タイ『カペラバンコク』ホテルはアメージング!! 完全こもりっぱなしの3泊4日旅報告〈Part1〉

ひとりっP、ときどき、滞在ホテルから一歩も外に出ないで、ずーーっとホテルにこもりっきりでステイする旅に出ます。
 
言ったら「こもりっぷ」? ハハハ。もうちょっとおしゃれにいうと、コクーンステイ(命名 by ひとりっP)。こんこんと繭=ホテルの内側にこもって“Don't Disturb”状態。ひたすらリラックスしまくって過ごします。

この場合のホテルはラグジュアリー系を選びます。というか、ラグジュアリーホテルに滞在する場合は、コクーンステイする! と決めて出かける感じですね。ずーーっとこもっていても、まったく飽きない、どころか、滞在があっという間。

ひとりっP、ときどき、滞在ホテルから一歩も外に出ないで、ずーーっとホテルにこもりっきりでステイする旅に出ます。
 
言ったら「こもりっぷ」? ハハハ。もうちょっとおしゃれにいうと、コクーンステイ(命名 by ひとりっP)。こんこんと繭=ホテルの内側にこもって“Don't Disturb”状態。ひたすらリラックスしまくって過ごします。

この場合のホテルはラグジュアリー系を選びます。というか、ラグジュアリーホテルに滞在する場合は、コクーンステイする! と決めて出かける感じですね。ずーーっとこもっていても、まったく飽きない、どころか、滞在があっという間。

カペラ バンコク

とはいえ、ある意味贅沢すぎる旅スタイルに振り切れるのは、リピートしているデスティネーションの場合が多いですね。
 
何度も出かけているので、「今回はホテルでこもりっぷだ!」と決めて、コクーンステイ向きホテルを選びます。もしくは、街パトロールに邁進している間はリーズナブルなホテルに泊まり、何日かはラグジュアリーホテルでコクーンステイ。そのあいだはひきこもる。同じデスティネーションに滞在中、途中でホテルをチェンジする作戦です。そう、旅はメリハリをつけると、グッと楽しくなるんですよ〜〜〜!


というわけで、先日、タイ・バンコクで、『Capella Bangkok(カペラバンコク)』ホテルに3泊4日のコクーンステイしてきました〜〜! チャオプラヤー川べりにあるラグジュアリーホテルで、まさに “大人のひとりっぷ”!! 
 
予約をした時点で、「チェックインからチェックアウトまで、『わたしは“繭”になる!』」宣言! 
 
滞在中はホテル内でひたすら繭ごもり状態。もちろん食事もホテル内にて。最後に羽化して帰ってきました〜〜〜!
 
ひとりっPのコクーンステイ中@南国のルーティンは、早起きして朝食をたっぷり→プールサイドで日がな一日のんびり。読書したり泳いだり。途中、SPAに行ってみたり→夜はホテル内レストランでディナー→1時間以上入浴→就寝、という感じ。なにかをガツガツやるのではなく、基本的にのんびり。そのホテルにいること自体を楽しんで過ごします。
 
そんなコクーンステイ旅の全貌=カペラバンコクの詳細を、くわしーーーくご紹介します〜〜〜!

エニタイム チェックイン&チェックアウトがすばらしすぎる!!

タイ『カペラバンコク』ホテルはアメージンの画像_2

カペラバンコクはバンコク市内を流れるチャオプラヤー川べりにあります。オープンは2020年。ずっと気になっていたのですが、パンデミックのためペンディングに。ようやく今回、初滞在です。

エントランスは表通りから奥まった場所にあるんですね。「ふわーーー! 隠れ家感!」としょっぱなから期待度MAXですよー!

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外観は、コンテンポラリーな中に、そこはかとなく漂うオリエンタルなムード。想像よりもこぢんまりしたたたずまいで、聞くと、10階建てで客室数は101とのこと。チャオプラヤー川沿いのホテルの大半は高層です。低層はめずらしい。カペラバンコクは敢えての低層なんだなと理解しました。
 
そして、ひとりっPが何気に感動したのは、左側に並ぶコーン。よーくご覧ください。ホワイト! 真っ白なコーンです! 「神は細部に宿る」。ホテルの美意識だなあと感心ですよー!

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エントランスを入ると、ロビーです。全101室と比較的こぢんまりしたホテルだからか、滞在中いつ通りかかっても、このロビーに人が大勢いるということはなく、ゆったり&静かな時間が流れていました。
 
このゆったり感はホテル全体に言えることで、どのスペースにもゲストの人影は多くはない、というか、ほとんど見かけない。だからといってシーンとしているわけではなく、ほどよいアットホーム感があって、漂うムードは、ものすごーくリラクシング! コクーンステイにぴったりすぎる!
 
そして、カペラバンコクの何がすばらしいって、なんとチェックイン&チェックアウが“Anytime”なんですよ!!
 
「お部屋の都合がつけば」というエクスキューズ付きですが、チェックインとチェックアウトの時間は、ゲストの要望に応じてフレキシブルに対応していただけるんです。

ひとりっP、バンコクへ行くときは、往復とも、ほぼ深夜便利用です。バンコク到着は早朝。バンコク出発は夜〜深夜。というわけで、「ま、まるでひとりっPのためにあるとしか思えないシステム!! 誰得!? ひとりっP得でしょ!」。いやもー、すばらしすぎる!!!

バンコクでは、空港〜市内中心部間の移動時は大渋滞に要注意!

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今回も、バンコク到着は早朝4時半すぎ&帰国便出発は21時半すぎ。いくらAnytimeチェックインとはいえ、さすがに朝7時より前はナイよねえ、と自主判断。ホテルへは到着予定は7時ごろと事前に連絡していました。
 
スワンナプーム空港到着後、入国&荷物を引き取った時点で早朝5時すぎでしたが、そのまま空港内カフェで夜明けのコーヒーブレイク。1時間ちょっと、時間調整しました ← 空港好きなので、まったく無問題、いや、むしろ大歓迎! ちなみに、スワンナプーム空港は24時間空港なので、ほとんどの店は24時間オープンなんですよー。スターバックスも24時間オープン! 大半の飲食店は空港ターミナルビルの3階にあります(※到着ホールは2階、出発ホールは4階です)。
 
まったりコーヒータイムを過ごしたのち、市内への渋滞を避けるため、朝6時30分に空港を出発(この渋滞のことをうっかり忘れて空港を8時に出たら、市内中心部のホテルまで2時間近くかかったことが。以来、キモに銘じています)。チャオプラヤー川べりのホテルに到着したのは、7時10分。じつは、空港からの距離は、サイアム〜スクンビット界隈に比べるとちょっとあるんですが、高速道路の出入口が近くにあるので、所要時間は変わらないかむしろ速いくらいですね。

↑ここ、めちゃめちゃ重要です! 渋滞がひどいバンコクでは、空港から車で往復する際、高速道路に乗るまでの一般道が大渋滞しがちで、この移動にやたら時間がかかるんですよ。深夜早朝などの空いている時間帯なら、空港〜バンコク中心部間は所要40分程度ですが、通常は1時間強、ラッシュアワーなどで大渋滞すると1.5〜2時間近くかかることも。高速に乗ってしまえば、よっぽどのことがない限りスムーズなので、滞在先ホテルが高速道路の出入口に近いのは、かなりのアドバンテージです。

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到着後、ウエルカムドリンクをいただきつつ、チェックイン。ドリンクは数種類から選べたので、グアバジュースをお願いしました。
 
このときに帰国便の時間とチェックアウトの希望時間を聞かれ、「もし可能なら17時でお願いできますか?」とリクエスト。その時点では「確認します」とのことでしたが、最終的には17時までお部屋にステイOKでした。

ちなみに、バンコクでは、一定レベル以上の高級ホテルなら、アーリーチェックインは、お部屋が用意できていれば無料でできるところがほとんどです。早朝バンコク到着派のひとりっPの経験では、7時30分〜8時ごろにはチェックインさせてもらえることが多いですね。なのですが、レイトチェックアウトまで融通がきくことを明言しているホテルは珍しいです。たとえ無料レイトチェックアウトがOKと言われても、通常はせいぜい14時まで。たまーに16時までというところがありますが、ごくまれです。なのに17時までOKとは、太っ腹がすぎる!!!
 
アーリーチェックイン&レイトチェックアウトを考えたら、かなりのお得感ですよ。
 
(※チェックイン時に15000バーツのデポジットをクレジットカードでギャランティする必要がありました。これはチャージではないので、最終的にはホテル側がチェックアウト時に完全キャンセルしてくれます。が、デビットカードだと即引き落としになってしまうので、ご注意ください)

アメージングなリバービューに感激! アメニティ含め、客室について、どこより詳細解説します!

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というわけで、なあんと朝7時20分には部屋に入れました〜〜〜!
 
入って真っ先に感激したのが、この全面リバービュー!! アメージング! チャオプラヤー川と対岸のトンブリー地区が一望〜〜!! さえぎるものナシ! 川に面した側が、床から天井までの全面窓なんです。端から端まで。素敵すぎる〜〜〜!! 
 
バンコクにチャオプラヤー川沿いのホテルは数多くありますが、そして、ひとりっP、約50回の渡タイ歴=バンコク歴の中で、かなりあちこちのチャオプラヤー川沿いのホテルにステイしてきましたが、ここまで思いっきりリバービューなホテルは初めてです。立地的に対岸に高層ビルがほとんどないのもポイント。ものすごく抜け感があります。

そもそも、部屋が川に面して横長に設計されているんですね。リバーフロントの立地を最大限に生かしてる! ←これはめずらしいです。圧倒的に多いのは、奥行きのある縦長仕様。そのほうが部屋数がたくさん取れるからですよね。さすが全101室! 贅沢か!
 
ちなみに、こちらのお部屋は、カテゴリーの中でもっともスタンダードなリバーフロントルーム。スタンダードとはいえ61㎡あるので、相当ゆったり広々〜〜〜!!


「もー、いっそ部屋に引きこもりっぱなしでもぜんっぜんOK!!」
 
ちなみに、滞在中、ブラインドを下ろすことは一度もありませんでした。そんなもったいないことはできないし、やろうとも思いませんでしたヨ! てか、カーテンではなくブラインドだから、ますますビューをさえぎらないのか! と、今、この原稿を書いていて気づきました! すごい。ぬかりないなーー! カペラバンコク!

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ベッドはキングサイズ。ベッドボード側はよく見るとミラーです。

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部屋のカラーリングは、柔らかくてシックなトーン。コンテンポラリーな中に、どこか北欧風なぬくもり感とエキゾチックなオリエンタルテイストがほんの少し。そして、自然光たっぷりで、明るい!!
 
タイのホテルによくある、ザ・タイ風なダークウッド基調の内装にはあんまりそそられない&暗い部屋は好きじゃないひとりっP、「いいぞうーーー!!」と気分アゲです。

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ウエルカムフルーツだけじゃなく、タイスイーツもある〜〜〜!! タイオレンジはめちゃくちゃ甘かった!! タイスイーツも美味〜〜! タイスイーツは、毎晩、ターンダウンサービス時に日替わりで部屋にサーブされました。

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エスプレッソマシーンもあります。


そして、カペラバンコクでは、ホテル全体で、使い捨てプラスチックアイテム不使用がポリシーになっていて、部屋の水はオリジナルのガラスボトル入りになっています。

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引き出しを開けて、「おおおーーー!!」。
 
エスプレッソタブレット各種、カペラオリジナルティーバッグ各種、シュガーだけじゃなくタイ産ロンガンハニーのミニボトル! 木のフタはクッキーボトルです。
 
もちろん、すべてコンプリメンタリー(無料)につき、ひとりルームアフタヌーンティーもぜんっぜんできるじゃないかーーー!!

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もうひとつの引き出しを開けると、スナック類が。こちらのアイテムは有料です。

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冷蔵庫の中は、アルコール以外は無料です。ガス入りガスなしのお水が数種類〜〜! オレンジジュースとマンゴスチンジュース(!)もあります。

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というわけで、やってみました!
 
“セルフモーニングティー in the room”!!! チェックインしたのが朝だったので、アフタヌーンティーならぬモーニングティーです。すべてコンプリメンタリーで部屋にセッテイングされていたアイテム。チャオプラヤー川を眺めながら、ゆったりリラクシングなひとときを過ごしました〜〜!

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Bluetoothスピーカーも。Vifa製。はじめて見たー、しゃれてるー、北欧っぽいなー、と思って調べたら、やはりのデンマークのブランドなんですね。自分でも購入しようか思案中です。

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こちらは、ウオークイン・クローゼット。部屋の入り口ドア脇からと、バスルーム側からと、2方向から出入り可能です。バスローブとは別に薄手のガウンが置かれていて、パジャマ代わりに使えて便利でした。

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おっ! と思ったのが、このビッグトートバッグ。滞在中に使うためのゲストバッグです。
 
レザー製なのでちょっと重いのが気になったんですが、使ってみたら、プールに行くときにポンポンものを入れられて、何気にかなり便利でした。

バスルームはビューバスでした!

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バスルームも広い〜〜! バスタブとシャワールームは独立式です。シンクもふたつ。
 
バスルームはバルコニーに面していて、バルコニー側の面が最初は壁だと思ったんですよ。が、よくよく見たら、窓! ブラインドが下りていただけで、上げると、なんとビューバスに! 自然光が入って、明るい〜〜! キモチいい〜〜! 窓ガラス手前にミラーが設置されているので、フルではなくセミ・ビューバスですね。そのぶん、外からのぞかれることにあまりナーバスにならなくてよいので、気持ちがラク〜〜! なので、このブラインドも、基本的には滞在中ほぼ上げっぱなしでした。
 
こちらにはインナーがパイル地のバスローブがセッティングされています。お風呂上がりはバスローブ、寝るときにはクローゼットの薄手ガウンを着用、と、2種類のローブがあるのが、さすが気が利いてる! と感心。

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ハンドウォッシュ、クリーム、水などのボトルもすべて陶器、ガラス製です。カラーもウォームシック。
 
そして、このお水のミニサイズボトルを、バスタブで半身浴派のひとりっPは「入浴時に飲めて便利だわ〜〜!」と思っていたんですが、どうやら、歯磨き時などにうがいをするとき用に置かれているようです。さ、さすがラグジュアリーホテル!(ひとりっPは、どこでも基本的に水道水でうがいする派です)

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ブラシ、歯ブラシ、コーム(以上、すべて木製)、エメリーボードなどなどが入ったペーパーボックスには、ひとつながりのオールドバンコクフォトがプリントされています。写真の寺院はワット・アルンですね。

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これ、なんだろう??と思ったら、シャワーキャップでした。が、さすが、よくある透明ビニールタイプではなく、カラフルプリントのビニール生地! 初めて見ましたよ〜〜!(これからステイされるかたのお楽しみということで、ここではお見せしません)

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バスソルトがアメニティとしてセットされていますが、それ以外にバブルバスも可能です。ただし、ハウスキーピングのスタッフのかたにお願いするシステム!
 
って、わざわざ?? と思ったら! 
 
こおんな感じでぶくぶくに泡立ててくれましたー! きゃーー! ちょっと、もしかして、ひとりっプリンセス!?! ←バカ。このあと、読書しながら、たっぷりバブルバスをエンジョイしました。

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脱使い捨てプラスチックということで、シャワールームのシャンプー・コンディショナー・シャワージェルはすべて陶器のボトル入りです。
 
これもシックなカラーリング!

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なんと、ルームスリッパはトングタイプ!
 
最初は、「ええーーー、スリッパじゃないのかー」(←たまーにある、部屋のスリッパがゴム製ビーサンのホテル ← 全然リラックスできないので、好きじゃないんですよ)と思ったんですが、イザ履いてみたら、ふっかふかのタオル地でめちゃめちゃキモチがよい〜〜! 履き心地サイコー! びっくりです。カペラのシンボルマークが刺繍されているー!と思ってよくよく見たら、部屋の備品や、館内あちこちにもあしらわれていることに気づきました。
 
これ、星だよね?? てことは、、、と検索したら、Capellaって、ぎょしゃ座の一等星のことなんですね。へええー! 知りませんでした。

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部屋にはゆったりしたバルコニーがついています。デイベッドも置かれていて、ここでのんびり、、、と思ったんですが、さすがにちょっと暑くて、今回は断念。シーズンを選びますね。たぶん12〜2月ごろなら、過ごしやすいかと思われます。ちなみに、天井にファンがあるので、いくらか風が回ります。
 
ここからはチャオプラヤー川の様子を、ガラス越しではなくナマで見られるので、しょっちゅうバルコニーには出ていました。

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初めてのホテルでは、必ずダイレクトリーを隅々まで読むひとりっPです。

部屋をひととおりチェックしたのち、さて、ホテルのダイレクトリーはどこだ? とデスク周りを探したけれども、ない。どこ?? とうろうろして、発見! ベッドのサイドテーブルにタブレットが置かれていて、それがダイレクトリーでした! イマドキや〜〜〜!
 
タブレット式ダイレクトリーは初めてだったんですが、使ってみてわかったことが↓
 
*紙と違って、最初から最後まで順番に読み進んでいけばOKではなく、WEBサイトと同じように適宜タップして深掘りしていかないと全貌がわからない。
 
*というわけで、WEBサイトの感覚で深掘りしようとすると、「あれ?? 先に進む選択肢がナイ!??」ということもときどきある。たとえば、館内レストランのメニューを見たいと思っても、WEBサイトのように「メニュー」バナーがあってタップしたらリンク先に飛べる、といった作りではない。
 
タブレットだけれど、ホテルのWEBサイトにダイレクトにアクセスしているわけではなく、電子ブックみたいなものか、と気づいて、結局スマホ片手に適宜WEBサイトに飛んで、メニューをチェックしました。よく考えたら、紙のダイレクトリーも、ルームサービスのメニューは載せていても、館内レストランのメニューまでは掲載していませんよね。
 
いやー、旅ってほんと勉強になります。

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ランドリーやアイロンなどをお願いしたいときは、専用のバッグに希望の衣類を入れて、ウォークイン・クローゼット内のボックス棚の中へ置き、右上のスイッチをONにすればOK。棚の奥には廊下側から直接開けられるドアがあり、スタッフがドアノックすることなく回収してくれます。気軽にオンデマンドでお願いできて、めちゃくちゃ便利!

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「ん?」。よく見たら、部屋のカードキーを入れて渡された封筒は、内側がワット・アルン柄! さすがだー!

部屋からのパノラミックビューがすごすぎた件

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部屋からのチャオプラヤー川の眺めです。

左側奥が下流です。すぐ左の高層の建物は、フォーシーズンズホテル バンコクのレジデンス棟。隣接というか、敷地が完全に一体化していて、川べりのプロムナードづたいにフォーシーズンズへアクセスすることが可能です。

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リバーフロントのバツグンの抜け感。パノラミックビューを朝な夕なに堪能しまくりました。
 
ちょうど雨季だったので、こおんなドラマチックな雲も。いやもう、いくら眺めていても飽きません。

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右側には、チャオプラヤー川上流の眺め。以前は、対岸トンブリー地区には高層ビルは数えるほどしかなかったんですが、15年ほど前にBTS(高架鉄道)がトンブリー地区まで延伸して以降は開発がイッキに進んで、今では高層のホテルやコンドミニアムが結構林立しています。BTSや地下鉄の新路線がどんどん開通、合わせて街が郊外に成長していく大都会バンコクのパワーには、毎回感心しかありません。
 
そんな大都会バンコクですが、チャオプラヤー川を大型の貨物船がわりと頻繁に通っていくのを見ると、今でもこの川はタイの大動脈なんだなあと。甲高いエンジン音を立てて走り過ぎていくのは、住民の足である水上バス(路線スピードボート)。川沿いのいくつかのホテルのゲスト専用ボートが川面を右に左に。ときどきBTSがゆっくりと川にかかる橋を渡って行きます。
 
夕暮れどきになると、今度は、カラフルな電飾を点滅させたディナークルーズ船が何艘も登場。船内でゲストが歌うカラオケやバンド演奏を爆音気味に響き渡らせながら行き交うのも、バンコク名物ですねえ。
 
が、22時を過ぎた途端、ボートの行き来が一気になくなり、川は急にひっそり静かに。「あ。チャオプラヤー川が眠りについた」と毎回思います。
 
24時間、いろんな表情を見せてくれるチャオプラヤー川を好きなだけ堪能できるのが、リバーフロントホテルの醍醐味。寝るのが惜しかったくらいです。香港のヴィクトリアハーバーと同じく、いつまででも眺めていられますね〜〜〜。

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3日目の午後、プールサイドでまったり過ごしていて、ふと川向こうを見ると、ドス黒い雲がもりもりと近づいてきてる!?
 
プールスタッフが、「大きなスコールが来ますよ」とパラソルをたたみ始めたと思ったら、突然強い風が吹いてきて、ひとりっPもあわてて部屋に退散。外を見たら、すでに猛烈なスコール! ほんっとヘビーレインでした。稲妻もひっきりなし。見ると川には白波が立っているし、航行中のボートも停止してる!?? 対岸の高層コンドミニアムも一時はほとんど見えなくなりました。
 
そして、こんな激しい雨なのに、どんどん通り過ぎて行くのがわかるんです。土砂降りだったのは10分くらい。あれよあれよで、気づけばうっすら青空! まさにゲリラ豪雨! すんごいなあーーー!
 
6月のタイは雨季なんですが、1日じゅう雨ということは滅多になく、大抵は午後に30分〜1時間程度激しく雨が降って終了。あとは晴れていることがほとんどです。乾季よりもホテル料金が下がっていることも多いので、ひとりっPは雨季でも気にせずに出掛けています。

カペラバンコクのプールについて、熱く語りますヨ〜〜!

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バンコクに限らず、赤道に近く、熱帯の濃厚な空気感のある東南アジアの国々では、シティ&リゾートを同時に楽しめるのも魅力なんですよね。中でもバンコクは、「都会のリゾートステイ」を目的で出かけることが多いデスティネーションです。
  
その場合、ホテル選びの際にかなり重要視するのが、プールです。「プールがあればいい」というわけではありません。『今日も世界のどこかでひとりっぷ』(集英社刊)でも書きましたが、ひとりっP、プールにはめちゃうるさいです。「都会のリゾートステイ」を満喫するには、日中の大半を過ごす場所=プールのたたずまいがめちゃくちゃ重要なんですよーー!
 
ひとりっP的ナイスなプールの条件は、プールの大きさはもちろん、プール周りの開放感、立体感&奥行き感のあるランドスケープデザイン、熱帯感を醸し出す植栽、リラックス感のあるゆったりしたデッキチェアの配置、ですね。
 
カペラバンコクのプールは、どの条件も完璧!!
 
プールは川よりも高い位置に作られているので、川に面して展開されているヴィラルームが目線を遮ることがありません。デッキチェアを片側にのみ配する造りになっているのもリラックス感につながっているなあ、と実際に利用してみて思いました。目線の先に向かい合わせのゲストがいない、って結構重要だったんですねえ。
 
プール周りには、ご覧のようにたっぷりの樹木。まさに「都会のオアシス」! 

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デッキチェアの配置はカバナ含めて3列。ゆったり、かつ、段差があるのをお分かりでしょうか? すばらしい!! これはかなり緻密に計算されたうえでのデザインですよー! いや、ひとりっPは建築設計シロウトなので偉そうなことは言えませんけれど、1ユーザーとして、力説させていただきます!
 
そして、プール周りの樹木が、東南アジアでポピュラーなプルメリアや蘭、椰子の木ではないんですよね。これは、ホテル全体を通して言えます。おそらく、ホテル全体のコンテンポラリーなテイストに合わせての植栽セレクトなんだなと。

 

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ラグジュアリーホテルのプールの定番、カバナ。ひとりっPは3泊4日の滞在中、朝食後はこのカバナへGOしていました。サイドカーテンを下ろすとめちゃコクーン感! ひたすらのんびりまったり。ゆったりスペースなのでPC作業したり、読書したり、昼寝したり、自由自在ですよー。
 
そして、なんと言っても、プールサイドが空いているんです!
 
経験上、プールサイドのチェア、とくにカバナをキープするのは争奪戦。早朝にプールサイドに行く必要があるホテルが多いんですが、カペラバンコクでは、いつ行っても余裕でカバナキープできました。デッキチェアもかなり空いていて。そう、つまり、館内全体と同じく、プールエリアにも人がわんさかいるということがないんです。実際、プールがひとりっPの貸し切り状態だったこともしばしば。すばらしい〜〜〜!! 最高か!

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プールサイドへ行くと、すぐに、フルーツとお水がサーブされます。
 
毎朝、朝食を爆食いするひとりっP。というわけで、都会のリゾートステイでは、1日2食です。朝と夜だけ。昼は食べない。というか、食べられません。お腹いっぱいで。なので、このフルーツが日中の軽ーいミール代わりになって、ちょうどよかったですね。

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カバナにこもっているうちに、チャオプラヤー川の向こうに日が沈み、気づけば夜のとばりが降りてきて、「そろそろディナータイムだな」と、部屋に戻る ← のが毎日のルーティンでした。

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そして! な、なんとびっくり!!!
 
カペラバンコクのプールは、ぎょぎょぎょ!! の24時間利用可能なんですーーー!!
 
部屋のダイレクトリーには、オープンは7〜19時と書かれていたんですが、2日目にプールに行ったとき、ふとスタッフに聞いてみたら、「24時間オープンです」と言われ、「えええーーーーーっ!!!」。アウトドアプールなのに!!? そんなホテル、初めてなんですが!!
 
一瞬、冗談を言っているのかと思って聞き返したら、スタッフがいるのは7〜19時で、それ以降は誰もいないけれども、泳ぐのは真夜中でもいつでもOK、とのこと。ナイトプールどころか、ミッドナイトプール! これまた太っ腹すぎる!! カペラバンコク、おそろしい子!! いや、もうもう感心しかありませんーー!
 
ミッドナイトプールにも惹かれましたが、今回はトライせず。でもって、ひとりっPが部屋から見ていた限り、夜間に泳いでいるゲストがいたことはなかったんですが、つまり、かなりの確率で貸し切りミッドナイトスイミングやサンライズスイミングができるってことですよね。魅力的すぎる、、、!!
 
ちなみに、初日の深夜2時ごろにプールを見下ろしたら、ホテルスタッフのかたがプールに入った葉っぱなどをすくいあげていたので、びっくり。こんな夜中に!! と感心したんですが(早朝にやっているホテルがほとんどだと思います)、プールが24時間オープンだからこその、真夜中にもメンテナンスが入るのか!?と思いました。

カペラバンコクならではの館内ファシリティいろいろ

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こちらは、滞在ゲストがだれでも利用できるLiving Roomと呼ばれているスペースです。9時〜22時までオープンしていて、コーヒー各種、ティー、モクテル、ジュースなどのドリンクは常時フリー。一般的なホテルのメンバー用クラブラウンジのようなスペースですが、カペラバンコクではゲストならだれでも利用可能です。
 
チェックイン・チェックアウトも基本的にはこのスペースで行われるのですが、ひとりっPは到着が朝7時だったため、チェックインはロビーにてでした。

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Living Roomにはアウトドアスペースも。こちらはプールエリアや通路から直接アクセスできるので、より気軽に利用できます。
 
このLiving Roomでは、毎日17時〜18時のあいだ、Cin Cin Timeと呼ばれるフリーのアペロタイムがあり、もちろんゲストは誰でもエンジョイできます。この時間帯はアルコールのサービスもあるのですが(もちろんフリー)、ひとりっPはお酒が飲めないので、オーダーはいつもモクテルでした。そしてモクテルは9〜22時までいつでもサーブされるので、Cin Cin Timeはアルコールを飲むゲストにこそ意味があるのか、とわかったのが3日目でした。ハハハ。

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そしてもうひとつの特徴。館内レストランやスパの予約、いろいろな疑問・質問などは、こちらのカウンターにてお願いしていて、コンシェルジュだと思っていたのですが。

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ん?? とよく見たら、カウンターに「CULTURIST」との表記が。
 
コンシェルジュじゃない!! これはあえての呼称だ! ええーと、、、と、部屋のダイレクトリーを今一度見直してみて、理解。
 
こちらのカウンターとLiving Roomのカウンターでは、各種予約などももちろんお願いできますが、それだけではなく、タイ、バンコク、カペラバンコクのあるチャルンクルン通り沿いのオールドエリアについて、などなど、異文化体験についてのキュレーションもしていただけるんですね。なのでスタッフの呼称は「カルチャリスト」。
 
メニュー(有料です)には、地元のカフェ文化のウォーキングツアー、250年の歴史を持つ寺院の僧侶とのプライベート(!)瞑想セッション、ミシュランの星付き屋台での最高の料理体験、などなどが。
 
今、自分の旅のスタイルは、単に見る、買う、食べる、だけじゃなくて。もっと深く「その土地のカルチャーを体験して理解」する方向にグッとシフトしているなあ、とひとりっPは感じていて、「This is it!」と、ココロの中でぶんぶんうなずいてしまいました。今回はこもりっぷステイだったので見送りましたが、僧侶との瞑想セッション、、、興味津々ですよ。

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カペラバンコクのルームカテゴリーには、ひとりっPがステイしたリバーフロントルームのほかに、こちらのプライベートジャクージ付きのスイートや、チャオプラヤー川に面したプライベートガーデン付きのヴィラなどがあります。
 
早朝、バルコニーから見下ろしてみたら、ジャクージの脇で縄跳びトレーニングしているゲストが。それも素敵ですよねえ。

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部屋から見下ろしたホテルのランドスケープ。樹木が濃いです。

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川側からの眺めに、毎回うっとり。コンテンポラリーと熱帯の自然が絶妙に調和していますよね。スタイリッシュだけど、リラクシング!

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カペラバンコク内で、「んん??」と思ったのが、館内のフラワーアレンジメント。個性的で独特のアレンジで、ついつい撮影。

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見かけると、じっと見入ってしまうことしばしば。
 

というように、ディテールにさりげなく個性を散りばめているカペラバンコク。ラグジュアリーホテルだけど、こぢんまりしていてアットホーム&リラクシング。ほんと、このホテルをチョイスして正解でした!
 
3泊4日の滞在中にひとりっPがカペラバンコク内で体験した“推し” 報告は、まだまだ続きます。後半記事Part2 もぜひご覧くださいませ〜〜!!

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ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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