JWマリオット・ホテル奈良があるのは、JR奈良駅からタクシー、もしくは路線バス(ひとりっPの大好きな奈良交通)で10分ほどの再開発された一角で、奈良県コンベンションセンターが隣接しています。通りをはさんだ向かい側には奈良市役所が。
ひとりっPの友人が、「JR奈良駅からやや離れている(約1.5km)ので、なにかと不便では?」と気にしていたので、最初に言わせていただきます。
ひとりっPは、まったく気になりませんでしたよ〜〜! いやマジで。 路線バスのバス停はホテルの目の前。まあまあひんぱんに便があって、市内のメイン観光地にはバスで問題なく行けます(※事前にGoogleマップで時刻表&ルートをチェックするのをおすすめします)。近鉄奈良線新大宮駅へは徒歩10分ほどなので、近鉄沿線への移動はスムースです。 ひとりっPのお気に入りスポット=平城京跡にも近い! 距離約1km。徒歩でもバスでもホテルのレンタサイクル(予約制)でも行けます〜〜! そもそも奈良(市内)では、たいていの観光地へはバスor電車移動が必要なので、この立地はまったく問題ナシ! さらにいうと、ひとりっPはこのとき、せっかくのラグジュアリーホテル泊なので、チェックインからチェックアウトまで、ほぼホテルにこもりっぱなし。ますますなんの問題もありませんでした。フッフッフ。
足元マニア(床、カーペット、道路などなど、自分の足元のディテールがめちゃくちゃ気になるタチなんです)のひとりっP。客室フロアでエレベーターを降りた途端、カーペットに目が吸い寄せられてしまいました。奈良の山々をイメージしたものだそうです。なるほどー! と思ってあとからホテル外観を改めて見てみたら、外観にもこの奈良の山々モチーフがあしらわれていることに気づきました→ひとつ前の写真を今一度ご覧くださいませ。
滞在したのはデラックスルーム。モダンだけど温もり感のある内装です。広さは36㎡。キングサイズベッド、ソファ、テーブルが備わっています。土褐色にオレンジがアクセントになったカラーリングは、奈良の若草山焼きへの敬意を表したものと言われ、なるほどーー! こちらのホテルは、“奈良らしさ” をとても大切にしているんですね。
ひとりっPがめちゃくちゃ気に入ったのは、ベッド上の壁にあしらわれたオブジェ。そう、鹿の角モチーフですよ〜〜!
見ると、ベッドサイドには木彫りの鹿が。かわいい〜〜! やっぱり鹿は奈良最強のアイコン!
こちらはワーキングデスク兼テーブル。テーブルもチェアもくつろげるデザインです。いや〜〜、なんかリラックスできるわ〜〜、とこの時点で、「出かけてる場合じゃない。チェックアウトまでホテルにこもります!」宣言!
ステイした部屋は4階で、奈良市役所ビュー。窓からの眺めはこんな感じです。奈良市内には高層の建物がないので、抜け感ありますね〜〜。
エスプレッソマシーンあり。コーヒー派のひとりっPにはうれしい限り!
ティーバッグも充実です。高品質なお茶栽培で知られる奈良・月ヶ瀬産。創業明治30年(1897年)の由緒ある茶園『上久保茶園』のものだそう。ひとくち飲んだ瞬間、「おいしい!」。うわ〜〜〜、ちょっと感動ですよ。JWマリオット・ホテル奈良にお泊まりの際は、Don’t miss it!(月ヶ瀬には行ってみたいとずっと思っているんですが、やっぱ絶対行く!と決意しました。野望!) いや、ていうか、このシックなカラーリングは!? グレーの濃淡とサクラピンク! ティーバッグのパッケージカラーとしてはシック! ちょっと意外&新鮮な、、、と思ったら!
はい、こちらルームキーです。グレーとダークグレー! このシックな色使い、ティーバッグと同じ!?? と、なんでも気になるひとりっP、フロントのかたに聞いてみたら、JWマリオット・ホテルのブランドカラーと判明! ううーーーん! さすがです! やはり、神は細部に宿る!
洗面・バスルーム・クローゼットコーナーは、廊下側からとベッドサイドからのウォークイン仕様です。
バスルームは日本スタイル。バスタブと洗い場があります。シャワーはレインシャワーとハンドシャワーのダブル。トイレは独立しています。
ラグジュアリーホテルでは、アメニティも楽しみなもののひとつ。JWマリオット・ホテル奈良のアメニティは、英国のスパブランド『アロマセラピーアソシエイツ』! こちらもグレーのグラデーションパッケージ! JW仕様ですね。好きなブランドなので、見た瞬間、やったー!と気分アゲ! ローズマリー、イランイラン、ラベンダーなどなどアロマの香りに癒されます〜〜!
そして、サイコーに気に入ったのが、こちらのパジャマ!! JWマリオット・ホテル奈良のオリジナルです。ガーゼコットンの肌触りがめちゃくちゃよい〜〜! ミドルスリーブとラウンドカットの裾、ボトムとのバランスなど、デザインも好みすぎるうえに、着てみてわかった秀逸さ! なんと着映えするんです! って、そんなパジャマってなかなかなくないですか!? もちろん抜群にリラクシングな着心地〜〜〜! さすが、織物が特産の奈良! 「これ、販売していないんでしょうか!?」と聞いてみたのですが、現時点では販売はないそう。がっくり。ホテル内ストアでの販売、熱烈希望します!!
ひとりステイだったので、ウォークインのドアは開けっぱなし。自然光が入るし、窓の外も見えて、開放感があります。
夕方のターンダウンサービスのあとでピローの上に置かれていたのは、ピローミスト! もちろん香りはアロマティック。よきかな〜〜〜!
おこもりステイ中のディナー&朝食は、館内のオールデイダイニング『シルクロードダイニング』にていただきました。 いや、ちょっと、シルクロード!!? 素敵〜〜〜! 奈良ならでは! そうだよ、奈良はシルクロードの東の起点!! と古代ロマンを感じてジワるひとりっP。脳内BGMは喜多郎ですよ。(“趣味は秘境” のひとりっP。数多の旅歴の中でダントツに感激&興奮した旅ツートップのひとつが中国シルクロードへの旅です! ※もう一か所はマチュピチュ!) そして、こちらのダイニング、想像超えてサイコーでした! ココロの底から激推しさせていただきます! ひとりっPも実際にメニューを見るまで知らなかったんですが、奈良産の食材を使ったメニューがめちゃくちゃ豊富なんです。しかもそそられるネーミング続出! 胃袋500%にして全部食べたいぞう〜〜! と、迷ったすえにオーダーしたものは、もちろん全部おいしかった! ここ3年ほど、奈良に何回かリピートひとりっぷしていて気づいたんですが、奈良ってめちゃくちゃご当地食材が豊かなところなんですよね。大和牛、ヤマトポーク、アスカルビー(苺)、古都華(苺)、大和茶、柿、梅、いちじく、三輪そうめん、はちみつ、各種伝統野菜などなどなど。 『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』でもご紹介していますが、“食材” を存分に買える場所は何か所かあるんです。でも、「その食材を使ったメニューをお店で食べたーい!」と思うと、意外に難しい。地産地消というか、Farm to Tableというか、ご当地食材メニューをバリバリ出してくれるお店があんまりないなあ、とずっと思っていて。 が、こちらでメニューを見たら、「えええー! 地産地消メニューだらけなんですけど!」。どれも食べたいぞう〜〜〜!! でもって、食べてみたら、どれもいとうまし〜〜〜!! 今までずっと、奈良産食材メニューを食べられるお店の検索にかなりの時間を費やしてきましたが、灯台下暗し! ここに来ればよかったのかーー!と悟りました。 というわけで、奈良に行ったら、JWマリオットに宿泊しなかったとしても、こちらのダイニングにはぜひ! あ。「ホテルダイニングは、じつはひとりでも気後れなく利用できる」(ビジネスで宿泊しているシングル客がよく利用しているから) というのが、ひとりっPの持論なんですが、こちらももちろん! おひとりでもぜひ!
「どれをオーダーするのか悩むーーー!」と “食いしん坊万歳っP” だったのですが、なあんとうれしいことに、おいしいとこ取りのコースメニューがあったんですよ〜〜。もちろん奈良産の食材がてんこもり! で、選んだのは、5コースディナー。こちらはアミューズの「ヤマトポーク シグネチャー スライダーミニバーガー」。アミューズでホテルバーガー! 食いしん坊はもう感喜しかありません〜〜!
こちらはメインの「和牛サーロイングリル/ブラックペッパーソース マッシュルームソース マッシュポテト シーズナルベジタブル」。 じつは食いしん坊ひとりっPが、「ううーーん、、、このアラカルトの “塩麹でマリネしたヤマトポークのサーロイングリル” も気になる、、、(だって塩麹! ヤマトポーク!)」と迷っていたら、カスタムでポークグリルをハーフでプラスしてくださったんですよ。きゃーーー!!! 贅沢に和牛&ヤマトポーク!! ほかにも、 「大和奈良チキンコンソメ 季節のガーニッシュ」 「キヌアとアボカドのサラダ/キヌア アボカド 地元野菜 柿酢と蜂蜜のビネグレット」 「シルクロード ラグマン/牛肉の煮込みトマトスープ 季節の野菜 麺 スパイス トウガラシ」 「シルクロードスタイル 野菜だけを使ったカレーライス」 「トリュフと奈良キノコのピッツァ/パルメジャーノ クリーム JWガーデンハーブ」 「スパイス豆腐 野菜のラップサンドイッチ/トマトのサルサ ワカモレ」 「大和牛サーロインステーキ200g/季節のお野菜 JWガーデン ローズマリーソース」 「大和抹茶のかき氷」 などなどなど、魅惑のラインナップすぎる、、、!
すみません、ひとりっPが「おいしそう〜〜! 食べたい〜〜!」と思ったメニューをずらずらと書き並べてしまいました。 ベジタリアン&ビーガンメニューがあるのも、さすがJWマリオット! ですね!
翌朝の朝食もめっちゃ豪華! 「リッチホテルこそ、ホテル朝食!」(「ひとりっP’s 旅の格言」より) というわけで、フルラインナップの「シルクロードダイニングブレックファースト エクスペリエンス」をチョイスです。 フルーツジュースセレクション、ブレッドセレクション、フレッシュフルーツ、季節のサラダ、ミューズリーヨーグルト フルーツコンポート蜂蜜添え、シェフおすすめのブレックファーストアペタイザー。コーヒーには豆乳を添えてもらいました。ラグジュアリーホテルでは牛乳を豆乳やオーツミルクなどに変更可能なのが、豆乳派ひとりっPにとっては高ポイントなんですよ〜!(明記されてなくても、聞くとほぼ対応していただけます)
朝食コースのメインにオーダーしたのは、「シグネチャー 温泉エッグベネディクト/温泉卵、グリルベーコン、大和マナ、オランデーズソース、柿ジャム」。
柿ジャム!!!
ひとりっPはエッグベネディクト好きなので、迷わずチョイスしました。 ちなみに、大和マナって!?と思ったら、奈良の伝統野菜でアブラナ科の菜葉とのこと。へええ〜〜。知らない伝統野菜っていろいろありますよねえ。世界中どこでも、ご当地限定野菜&果物と聞くと試さずにはいられないひとりっP。またひとつ勉強になりました。
ほかには、 「シグネチャー JW奈良ポーチドエッグ/ローズマリーポテトのエスプーマ、チョリソーソーセージ、チャイブ」 「シグネチャー シルクロードオムレツ/大和ポーク、奈良県産椎茸、チーズ、スパイス」 「クロワッサンワッフル/奈良県産大和はちみつの純粋蜂蜜、バニラクリーム、ベリーのコンポート」 「ビーガン 奈良椎茸ベネディクト/奈良県産椎茸、豆乳ソース、大和まな、ビーガンブレッド」 「大和ほうじ茶粥 奈良漬けとともに/茶粥、奈良漬け3種、味噌汁、大和ほうじ茶」 などなど、これまた気になりすぎるラインナップ〜〜!! (以上、アラカルトメニューも含みます)
※各メニューは、季節によって内容が変更になる可能性があるそうです。
ちなみに、メニュー中の “JWガーデン” というのは、館内にあるこちらのテラスガーデンのこと。世界中のJWマリオット・ホテルに必ず設けられているそうです。ソファやテーブル&チェアが置かれていて、宿泊客がくつろぐことができるようになっているんですが、このガーデンの一角でハーブを栽培しているんですよ。つまり、まじでホテル産のハーブ! これぞFarm to Table!
ロビーラウンジ&バー『フライングスタッグ』です。やはり、ウッディなベージュ〜ブラウンにグレーを組み合わせたシックなカラーリング。正面奥にはモノトーンで描かれた鹿が! 飾られているのは、バーカウンターの壁です。
お酒が飲めないひとりっP。ノンアルコールのドリンクをお願いしたら、ひとりっPの好みに合わせたドリンクをカスタムでいろいろ作っていただけました。さすがホテルバー! 感激〜〜!
ホテルロビーでひとりっPがものすごーく気に入ったのが、こちらの盆栽です。通りすがりに見るたびにうっとり&ほれぼれですよ。
こちらは、ボールルーム階のパブリックコーナー。ホテルのインテリアって、見ているだけで楽しいし、いろいろ気づきがありますよねえ。
館内施設としては、ジム(24時間オープン)はもちろん、室内プールもあります。シックで大人仕様!
館内スパ『SPA BY JW』では、部屋のアメニティと同じく、『アロマセラピーアソシエイツ』のプロダクツを使用したトリートメントメニューがラインナップ。今回はトライしませんでしたが、“自分メンテナンス的おこもりステイ” するのもアリだなあ、といろいろ妄想。
隅々まで体験してみてわかったのは、JWマリオット・ホテル奈良は、“ギラっと感” がまったくないホテルだということ。“奈良リスペクト” が隅々まで感じられる、シックでモダンで温かみもあるラグジュアリー。外観はソリッドですが、ホテル内に一歩入ると、奈良の街にしっくり馴染む落ち着きのある高級感。「さすがJWやな〜〜〜」と感心しっぱなしですよ。
ちなみに。 ホテルは前述したようにJR奈良駅からは約1.5kmと、ちょっと離れていますが、そのぶん、じつはアドバンテージがあります。 まず、ホテルのすぐうしろには蔦屋書店があって、ここがめちゃくちゃ楽しいんです。 ひとりっPは、奈良へ行ったときはマストでパトロールに出かけています。が、ここへ行くためだけにバスに乗って出かけなくてはいけないのが時間的に厳しいことも多々あり。でも、今回はホテルから歩いてすぐ! 3分かかりません! 「わーい!」と、初日夜と2日目のチェックアウト後の2回出かけてしまいました〜! 店内にはスターバックスあり。本や雑誌以外に、メイド・イン・奈良なアイテム(食品・雑貨など)が充実の品揃え。おみやげ選びにも激推しスポットです!
もうひとつのアドバンテージ。それは、じつは伊丹空港(大阪国際空港)からのアクセスがめちゃくちゃいいこと! 伊丹空港〜奈良間の空港リムジンバスのバス停(奈良県コンベンションセンター停留所)がホテルのすぐ脇にあるんです。 飛行機LOVE!につき、国内旅移動は可能な限り飛行機派のひとりっP。奈良へ行くときも、ほぼ空路利用です。 ルートは、羽田〜伊丹を飛行機移動、伊丹空港〜奈良間は空港リムジンバス利用です。このバス便は、1時間に1本程度出ていて、 所要時間約75分。つまり、羽田空港からは乗り換え1回でホテルまで来れちゃうんです。めっっっちゃ便利!! ちなみに、伊丹空港からは近鉄奈良駅やJR奈良駅より手前のバス停、逆に空港に向かうときは両駅より後のバス停なので、所要時間も近鉄奈良駅やJR奈良駅で上下車するより短いのがポイントです。 ※このバス便をご利用の際は、必ず事前に時刻表のチェックを。 伊丹空港で長めの待ち時間が発生する場合もありますが、ひとりっP的には「こりゃラッキー!」。空港内の『丸福珈琲店』でまったりするか、『清十郎』でお好み焼きを食べるか、『HORAI551』で豚まんをテイクアウトして展望デッキで食べるか、搭乗エリア内の「くくる」でたこ焼きを食べるかして、乗り継ぎでできた時間をフルでエンジョイしています。
じつは、このときは、名古屋に立ち寄る用事があったので、帰路はJR奈良駅までタクシー移動 → JRみやこ路快速にて京都駅へ移動 (所要49分)→ 新幹線に乗り継ぎました。 JR奈良駅では駅前のバスターミナルに集結してくる奈良交通のバスを堪能。このカラーリングと鹿柄が大好きなんですよ〜〜!
ちなみに、いちばん好きなのは、このちょっと小ぶりなタイプの車両です。ホテル近くで見かけて「わーい!」と激写してしまいました。フッフッフ。 【ご注意】 奈良では流しのタクシーはまずいません。 と地元の人から最初に聞いたときは、「有名観光地なのに!?」とびっくり。でも確かにいないんですよ。客待ちしているタクシーが確実にいるのも主要駅だけ。それ以外は呼び出しになります。ただ、台数が不足気味なようで、迎車には何度か苦戦した経験あり。時間に余裕を持っての手配をおすすめします。
「行き方が意外に面倒くさい、、、」と考えがちな奈良ですが、伊丹空港からならバスで直通約1時間15分だし、新幹線利用なら京都か新大阪で在来線に乗り継いで1時間程度。意外にスムースなんですよね。 京都とはまったく違う「いにしえロマン」を感じまくれる奈良。歴史の授業で勉強した超有名スポットがフツーに続出で、毎回感動しっぱなしです。 今回はホテル旅だったので観光はゼロでしたが、ひとりっPならではのちょっとマニアックな奈良旅エクスペリエンスについては、『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』にて、くわしーくご紹介していますので、ぜひご覧くださいませ〜〜!! みなさまも、ぜひ、次回の旅は、 Have a nice まほろば奈良ひとりっぷ〜〜!(ふたりっぷでも、それ以上でも〜〜!)
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