「風水最強!!」
香港に来るたびにココロの中で何度も叫んでしまいます。
ニョキニョキみっしり立ち並ぶペンシルビル、100万ドル、いや1000万ドルの夜景もあって、大都会のイメージが強いかもしれない香港ですが、じつは、すっごい豊かな自然がすぐそこにあります。
もう一度言います。
ほんと、すぐそこに大自然があるんですよ!
そんな街、なかなかないです。ビーチも山も絶景も、大都会のほんのすぐそこ。あなたのうしろに! それが、香港を風水最強シティにしている大きな理由だと思います。
というわけで、思い立ったが Go!Nature! 朝だけ、午後から、夕方からちょっと、などなど、思いついたから、時間が空いたから、雨が上がったから、など、「行こう」と思ったら、サクッと行けます。「おっかしいなあ?? さっきまでブランドショップでバッグを選んでいたのに、なんで今この山の上を歩いてる!??」と、もはやミラクル体験! 気軽で手軽な「リトルハイキング」なのに、思いっきり楽しめるのが、香港のネイチャーワールド。
今回、ひとりっPが体験したおすすめスポット4選をご紹介します!
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【西九龍文化地区】
ながーーーい間、ずっと埋立造成工事をしていた西九龍地区。この3年の間についに整備工事が(ほぼ)終わり、素敵すぎる公園に生まれ変わっていました! M+や香港故宮文化博物館は、この公園エリアに建っています。写真左下の平たいビルがM+、右端の四角いビルが香港故宮文化博物館です。 ご覧のように、海沿いにはぐるっとプロムナードが設けられていて、香港中心部ではあまりなかった水辺でリラックスできるスポットになっています。
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渡航前にGoogleマップで検索していて、これは、折りたたみチェア持参で行かねば!と、香港旅には初持参のマイチェアを抱えてGO! 海を眺められる芝生スペースにオン。 やっぱり、思ったとおり、「キモチいい〜〜〜!!!」。香港のビーチフロントでチェアリング、めちゃめちゃいいです! おすすめ!! 海沿いにはフェンスが設置されていて、付近のベンチに座るとフェンスで海の眺めを遮られることが多い香港なんですが、ここはそれがないのがサイコー!です! 視線の先にハーバー&摩天楼! 今回の香港滞在中はずっとお天気が悪く、この時期にしては肌寒い毎日。なので、最初のうちは、天気の良い日に行こう、と企てていたんですが、どうやら滞在中最後まで天気はこのままらしいと判明した時点で、「よし、今日これから行こう!」と決意したのが午後3時。
来てみたら、あいにくの時々霧雨が降るお天気にもかかわらず、さすが日曜! 結構な人出でびっくり! ピクニックシートを広げてのんびりくつろいでいる人も多数。ほんと、香港の人ってアウトドア活動が大好きなんですよねえ。
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海際まで岩伝いに降りていくことは可能。釣りをしている人もちょいちょいいますね。
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日が暮れるにつれて寒くなってはきたんですが、だんだん浮かび上がってくる100万ドル、いや、1000万ドルの夜景の美しさに、立ち去れない〜〜〜! 何回見ても、「あ〜〜堪能した! 満足!」と思ったことのない香港摩天楼の夜景。見れば見るほど、ずっと見ていたくなる。エンドレスで眺めていられる、ほんっと魅惑の絶景です!
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公園内には飲食店も多数。フードトラックもいます。公園内で調達したり食べたりするもよし、ほかからテイクアウトしてくるもよし。次回はお天気のいい日に、海を眺めながら1日のんびりチェアリング&読書したいですねえ。ラストは夕日&1000万ドルの夜景で!
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【湾仔プロムナード】
香港に来られなかった3年の間に、西九龍地区だけではなく、香港中の海沿いのプロムナードの整備がグッと進んだんですね。 Googleマップの香港で、Promenadeを検索してみてください。あちこちの海沿いの遊歩道がヒットして、びっくりですヨ。
香港は半島と島で構成されているので、海沿いは多いし長い! そこが続々と素敵なプロムナードに変身って、楽しすぎるに決まってます! 今回、湾仔にある香港コンベンション&エキシビションセンターでアートバーゼルを見終わったあと、中環のIFCビル(写真奥のひときわ高い高層ビルです)へ移動する用事があり。検索したのですが、バス便はバス停までちょっと歩く必要があるようで、うーーん、とGoogleマップを見ていたら、「あれ?? なんだこの徒歩ルート??」。マップ上に細線で示されているルートが気になり、検索してみたら、「え! ナニこれ!? なんか遊歩道!? いつの間に!?? いやいや、これは歩いてみるでしょ!」→というわけで、急遽、湾仔からIFCまで歩いて行ってみることに。
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コンベンション&エキシビションセンターからプロムナードに出るのにちょっと手間取りましたが(みなさまもご注意ください。意外に、横切れない通りがあります。ぐるっと大回りが必要)、たどり着いてみたら、「なんだココーーー!!! 気持ち良すぎでしょーー!!!」と、夕暮れ時の穏やか〜〜な風と空気の中、正面は九龍半島、右奥にはノースポイント、左手にはセントラルの高層ビル群!! どんなパノラマ絶景!??
幅広めのプロムナードの陸側には、階段状のベンチや東屋など、ちょいちょいくつろげる仕様になってるし!!
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何やらアート作品風なドーム型東屋があったり。
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ミニチュアアート作品が設置されていたり。
なかなか芸が細かいぞう!!
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セントラル方向の1000万ドルの夜景〜〜〜!!! なんとレンタサイクルもあり、借りたスポットに戻す以外に、別のレンタルスポットに戻すこともできるとのことでした。
ひとりっPはせっかくの絶景ウォークなので、歩いてIFCまで行きましたが。湾仔〜IFCまでは距離にして約1.5km。写真を撮りながらゆっくりのんびり歩いたので、所要30分ほどでした
ここも、本とコーヒーを持って、日がな一日のんびり過ごしたいエリアです! 都会のリトルピクニック〜〜〜!
●湾仔プロムナードのGoogleマップは こちら
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【Pier No5. プロムナード】
さて、香港島西区のホテルに泊まっているとき、「むっ! ここの海沿いもプロムナードになってる!??」とGoogleマップを見ていて気づき。 「これは!!」と、早速行ってみることに。 (というか、香港島のヴィクトリアハーバー沿いは延々プロムナード化されていて、いまやほぼほぼ繋がってる!? 繋がる!? どこまで行けるのか、フルウォークしてみたいぞう〜〜!) たどり着いてみたら、平日なのに、かなりの人が歩いてるーーー!??
と思ったら、この日から香港はイースター休暇だったんですね。
このPier No5. promenadeは、2022年9月に完成したようです。
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海を挟んで対岸に見えるのは、青衣のストーンカッターズ橋。
海の上を、離島やマカオフェリーが頻繁に行き来しています。ここもものっすごいパノラマ絶景じゃ〜〜〜〜!!!
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このプロムナード沿いには4本の桟橋があって、それぞれ、憩いの場として整備されています。 こちらは芝生広場に。まさにリトルピクニックしているみなさんが。
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こちらの桟橋はボードウォーク状。 ちょっとだけ残念なのは、ここのプロムナードはすべて、ベンチに座ると目の高さにフェンスがきてしまい、シービュー100%とはいえないことですねえ。とはいえ、香港島西地区からの対岸の眺めが新鮮! パノラミック! 行く価値ありありです!
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プロムナードの東端には、ザ・香港トラディショナルな元祖コンビニ=士多(ストア)が! その名も『好景記士多』!! いや〜〜、この感じがたまりません〜〜〜!
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【紅香爐峰へのリトルハイキング】
天后のホテルにステイしていたとき、例によって例のごとく、付近のGoogleマップをガン見していて、「あれっ!? ナニこれ!? トレイル!!?」と、すぐ後ろの山にトレイルがあることに気づきました。トレイルの途中には紅香爐峰って名前のビューポイントがあるらしい!
そう。香港て、イギリス統治時代の名残で、そこら中にトレイルがあるんですよね。 特に香港島側は、ペンシルマンションがニョキニョキ建っている合間を縫うようにトレイルが張り巡らされています。まさに、すぐそこの絶景トレイル!
「これは行くしかないね!!」と、山ガールひとりっPは決意。が、いかんせん、毎日お天気がイマイチで、様子見状態。
そんな小雨降るある日の午後、遅めのランチを食べているときに、「あ。なんかうっすら日が差してきた!??」。時計を見たらすでに午後3時。どうする!? いやでも、気になっていた裏山のトレイルは、ビューポイントまでの所要時間、Google先生によれば、ミニバスに乗っている時間も入れて25分だよ!?
「行くでしょ!!!」 と、急遽、トレイルへ向かうことを決意。ホテルに戻って急いでトレイル服&トレイルシューズにチェンジして、ホテルのすぐ後ろにある公園脇の階段を登ります。階段上の道路でミニバスをキャッチして約5分。終点の宝馬山巴士総站で下車です。 へええーーー、こんなエリアがあるんだー、山の中の終点だけど、めっちゃペンシルマンションだらけ! とキョロキョロしつつ、Googleマップを見ながらトレイル入口へ。
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こちらが入口。Chinese International School脇の階段状の坂を下ります。
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下り切ると、ほとんど水量のない幅2mほどの浅い川にぶつかり、それを横切ると、あまり道がはっきりしない上り坂トレイルが現れます。学校脇の入り口から5分なのに、完全にうっそうとした山中の登山道!しばらくは足場もよいとはいえない道なので、近場とはいえ、きちんとしたシューズは必須です。
途中、トレイルが判別できなくなり、ウロウロしてしまいましたが、最終的には木の小枝に結ばれた布が目印になって、正しい道に戻れました。 ウロウロしている間も、すぐ後ろに見えるChinese International Schoolから学生さんたちのきゃーきゃー言っている声が聞こえるので、ひとりトレイルでやや道迷い中でも、まったく不安感ナシ。 さらには、上のほうから、おそらくひとりっPが目指す地点にいると思われるほかの登山者の声も聞こえます。ていうのも、さすが香港!と感心してしまいました。
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目指す最終地点=紅香爐峰(宝馬山山頂、というか、ヒルトップですね)に到着〜〜! 道を間違えなければ、入口から10分かからず着きますね。
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ご覧くださーーい!! こちらが山頂、というかヒルトップからのビューです。
絶景かな〜〜〜〜!!!
なんで天后のホテル出て30分、てか、10分登山 で、こんな絶景スポットにいられるのかわからないーー!! でもすごいーーー! さすが香港ーーーー!
この日は曇っていたのですが、晴れていれば、香港国際空港を飛び立った飛行機がバリバリ上空を通過するのが見えるという、ひとりっP的には一石二鳥な絶景スポットと判明!(このときは上空には厚めの雲だったので、ほぼ爆音のみ。残念!)
ちなみに、夕日スポットでもありますね。 ここはメジャーなスポットではないし、夕方近くだし、お天気もベストではなかったんですが、わりと頻繁にハイキング客が登ってきていて、ちょっとびっくり。知ってる人は知っている場所のようです。
香港島にはトレイルが縦横無尽に張り巡らされているので、ひとりっPは超ショートコースで来ましたが、香港島の裏側から延々トレイルを歩いてきた人もいる様子。日本の登山と違って、早朝出発じゃなきゃということがないし、ルート取り次第で、難易度もハイキング〜登山レベルまで自由自在。 でもって大体ドラマチックビュー付き! それが香港トレイルの面白さですね!
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ちなみに山頂から南側には、ハッピーバレーや香港スタジアムが見えます。
帰路は同じ道を通ろうと思ったのですが、さすが来る時に道を見失っただけのことはあり、気付いたらいつの間にか、ループ状ルートの遠回り方向に入ってしまっていたという。なので、戻りには徒歩12分ほどかかり、St. Joan of Arc Secondary School脇からスタート地点の車道に戻りました。
ただ、そちらのトレイルのほうが、幅もあって歩きやすいということが判明。
距離にして、行きのルートは約250m、戻りは約450m、というところでしょうか。
次回はぜひ、他のトレイルとの組み合わせで歩いてみたいですねー! ●紅香爐峰のGoogleマップは こちら
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【3年ぶりの香港パトロールを終えて】
香港は今どんな感じなの? 3年の間に変わってしまったのでは? いろいろ気になっている香港ファンのかたも多いかと思います。
香港渡航回数180回超え、パトロール歴25年以上。 香港のいろいろなシーンを体験してきたひとりっPが、3年ぶりのパトロールを終えた今、ズバリ、お答えします。
香港からのインスタライブでもインスタグラムでも言わせていただきましたけれど、今一度。
みなさん。 ダイヤモンドは傷つかないんです。 香港の輝きは、少しも変わっていません。 香港は、そんなヤワな存在ではありません。 この3年の間もネバーストップ! めちゃくちゃ動いていて、新しいこと、Things To Doが、もうてんこもり! 予想はしていましたが、やはり2週間の滞在ではパトロールしきれず。 すぐにもGOアゲイン!と、燃えています!
「NO 香港, NO LIFE 」 こんな魅力的な街、ほかにはありません!
「百聞は一旅に如かず」
香港はいつだって一期一会! 世界にただひとつ、Liveな香港を体験・体感しに、今こそ、ぜひ〜〜〜!!!
※2023年4月1日から、香港入境前のCOVID-19検査陰性証明は不要になりました(ワクチン接種証明は以前から不要)。検疫に伴う入国規制は撤廃されたので、パンデミック以前とまったく同じようにパスポートだけで入国できます。
※香港最新事情についてのアレやコレやについては、ザ・香港的絶景スポットからお送りしたひとりっぷインスタライブ in 香港(全3回) (リンクは下記)で爆トークしております! すべてアーカイブしてありますので、ぜひ! ご覧くださいませ〜〜〜!!!
●ひとりっP(公式)インスタグラムは こちら