台のドライヤー入れもこのパターンです。ランドリーバッグもビニールではなくコットン製。

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そして、部屋をすみからすみまでチェック&パトロールしていて、最後に部屋の内側ドア脇床近くに、「ん??なんだこれ??ミニほうき??」とよーく見てみて「ああーーーっ!」。そう、ドア前に下げるDon't Disturb札だったんです! “ NOT NOW あとでヨロシク” のセリフがまた気が効いてる〜〜!
 
と、客室内外を激写しまくっていたら、気づけばなんと15時近くに。ホテル内パトロールに行かねば!!と客室を出てロビーへGO!

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チェックインでロビーから上がってきた時は気づかなかったのですが、エレベータードアがオシャレ!!! 和モダン!! 

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エレベーターホールに置かれている内線電話は黒電話!! エレベーターはレストラン利用客と宿泊客共通なので、エレベーターホールから客室エリアの間にはドアがあり、部屋のカードキーをかざさないと出入りできないようになっています。

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新風館の中庭を囲む形でホテルが展開されています。右サイドが保存棟、左サイドが新築棟です。中庭には名和晃平氏のアートが。

海外初出店!『Stumptown Coffee Roasters』がホテル1階に!

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ひとりっP、ホテル内パトロールでまずはここだけは行かなくては!と思って目指したのが、ホテル1階にある『Stumptown Coffee Roasters』。ポートランド発のサードウェーブ系コーヒーストアで、日本初出店、どころか、海外初出店なんです。アメリカでは、NYやシアトル、シカゴにもストアがあるんですが、なんと意外にも海外進出はまだだったんですねー。1号店が京都ってのがさすがだー!

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コーヒーとレモンドーナツをオーダー。もっとざっくりした生地かと思いきや、かなりキメ細かくしっとり。レモンの酸味もしっかり。ペイストリーは自家製だそうです。

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ちなみに、スタンプタウンでは、植物性ミルクの選択肢はオーツミルク(オーツ麦のミルク)になります。さすが! 日本ではまだ珍しいですが、アメリカのイマドキなカフェでは、豆乳ではなく、オーツミルクやアーモンドミルク、ライスミルクを置いているところが多いですね。豆乳は大豆の遺伝子組み換え問題があるから、とはアメリカ在住の友人談。

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ホテル1階、フロントカウンターのすぐ脇のオープンスペースにはホテルショップが。人気のエースホテルグッズもあります。ロゴ入りは、写真のマグカップやキャップのほかにTシャツも。客室でソープディッシュとして使われているしょうぶ学園の小皿やuka別注のシャンプー類、バスローブもこちらのコーナーで販売中です。

ひとりっP感激!ホテル内の推しレストランはここです〜!

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エースホテル京都内には現在レストランが2カ所。うち1店で遅めの昼、というか、早めのディナーというか、を食べたのですが、ギョギョギョーーーー! なうまさに感激!したので熱烈ご紹介させていただきます!!
 
こちらの『PIOPIKO』は、タケリアなんですよ! 聞いた時はマジか!!と。タケリアとはタコス食堂のこと。日本のホテルでタコスレストランとは珍しい! ていうかチャレンジング! でもでも、タコスってじつはとーーーってもおいしいんですよ〜〜! ひとりっP、15年くらい前に本場メキシコの街角屋台で食べた時に、「な、なんじゃあこりゃあ〜〜!!」とうまさにびっくり! それまで食べたことのあったタコスはなんじゃったんじゃーーー!!! と衝撃を受けて以来、タコスに対する認識を改めたのですが、日本ではなかなか本物のタコスを食べられないんですよねえ。

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こちらのレストランは、LAの超人気タケリア『Guerrilla Tacos』のオーナーシェフ、ウェス・アヴィラ氏監修とのこと。フードトラックからスタートして人気店になった伝説店の系譜! 俄然興味が出てメニューをチェックしたら、ゲゲゲ! なにこれ! おいしそうすぎる! 魅惑のラインナップ! スタンプタウンでコーヒー&ケーキを食べたあとだったため、サクレツオーダーできないのが口惜しや〜〜〜!
 
迷いに迷ってオーダーしたのは「タコのケサディーヤ、オアハカチーズ、フライドエッグ、プチトマト、焦がしトマトサルサ、ルッコラ」(右)と「スイートポテトと九条ネギのローストカシューナッツのサルサ」(左)。タコ! いやてかオアハカチーズ!! 日本で!! 貴重すぎ! 九条ネギとローストカシュー!  もうもう、もちろん大変美味しゅうございました!! (※オアハカチーズとは、メキシコ中部オアハカで作られているチーズで、びよよよ〜〜んとのびーる細長いチーズを、毛糸玉のようにグルグル巻きにして売られています。味わいはクセがなくさっぱりめだけどコクあり。オアハカ歴8回のひとりっPの大好物です!)

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ドリンクもちょっと面白いですよ〜。こちらは「ミチェラーダ・デライト」。ノンアルコールカクテルです。トマト、オレンジ、オニオン、スパイス、ノンアルコールビールのモクテル。甘くなくて、トマトジュースともちょっと違うミックスフレーバーは、人生初めての味! でもおいしい! 「PIOPIKO」ではほかにもユニークなモクテルがいろいろあるのが、お酒を飲まないひとりっPにはありがたや〜〜!! なんでなのか、ひとりでも全然居心地がよくって落ち着くのも高ポイントだと思いました。
 
こちらのレストラン、ほかにも気になりすぎなメニューだらけなので、絶対そのうち全種類コンプリートするぞ〜〜!と絶賛企み中です。
 
タコス満喫後は部屋に引きこもって、PC作業したり、テレビを見たり、延々お風呂に入ったり、ギターを1分だけかき鳴らしてみたり。前述のように夜中にドリップコーヒーを買いにコンビニへ出かけた以外は、オシャレ部屋を堪能しまくって、この日は終了しました。旅先の街の様子が時間ごとにどう変わるのかが気になるタチのひとりっP、窓の外の烏丸通りの様子を逐一チェックできたのも大満足 →「ひとりっPは見た!」状態。 ほんと、京都ど真ん中ならではですよ。

魅惑の朝食!

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翌朝の朝食は、館内のイタリアン「Mr.Maurice's Italian」にて。「おお!! アボカドトーストがある!!」と即オーダー。アボカドマッシュともっちりしたパンの相性がサイコーー! オレンジジュースもフレッシュ搾りたて〜〜!! さすがホテル、聞いたらソイミルクもあると言われたので、コーヒー用に添えてもらいました。

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こちらはホテルロビーの一角。ひとりっPがエースホテル内でもっともLOVE!と思ったエリアです。この写真が撮りたくて(日中は人が多くて撮影断念)、早朝7時にわざわざロビーに降りていったくらい←バカ? 奥に見えるのが『Stumptown Coffee Roasters』。つまり、買ったコーヒーをこのおしゃれで広々していて天井も高くてキモチのいいロビー席でゆったり楽しむもよし、単に座って休憩したり読書したり、フリーWi-Fiは飛んでるし、電源付きのロングテーブルもあるのでPC作業をするもよし。そう、エースホテルのロビーは、なんと、マジでパブリックに開放されているんです。まるで駅!? ショッピングモール!?? 普通、ホテルのロビーは、半パブリックというか、外部からの訪問者が利用することは可能ですが、ホテル自体にまったく用もないのに堂々と利用するのはやっぱり遠慮してしまいますよね。ところがエースホテルは、外部からのビジターの利用を想定してのこのソファ&テーブルエリアなんですよ!!! すごい! ホテルが単なる宿泊客のための場所ではなく、その時その街にいる人々が自由に集まって、くつろいで、また散らばっていく。まさに“ハブステーション”としての機能を持たせているってことですよね! そしてその機能をスタンプタウンコーヒーが補完している。素晴らしい〜〜!!!
 
ひとりっPが滞在中、このロビーは常に人で賑わっていました。そしてどの人もハッピーそうなんですよ。 こんな状況下だけに、その様子を見てるだけでしみました。

結論:エースホテル京都の真の魅力とは、、、

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今回、思いっきり24時間滞在してみてひとりっPが思ったエースホテル京都の価値。
 
確かに、超デザインコンシャスなホテルで、どこを切り取ってもオシャレ! ステイしていて激写しっぱなし(ロビーとゲストフロア廊下は通るたびに撮影せずにいられない←バカ)、気分アガりっぱなしでした。
 
でも、こちらのホテルの特徴はそこだけではないんですね。なんというか、日本のホテルには珍しい、スタッフのみなさんのパーソナリティーというか、雰囲気というか。400回のひとりっぷ歴の中では、イマドキなHIPでHOPなチャラっとしたホテルに「、、、どうなのこれ。ないわー」と思ったこともあるひとりっPですが、エースホテルにはそれがない。じつはちょっとだけ心配していたんですが、まったくの杞憂でした。フレンドリーだけど砕けすぎない接客。かつ、アットホームで陽気な感じ。これが新鮮。で、心地いい。程よい距離感というか。こちらが緊張せずリラックスしていられるなあと。例えば、チェックイン後、客室まで案内をしてもらう場合に、ホテルスタッフの方との会話、何を話せば、、、と思うことがしばしばなんですが(※ひとりっPは見ず知らずの人には決して愛想がよくない)、エースの場合は逆で、あれこれ聞いてみたいことが続出! そう、コミュニケーションしたくなるホテル! なんですよ。さすが “ステーション”!!  ということが滞在してみての結論です。
 

ほんと、旅って勉強になるわーーー! とまたしても思った京都旅でした!


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ひとりっPプロフィール画像
ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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