羽田空港で食べたい! “空カレー” の推し5選!【シリーズ・ひとりっぷ空港グルメ③】

羽田空港で食べたい! “空カレー” の推の画像_1

空港LOVE! 空港は超パワースポット! 行くだけで元気になれるし、旅立つわけじゃなくても1日中いられる〜!! てな旅バカ&空港バカのひとりっPです。
 
空港での楽しみのひとつが、グルメ。地域の人気店が出店していることも多く、チェックは欠かせませんよねえ〜。
 
なのですが。
 
コロナ禍以降、
「趣味は羽田空港通いです」と言っていいレベルに、旅立つわけでもないのに羽田空港にしょっちゅう出かけているひとりっPですが(目的は空港ターミナル内パトロールです)、羽田は、正直言って、空港グルメ的にはパンチに欠けるんですよねえ。ターミナルが3つもあって、出店数は多いのに、新千歳空港や福岡空港に比べると、圧倒的に弱い。東京という街自体に「コレ!」っていうご当地グルメがないためかもしれません。
 
そんな中で、わりとよく食べるのが、カレー。

羽田空港で食べたい! “空カレー” の推の画像_2

羽田ではなぜかしらカレーが食べたくなるのは、ひとりっPだけでしょうか? 
 
というわけで、せっかくなので、ここ半年ほど、羽田空港(第1〜第3ターミナル)ではカレーにロックオン。「羽田行ったら、カレー食べよ」をルーティンにしてきた結果、コロナ禍で休業中の店を除いて、たぶん、おそらく、ほぼ全制覇できたかと思っています。
 
中から、「リピートあり!」の太鼓判をオン!&実際にリピートしている、“空カレー(命名byひとりっP)の推し店”をご紹介させていただきます!
(順不同です)

1.『カレースマイル』の「三元豚の黒胡麻カツカレー」(第1ターミナル・1階)

羽田空港で食べたい! “空カレー” の推の画像_3

第1ターミナルの1階到着ロビーにあるカレー専門店『カレースマイル』。専門店だけにいろいろ種類があるのですが、ひとりっPがいつもオーダーするのはこれしかオーダーしたことないんですが)「三元豚の黒胡麻カツカレー」(¥1050)
 
カツがさっくさく。カレーにゴマの風味は感じられないのですが、コクがあり、これがおそらくゴマの仕事なんだなと。やや酸味もあって、カツとナイスマッチングです。ボリューミーに思えるカツカレーですが、実際、お店によってはかなりガッツリ系ですが、こちらはカツがしつこくないので、ペロリといけます。 

羽田空港で食べたい! “空カレー” の推の画像_4

テーブル席もありますが、カウンター席中心で、ひとり客多数。食券方式です。よく見ると、なんと立ち席もあるようですが、感染症対策のためか、現在は使われていません。

2.『丸福珈琲店』の「ブラックカリーライス」(第1ターミナル・1階)

羽田空港で食べたい! “空カレー” の推の画像_5

大阪発の大人気喫茶店『丸福珈琲店』。東京にも数店舗展開があり、羽田空港にも支店があるんですよー。
 
そして、こちらのひとりっP的推しメニューが、「ブラックカリーライス」(単品¥900/ドリンクセット¥1200)。その名のとおり真っ黒なルーは、コクと深み、甘みがガッツリで、サイコーうまし!! かために炊かれたごはんもいいぞう! 肉はビーフスライス。辛さは辛めの中辛ですかね。じつは辛いものが得意ではないひとりっP的には、ギリギリ。ギリ内側でよかった〜と思いながら毎回食べてます。お皿の内側フチに、丸福のキャラ?=29(ふく)ちゃんがプリントされていて、食べるにつれて現れるのも、ちょっと楽しい。
 
でもって、丸福のシグニチャーといえば、特濃苦味100%のコーヒー。ひとりっP、カレーのときはアイスコーヒーをオーダーするんですが、とにかく濃い。ほんまに濃い。香港ミルクティー並みに濃い。アイスの氷が溶けても濃い。アメリカンでもかなり濃い。出されたグラスの水を加えてしまいます、いつも。ホットコーヒーのときも、同じくつい水を加えてしまいます。ははは。でも、酸味はほぼなく、苦味がひたすら。酸味コーヒーが好きではないひとりっP的には、理想のコーヒーなんですよ〜! LOVE! 添えられてくるコーヒークリームが、ちゃんと冷蔵されているフレッシュクリームなのもヨシ! さすがだ丸福〜〜〜! 

羽田空港で食べたい! “空カレー” の推の画像_6

場所は第1ターミナル1階。カジュアルでオープンな店構えなのでセルフサービスかと思ってしまいますが、丸福珈琲店は、どの店もフルサービス式です。
 
じつは、ブラックカリーライスのほかに、普通のカリーライスもあります。が、ひとりっP、ブラックカリーの誘惑にはどうしても逆らえず、普通カリーは未体験なんですよ〜。

3.『カレーダイニング アビオン』の「アイガケチキンカレー」(第1ターミナル・地下1階)

羽田空港で食べたい! “空カレー” の推の画像_7

こちら『カレーダイニング アビオン』は、カジュアルな店構えですが、創業1963年の老舗。羽田空港にも旧ターミナル時代(って、いつ!??)から出店しているそうで、めっちゃ古株なんですね。
 
ここでのひとりっPの推しは、「アイガケチキンカレー」(¥780)です! 名前のとおり、ヤサイトマトカレーと、ビーフ、ポーク、チキンのいずれかのカレーをハーフ&ハーフにしたもので、ひとりっPはチキン派です。おそらく肉カレーはベースがどれも同じで、ヤサイトマトのみ、ベースが違うために、アイガケは、肉カレー&ヤサイトマトカレーの組み合わせなのだと思われます。
 
まず、チキンカレーが、きちんとおいしい! ヤサイトマトカレーはトマトベースの酸味系。野菜はトッピングされているんですが、中でもじゃがいもが素揚げされているのがすばらしい〜〜! ひとりっP、カレーのじゃがいもは絶対に素揚げで入れたほうがうまい!と思っています。ので、ブラボー! 2種類のカレーがお互いを引き立てあって、あっという間に完食ですよ。
 
そして、こちらのお店で力説したいのが、付け合わせの薬味のすばらしさ!! 福神漬け、らっきょう、さらにオニオンフライまで! 中でも、らっきょうが! うんまいんです! ひとりっP、じつはらっきょうはそんなに好きではないので残しがちなんですが、ここのは、「おかわりください!」と言いたいくらい! なんというか、ツンとこなくてマイルドなんですよ。らっきょうってこんな味だったのか、と目からウロコ。神は細部に宿る! 薬味にもこだわりを感じる、さすがの老舗カレー専門店です。

羽田空港で食べたい! “空カレー” の推の画像_8

第1ターミナルのエスカレーター脇の、ちょおっと見えづらい場所にあります。10月中旬時点では、ランチタイムのみの時短営業中。
 
ちなみに、こちらのお店には、創業当時のカレーを再現したという「クラシックビーフカレー」(¥1700)というメニューがあり、検索すると、そちらへのクチコミが圧倒的です。が。ひとりっPの推しは、断然、アイガケです。「クラシックビーフカレー」も食べてみましたが、ひとりっP的軍配は、圧倒的にアイガケカレー! というわけで、アイガケチキンをひたすらリピっています。

4.『新宿アカシア』の「極辛カレーライス」(第2ターミナル・4階)

羽田空港で食べたい! “空カレー” の推の画像_9

本店はその名のとおり新宿にある、1963年創業の老舗洋食店『新宿アカシア』の唯一の支店が、羽田空港にあるんですよー。
 
こちらに、ひとりっP的推しカレーがあります。その名も「極辛カレーライス」(¥850)。辛さにあまり耐性のないひとりっP、こちらのカレーの存在は認識していましたが、当初はスルーしていました。が、HPでよくよく見てみたら、「極辛」は激辛という意味ではなく、おいしい辛さを極めたくてのネーミングで、そんなに辛くはないとの説明。まじか!と、羽田パトロールの際、ちょっとドキドキしながらトライしてみたら!!
 
「う、うっまーーーい!!!」
 
たしかに、辛いというよりも、めくるめくいっろーーんなスパイス! まさに極上スパイスミックス風味!!! なんとも言えない、スパイスの多重奏〜〜〜!! 辛いのが苦手なひとりっPでも、なんの問題もなく食べられるーー! ひとりっPの勤務地=カレーの街として知られる東京神田神保町のカレーの名店『エチオピア』にも通じる味わいかと。カレー自体はさらっとスープカレー風。骨つきチキン2本入り。甘味はあまりなく、福神漬けを足すとよりいい感じ。「このタイプのカレーは、風邪のひき始め、ちょっと喉の調子がなあ〜、みたいなときに食べると、てきめん治るんだよねえ」と思いながら、ぺろっと完食です。いやしかし、このカレーを激辛だと思って敬遠してるお客、結構いるんじゃないですかねえ?? もったいないなあー。

本場インドのカレーも、辛いというより、各種スパイスがたっぷりな食べ物なんですよね。辛さに弱いひとりっPが、インド1か月ひとりっぷのときは、まじで毎日毎食カレー食べてました。いやほんとに。カレーって薬膳なんですよねー本来。
 
そして、ひとりっP、こちらでは必ずカレーと一緒にアイスコーヒーをオーダーします。初訪問時にオーダーした際、じつは期待してなかったんですが、ひとくち飲んで、「んおっ!」。酸味ナシの苦味系。重すぎず軽すぎずの、ほどよさ。おいしいーー!!と感激。2回目訪問時、コーヒーは1杯ごとにマシンで抽出していることに気づきました。だからおいしいのか!と納得。

羽田空港で食べたい! “空カレー” の推の画像_10

店舗はほぼカウンター席。少しだけテーブル席があります。
 
じつは、『新宿アカシア』のシグニチャーはロールキャベツ。そして、ロールキャベツとカレーライスのセットメニューもあり、初めて食べたときは、セットでオーダーしました。が、こちらのロールキャベツ、クリームを使わず、でもスープは白いという独特のもの。申し訳ないのですが、ひとりっPの好みではなかった、、、。以来、カレーオンリーでオーダーしています。ご飯の量を選べる(値段も違う)のもいいんですよ〜。欲をいえば、追い福神漬けができるとうれしいんですが、、、。

5. 『テイルウィンド』の「ランチカレー」(第3ターミナル・3階)

羽田空港で食べたい! “空カレー” の推の画像_11

以前、別記事(羽田空港滑走路ビューホテルに泊まってみた)でもご紹介した、『テイルウィンド』。国際線専用の第3ターミナルに隣接している『ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田』内のオールデイダイニングです。
 
こちらのランチセットがかなりお得なんですよ〜〜! 日替わり(ほぼ2日おき)のメインに、ミニサラダ、スープ、デザート、ドリンクがついて¥1530! メインがいつも、さすがのホテル洋食なんですよね。毎月、なにかしらのカレーが1種類入っているようで、きっとうまいはず! とニラんでいました。ただ、ランチメニューのその月のラインナップは店頭告知のみ。HPでは見られないんですよ。ひとりっPも、3タミパトロールのときに店頭でチェックしています。
 
で、カレーランチの日に訪問してみたら、やっぱり、「うまい〜〜〜〜!!」。この日のカレーは、「チキントマトカレー」。トマトの酸味が「好き〜〜〜!」。ホテル洋食ならではのコク〜〜! 薬味も上品〜〜! チキンはひとくちサイズで煮込まれています。
 
ドリンクは毎回グレープフルーツジュースをオーダーです。

羽田空港で食べたい! “空カレー” の推の画像_12

セットのデザートが、控えめサイズながら、しっかり食べた感のある分量でサーブされるのもうれしいんですよねえ。この日はチョコレートケーキにアイスクリーム、生クリーム、オレンジ添え。この気のきいた感じが、さすがホテルダイニング! そして、こちらのレストラン、メインのときのドリンクオーダーとは別に、デザートのときには、「コーヒーか紅茶、お持ちしましょうか?」といつも聞いてくれるので、お願いするんですが、チャージされないんですよ! フリードリンク制?? サービス?? と思いつつ、未確認です。すみません。
 
ちなみに、2021年10月中旬時点では、ランチセット以外のアラカルトメニューは限定されていて、カレーは含まれていません。『テイルウィンド』のカレーは、カレーランチの日にしか食べられないんですよー。残念!

羽田空港で食べたい! “空カレー” の推の画像_13

右側が『テイルウィンド』。ホテル内レストランとは言っても、構造的にはホテルのフロントの外側にあり、むしろ空港に連結しているので、ほぼ羽田第3ターミナル内レストランな雰囲気。気軽に利用できます。とはいえ、ホテルダイニングだけにゆったりしていて、くつろげるのがポイントですね〜〜。滑走路ビューではありませんが、レストラン外側の全面ガラスはモノレール&多摩川サイドに面していて、日によっては富士山も見えるし、夕暮れ時にはすばらしい夕焼けも!

羽田空港で食べたい! “空カレー” の推の画像_14

以上、ひとりっP的羽田空港の推し空カレーリスト5でした!

  
カレーパトロールをしていて気づいたんですが、羽田空港のカレー勢力図は、1タミ優勢気味ですね。なんつってもカレー専門店が2軒もあるし。なんで???(で、にアクセント) と思ったんですが、おそらく、羽田空港のターミナルがかつて1つしかなかった時代の名残か??と(羽田空港の中のかた、もし間違ってたらご指摘くださいーー!)。羽田空港は、もともとは第1ターミナルだけだったのが、あとから第2ができたんですよね。でもって、そのせいか、第1は、とにかく横に長い! 長すぎる! 「なんでこんなに長いのーー!??」とカレーパトロール中に思わずボヤくひとりっP。で、そのときに、「はっ! そうだ、もともとはここにJALとANAが両方入ってたんだもんね! だから長いんだな」と気づいたんですー。空港探偵ひとりっP、この原稿を書きながら、改めていろいろ推測&考察。ほんと旅って(羽田パトロールも立派な旅です!)勉強になるなあ〜〜。
 
もう一点。空港のレストランて、お店を出るときに、「行ってらっしゃいませ」や「お気をつけて」と言われることが多いんですよ。普通なら「ありがとうございました」で終了ですよね。なので、そう言われるたびに、ああ、ここは空港だった〜〜!! と、お店の “旅人” への心遣いにジワってしまうひとりっPです。あ、はい、羽田には単なるパトロール訪問で、旅立つわけでも、帰ってきたわけでもないことも多いんですが。ははは。
 
それではみなさまも、機会があれば、羽田空港で、“ Have a nice 空カレー!!!”


 


 

ひとりっPプロフィール画像
ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

記事一覧を見る

FEATURE
HELLO...!