タイ渡航の際の圧倒的メイン玄関口が、バンコク郊外にあるスワンナプーム国際空港。アジアを代表するハブ空港です。
さすがの巨大空港ということもあり、何かと、「あれっ!? どうすればいいんだ??」←が多発しがちなのも事実。
ハブ空港だけに、トランジットなどで空港施設内だけに数時間滞在する旅客も多数←その数時間、どうやって過ごす!??
というわけで、スワンナプーム国際空港を攻略するためのHow toを、渡タイ回数60回超えの旅バカひとりっPが、実体験に基づいて解説させていただきます!
タイ渡航の際の圧倒的メイン玄関口が、バンコク郊外にあるスワンナプーム国際空港。アジアを代表するハブ空港です。
さすがの巨大空港ということもあり、何かと、「あれっ!? どうすればいいんだ??」←が多発しがちなのも事実。
ハブ空港だけに、トランジットなどで空港施設内だけに数時間滞在する旅客も多数←その数時間、どうやって過ごす!??
というわけで、スワンナプーム国際空港を攻略するためのHow toを、渡タイ回数60回超えの旅バカひとりっPが、実体験に基づいて解説させていただきます!

とはいえ、タイ最大の国際空港だけに施設やショップが充実していて、使いこなせば、タイ旅がグッとスムースにスタートできます!
というわけで、タイ渡航回数60回超えのひとりっPが、実体験(数々の失敗体験)をモトに、「初心者でもまごつかない! スワンナプーム空港を100%使いこなすコツ 」を解説します!!
【大きさ】スワンナプーム空港は、とにかく長い!!

まず。
スワンナプーム空港は、とにかく、長い!! 長いんです!
広い、ではありません。長いんですよ!!
ご覧のように、ターミナルビルは変形H型(&サテライトターミナルひとつ)に展開されていて、各搭乗ゲートもH型に沿って設置されています。Googleマップで見る限り、Hの縦辺の長さは各約1km、横辺の長さは約1.4km(ひとりっP調べ)! しかも、歩く歩道が設けられている部分は少なめです。
この構造により、スワンナプームでは、到着&出発時とも、想定外に長距離を歩かされます。ひとりっPの経験では、平均15分。つまり、約1km!!!

というわけで、スワンナプーム空港では、とにかく歩く必要がある=搭乗ゲートまでは時間がかかる=早め早めの行動を心がける必要がある、ということを念頭に置いておくことが重要です。
ひとりっPも、スワンナプーム空港初心者のころ、帰国の際に想定外に搭乗ゲートが遠いことに気づいて、「うそでしょーー!??(飛行機に間に合わない)」とまっ青になってダッシュ、てなことがあって以来、気をつけています。
このときも、ゲートから延々15分歩いて、ようやく入国審査場です。ぜえぜえ。
パンデミック以前は、このエリアには入国客があふれかえっていて、列の末端がどこだかよくわからない&入国審査終了まで所要1時間がアベレージ。はっきり言ってカオス状態なことが多かったんですが、パンデミック以降はそこまでの状況になったことは、今のところないです。混んでいても10〜15分程度で通過できていますね。
【トランジット】国際線→国内線にダイレクトで乗り継ぐ場合の注意点

タイ到着時に、国際線から国内線に直接乗り継ぐ旅程で、目的地がチェンマイ、チェンライ、プーケット、ハジャイ、クラビ、サムイなど。かつ、預けた荷物も到着地で受け取ることになっている場合は、スワンナプーム到着後にちょっと注意が必要です。
まず、一般の入国審査場はスルー。
乗継旅客専用の入国審査ゲートがEASTエリア(コンコースA~Cのあるエリア)にあるので、案内表示板に従って、そちらを目指します。うっかり一般の入国審査場から入国しないように、ご注意。ただ、もし間違えて入国してしまったとしても、乗継時間がギリギリでなければ、リカバリーは簡単。普通に国内線に乗る場合と同じ手順で、国内線専用出発口を通って制限エリアへ→搭乗ゲートに向かえばOKです。
乗継旅客専用審査場を通過後(メインの入国審査場で入国するよりも断然早くてスムースです!)、保安検査場を経て、国内線のゲートに向かいます。
この、国内線に乗り継ぎ後の注意点がひとつあります。

国際線からの直接乗継旅客の預け荷物は、国内線オンリーの旅客の荷物とは別に、国際線旅客用エリアのターンテーブルから出てくるんです。なので、国内空港到着後の動線が別に設けられています。
そもそも、国際線からの乗継客は、入国の際、目印のシールを渡されて、各自が服の上に貼っているんですが、これが、服の素材によっては剥がれやすいんですよ。なので、うっかりシールが剥がれてしまっていると、空港職員も乗継客だとわからない。乗継客が間違えて一般旅客のターンテーブルに進んでも気づかれないんです。ハイ、ひとりっP、経験者です。「荷物が出てこない、、、!?? ロストバゲージか!??」と思ったら、受け取りエリアが違うと判明。国際線用ターンテーブルエリアへ移動し直し、無事受け取れたということがありました。
こちらの写真は、ハジャイ空港の到着ゲートフロアに貼られていた、乗継客へのルート表示です。この、「C.I.Q.」の表示を探して、正しい荷物受け取りレーンに向かうのがポイントです。

ちなみに、国内線→国際線へ直接乗り継ぐ場合も同様に、このような乗継口が設けられています。
国内線搭乗空港にて出国手続きを済ませ(国内線に搭乗ですが、国際線出国審査場へ誘導されます)、出国した旅客として国内線に搭乗、乗継時にはこの写真のような専用のルートを進みます。
【構造解説】すぐわかる! スワンナプーム空港ターミナルビルの構造について

スワンナプーム空港のターミナルビルは、地上4階、地下1階になっています。
実際に利用しているときは気づきづらいんですが、到着階は2階です。
タクシーやGrabの乗車口は1階。Grab以外のライドシェアアプリの乗車口は2階。市内までの電車=エアポートレイルリンク駅は地下1階にあります。
3階はレストランフロアで、飲食店のほとんどは3階にあります。大半の店は24時間営業です。地下1階にも飲食店が何軒かありますが、こちらは24時間営業ではありません。
そして、タイの空港には、ほぼ必ず郵便局があるんですが、スワンナプームでは4階にあり、なんと24時間オープン!
以前、チェンマイ空港にてチェックインの際、機内持ち込みしようと思っていたものを、急遽預け荷物にする必要が発生。「でも、これを入れるバッグがない、、、」となったときに、「郵便局でダンボールを買って、そこに入れればよい」とエアラインのスタッフから言われ。「ええ、、、??」と思いつつ空港内郵便局に行ってみたら、かなり大きなサイズの段ボールもあってびっくり! しかも、モノを中に入れてガムテープで封をするところまでやってくれ、めっちゃ助かりました。以来、空港には郵便局があるのがデフォルトなことに気づき。オリジナルグッズの販売もしていたり、タイの空港郵便局、なかなかあなどれません。

こちらは、3階から撮影した写真です。下の階は、到着階2階。エントランスを出ると車道と車寄せがあるので1階と勘違いしてしまいますが、2階なんです。上階が出発階4階です。

外から見ると、構造がよくわかりますね。
最上階4階は出発階。その下は2階到着階への車道(3階には車道ナシ)。地上階=1階奥にGrabの乗り場が見えます。
【SIMカード】タイのツーリストSIMカードは空港で入手するのが便利!

スワンナプームでやりたいことのひとつが、タイのツーリスト向けSIMカードの入手。タイのおもな通信会社はAIS、trueの2社。ツーリストSIMを販売しているブースは、空港内あちこちにあります。内容は2社で大差ないですが、ひとりっPがよく買うのは、最大手のAISですね。

ひとりっPがSIMカードを買うのは、ターンテーブルエリアにあるAISのブース。
まず、自分の荷物が出てくるまでの時間を確認。10分と出ていたら先にSIMを買うし、5分程度なら、まず荷物を受け取ってからSIMを買うようにしています。
SIMカードのセッティングは、スタッフさんが、めっちゃさくさくと2〜3分でやってくれます。パスポートをアップロードしたり、アクティベートしたりと、結構煩雑な作業が必要なので、スタッフにお任せできるのはありがたや〜〜! という意味でも、出発前にAmazonなどでタイ用のSIMを入手することにメリットは感じないんですよね。使用できる容量なども考えたら、ひとりっPは現地でSIMを入手する派です。
日本でWiFiルーターを借りたり、日本の通信会社の定額ローミングを利用したりする方法もありますが、現地SIMを買うほうが割安です。

空港内のブースで販売しているのは、こちらのプラン。どのブースも同じ価格です。ただ、このSIMパッケージはどうやら空港限定のようで、街中のAISショップではこのSIMは販売していません。もう少し廉価なSIMを販売しています。
すわ! 空港ならではの割高SIMなのか!? と思ったんですが、よくよく比較してみたら、空港SIMは、値段は高いんですが、5G専用プラン(5Gがキャッチできない場所では、4Gや3Gになりますが)なんですよ。街中のAISショップで売っているツーリストSIMカードは、空港SIMよりも安価なのですが、5G or4Gのプランなんですね。
両方を使ってみての感想は、「5G専用プランのほうが、やはり高速。Googleマップの表示などが早く、ストレスなく使える」。
2年くらい前まではタイ国内の5Gエリアは限られていました。当時はツーリストSIMも2種類あり、5Gか4Gかを選べたのですが、高い5Gを買っても、しょっちゅう4G回線になっていて意味なしと気づいてからは、4Gをチョイスしていました。が、今では5Gエリアがかなり広がっていて、圧倒的に5GSIMが速くて便利、という結論に達しています。
注意したいのは、購入は現金のみだということ。クレカ支払いは不可です。
タイリピーターのひとりっPは、つねに一定額のタイバーツを持っているので問題ないのですが、手持ちのタイバーツがない人の場合は、まず空港で両替→SIMカード購入になります。
※空港での損をしない両替については、後述します。

そして、じつは空港内にも、クレカ支払いOKのAISブースがあるんです。
それが、到着ホールへ出てすぐにある、こちらの大きなブース。
ただし、このブースで販売しているのは、街中のAISショップで売られているものと同じ、5G&4G切替SIMのみです。

こちらが5G&4G切替SIMの価格表。5G専用よりもおしなべて安価ですが、通信速度は、やはりやや遅いです。
なので、ひとりっPは、このブースでは買いません。が、そこまで速度にこだわらない&クレカで支払いたい人は、ここで購入して問題ないと思います。
※ツーリストSIMのパッケージ内容はときどき変更になります。この情報は2025年1月時点のものです。
【両替】タイバーツを入手する! 損をしない空港での両替方法あります!

ひとりっPが大キライなこと。それは、レートの悪い両替!!!!
まず、ドルとユーロ以外は、日本で両替してはいけません。レートが最悪です。この円安の折り、そんな両替は愚の骨頂!!!
だいたい、日本→現地空港到着までの間に、現地通過、必要ですか?? 否! 必要ナシ!!
で、現地到着後。Grabなどのシェアライドアプリ利用なら、ホテル到着までは現金不要です。タクシーがクレカ支払いOKの国も増えてきましたね。なので、街中に出てからの現地通貨入手でOKの場合も多いです。
基本的に大半の国は、現地到着空港での両替は街中に比べて圧倒的にレートが悪いです。なので、ひとりっP的には、Never Do It!です。
とはいえ、スワンナプーム空港の場合、ツーリストSIMカードが現金支払いのみ受付けなので、どうしても現金が必要という場合もあるかと。そんなときにどうするべきなのか。
だいじょうぶです。安心してください。ちゃんとイイ手があるんです。

スワンナプームでは、到着した途端、あちこちに両替のブース=KASIKORNTHAI銀行のブースがあります。
が、お察しのとおり、レートは最悪(日本で両替するよりはマシですが)なので、これらの両替所はスルー。

スワンナプームで両替するなら、こちらです!
じつは、地下1階にある両替所の一部(すべてではありません)では、市中とほぼ同じ高レートでの両替ができるんです。
高レートのブースは、空港からの電車=エアポートレールリンクの改札近くに4軒あります。4軒とも日本円→タイバーツへのレートは同じです。
こちらの写真の、HAPPY RICH、KASIKORNTHAI銀行、SuperRichの3軒と、最近、もう1軒のSuperRichがすぐ側にオープンして、計4軒に。そう、4軒のうち1軒は空港内あちこちにあって、レートが悪いKASIKORNTHAI銀行なんですよ! なぜかこのブースだけはレートがいいという不思議。
ちなみに、営業は4軒とも、早朝6時〜深夜0時です。
ひとりっPは、日本からバンコク到着後、そのまま地方都市へ移動するときにも、乗継入国は利用せずスワンナプームで入国審査通過→わざわざここへ来て両替→国内線出発口から入り保安検査場を通過して地方行きのフライトに搭乗、という作戦を取ることも多いです。地方は両替のレートがバンコクよりも悪く、スワンナプーム地下1階のほうが断然お得なんですよー。

そして。
高レートの両替ブース×4軒のごく至近に、KASIKORNTHAI銀行の自動両替機が! すわ、これは高レートのマシンなのか!? と思ったら、空港通常レート(=レート最悪)! 意味不明。なにかの罠!??
さらにさらに! 地下1階には、エスカレーター近くにもう1軒、KASIKORNTHAI銀行があるんですが、そちらは空港通常レート=最悪レート! Never両替です!
いや〜〜〜、タイってホント、おもしろいですねえ〜〜〜!!
【ラゲージ】荷物を預けるor送ることもできます!

スワンナプームから直接近郊へ小旅行するが、すべての荷物は不要だから大ラゲージは置いていきたい。地方都市からスワンナプームに着いて、乗り継ぎに半日以上あるから市内に出たい。なんてときには、荷物預かり所へ。
地下1階の両替所の並びにある2軒は、2階にある預かり所よりも安価です。なんと日本の宅配便のように、指定の場所(バンコク市内ホテルや地方へも可)へ送ることも可能。料金設定は2社で違うので、比較検討して、お得なほうを利用しています。
ちなみに、市内の指定場所から空港まで送ることもできます。ほんと、日本の宅配便と同じですね。
【ビバーク】ひとりっP的“空港ビバーク” スポットはこちらです!

スワンナプームに深夜〜夜明け前に到着する場合にどうするか。
ひとりっPは、前日からホテルを取ったり有料アーリーチェックインを手配したりはしません。空港ビバーク一択です。
スワンナプームは24時間空港なので、大半のレストランやショップは24時間オープンしています。スタバなどで休憩するか、貴重品管理に気をつけて休憩用イスで座ったまま仮眠します。ご覧のようにビバーク仲間も多数いるので、無問題です。
ビバークの推しスポットは、まず、ターンテーブル20番脇にある、休憩スペース。入国直後の旅客しかいない制限エリア内につき、ほかのエリアよりは安心感あり&穴場です。ただ、知っている人は知っているということなのか、満席のことも多いんですよ。とりま、ひとりで複数のイスをキープするのはやめてと言いたいーーー!

入国後の非制限エリアでは、まずレストランフロア3階のあちこちに置かれている休憩イスがビバークスポットです。

こちらも3階。この2人掛けのイスは床に固定されてはいないんです。ビバーク客が勝手にレイアウトを変えてコロニー化。なので、超深夜になりビバーク客がやや減ったころに、空港の清掃スタッフが本来の位置に置き直していくんですが、、、

並べ直したと思ったのも束の間、新たなビバーク客がやってきて、ふたたびコロニー化させるという、、、。たくましいなあ、とビバーク旅客に思わず感心!

ビバークエリアに充電スポットは少ないです。スワンナプームのように、スマホ普及前に建てられた空港は、充電スポットが少ないんですよね。
こちらは、3階の一角にあるスペースです。イスに座ったまんま充電できる席は限られます。
ただ、タイはコンセントの差し込み口の形状が日本と同じタイプでアダプター不要なのは、ほんと助かります。

こちらは1階。長いので、ごろんとフルフラット的に寝ているビバーク客多数。

空港敷地内には、ハイアットリージェンシーホテルがあります。ほか、カプセル&ビジネスホテル的なトランジット用ホテルがいくつかありますが、はっきり言って、バンコク市内のホテルと比較すると、かなり割高です。とくにカプセル&ビジホ系は、だったら空港周辺のホテルに泊まったほうがいいでしょ! てな強気価格。
どうしてもホテルで横になって眠りたいなら、ひとりっPなら、空港周辺ホテルを利用しますね。空港内ホテルよりはグッとリーズナブルです。ただし、空港から近いとはいえ、なんだかんだで車で20分ほどはかかってしまうようです。
そして、バンコク市内のホテルは、ある程度のレベル以上のホテルなら、朝7〜8時くらいに到着した場合でも、無料でアーリーチェックインさせてくれることが多いです。なので、日本からの便の到着が早朝4〜5時ごろの場合は、6時半ごろまで(7時を過ぎると渋滞が始まるので)空港内でプチビバークしたのち、Grabでホテルに向かうのが、ひとりっPのルーティンです。
【フード】スワンナプーム内で食事をするなら、推し店はたったひとつ!!

スワンナプーム空港のレストラン街は、ターミナルビル3階にあります。一部を除いてほとんどの店は24時間営業です。スタバもあります←もちろん24時間営業!

レストラン数は多いんですが、ファーストフード店でいいという人は別として、そのほかの店は特においしくもない。しかも、空港内の店は市中店にくらべて値段が高いので、はっきり言って、まずい&高いのオンパレード。わざわざ行かなくてヨシ(個人の見解です)と思っています。そんな中でひとりっP的に推せる唯一の店が、こちらのGinger Farm Kitchen です。
チェンマイ発のタイレストランなんですが、バンコクにも数店舗あり、2024年に空港店がオープンしました。おかげで、スワンナプームで心置きなく食事ができるように。ひとりっPは、空港にある全レストランの中で、行く価値があるのはここだけだと思っています。
オーダーは北タイの麺料理ナムンギヤオ一択。トマトベースのスープに米麺が入っているんですが、はっきり言って絶品! スープはわりと辛めで、辛いものが得意ではないひとりっP的にはギリギリです。が、酸味、甘みのバランスのよさが際立っていて、ほんっとおいしいんですよ。ちなみに、もともと酸味がしっかりあるので、添えられてくるライムは使いません。
【カフェ】スタバ@タイの推しドリンク

もうひとつ。3階で休憩したりPC作業をしたいときには、スターバックスに行くことが多いです。
最近の推しは、タイ限定ドリンクのHomsuwan Pineapple Black Tea。

パイナップルの厚切りがひと切れ、オン。紅茶とパイナップルジュースの相性もバッチリ! ほんっとにおいしいんですよーーー!
ちなみに、同じチェーン店でも空港店は価格がそのほかの店よりも高めに設定されている場合がほとんど。スタバもそうです。

スワンナプーム空港には、フードコートもあります。名前は、MAGIC food point。しかも、なんと24時間営業!
もともとは、空港内で働く人々のために設置されたものだそうですが、もちろん一般のお客も利用できます。
おしなべて値段の高い空港で、ここだけは市中とほぼ同じ値段でメニューを提供しているのがポイント。
ではあるのですが、ズバリ言わせていただくと、あんまりおいしくはないです。ごくフツーか、残念な味のメニューが多いですね。なので、個人的にはまったくおすすめしません。

一応説明すると、こちらのフードコートは、食券式です。あらかじめカウンターにて一定額の食券を購入し。フードコート内の店で支払いに使用。余ったぶんは、カウンターで払い戻しを受ける、というシステム。
気をつけなくてはいけないのは、食券の払い戻し。同日中の払い戻ししか受けられないのですが、24時間営業につき、払い戻しを受ける際の食券の日付が前日になっていると、払い戻し不可になります。午前0時をまたいで利用する際はご注意!

フードコート内は数年前に改装されて、ご覧のように、明るくきれいになりました。

出発階にある飲食店は、ディーン&デルーカとスターバックスの2軒のみ。ディーン&デルーカは、Bangkokロゴ入りのオリジナルバッグなども販売しています。

1階には無料給水スポットも。すぐ隣には給湯マシンもあります。フードコートのすぐ近くです。
ちなみに、スワンナプーム空港のご注意ポイントがひとつ。
東西に長ーいメインビルですが、到着階の2階は途中で分断されていて、端から端まで通り抜けができません。国内線と国際線の到着口をあえて分断しているのではと思います。3階、4階はワンフロアとして繋がっていますが、地下1階はもともとの造りが西側フロアのみ。1階は通り抜け通路で東西がつながっています。なので、到着階2階で8番出口から2番出口へといった大移動をしようとすると、「あれれ??」となりがち。こういう場合は、ビルの外へ出るか、1、3、4階にまず行くことをおすすめします。
【空港アクセス】空港から市内への移動方法

空港から市内ホテルまでは、車利用で40〜60分ほど。渋滞がひどくて、90〜120分くらいかかったこともあります。
ひとりっPは、ほぼライドシェアアプリGrabを利用します。特に、ホテルがあまり知名度がなさそうな場合は、Grab一択です。タクシーだと行き先を説明するのに手こずったり、道がわからずウロウロしたりすることがありますが、Grabならアプリで行き先指定できるので間違いないというのがあり。
Grabは現在、独自の乗り場が設けられています。空港ビル1階4番出口を出た突き当たり。巨大なGrabのボードが目印です。到着階は2階なので、ひとつ下の階へ移動する必要があります。

乗り場がここへ移動した当初は、Grabに乗ろうとする人がごちゃごちゃにあふれかえっていて、はっきりいってカオス状態でした。が、到着する車のナンバーを係員がマイクでアナウンスするようになり、お客が自力で、やってくる車の中から自分が予約した車を探す必要がなくなったので、だいぶ落ち着きました。
ちなみに、Grabをオーダーしてから実際に乗車するまでは最低10分、実際は15〜20分程度かかることが多いです。それを見越して、この場所に着く前にGrabをオーダーしても、車は空港のはずれにある待機場所から動かないんですよ。どうやら予約客がこの乗り場に到着したのを確認してから(アプリ上でいる位置がわかります)、動くことになっているっぽいです。

Grabの乗り場には、あまり使っている人がいないのですが、利用者のための小さな屋内待合ブースが設けられていて、中は空調ありです。
そして、Grabの料金は、需要と供給で上下します。時間帯によっては激しく高騰することも。表示料金には高速代は含まれていません。一度、ドライバーに、「請求に加算する?それとも直接払う?」と聞かれて、直接払ったのに、あとから請求を見たら、高速代が加算されていたことがあり。それ以来、高速代支払いはドライバーに任せています。

もうひとつ。
Grabアプリで行き先を入れたあと、画面の下のほうに、オファーという表示が出ています。ここをタップすると、各種割引が表示されます。利用できる割引がない場合もありますが、ひとりっPは念のため、必ずタップします。
この画像は、空港から利用した際のもの。オファーをタップしたら、空港割引で15%オフになりました。経験上、空港からの行き帰りには、ほぼなにかしらの空港割引がありますね。

ひとりっPは、Grabの料金表示が600バーツ以上の場合はメータータクシーを利用します。乗り場はGrabと同じ1階。近距離、ノーマル距離通常車、ノーマル距離大型車で列は分かれています。
自分が乗る車両の番号札をマシンから受け取り、該当タクシーに乗ります。
注意点は、タクシーの空港乗り入れ代50バーツが、会計時に加算されること。メーター+50バーツになります。また、バンコク市内までで途中高速道路を利用する場合は、高速代75バーツがかかります。高速料金所ではドライバーが払って、会計時にメーター料金に加算のこともありますが、たいていは、料金所通過の際にドライバーから「**バーツをください」と言われて渡しますね。ちなみに、料金所は2か所あり、それぞれ25バーツと50バーツです。
トンローやエカマイ方面のホテルが目的地だったとき、タクシードライバーに「高速に乗ってください」と言ったら、「必要ない」と。「え??」と思ったんですが、たしかに一般道利用のみでスワンナプームからは30分ほどで到着しました。
スワンナプームからバンコク市内中心部まで乗って、大渋滞がなければ、メーター料金は300〜400バーツ程度です。ここに空港乗り入れ代、高速代(利用した場合)が加算されます。

空港〜バンコク市内を結ぶ鉄道=エアポートレイルリンク。乗り場は、ターミナルビル地下1階にあります。
だいたい10分に1本の間隔で運行されていて、空港〜終点パヤー・タイ駅間は所要30分ほど。
一見早く思えますが、バンコク中心部のマッカサン駅やパヤー・タイ駅からホテルまでの移動時間がプラスされるので、じつはそこまでの時短にはなりません。上記2駅直結やor駅至近のホテル滞在(駅から徒歩圏内)、もしくは、手荷物のみの身軽旅で、地下鉄やBTSへ乗り換えてさくさく移動可能な場合以外は、自分は利用しないです。

バンコク市内の停車駅(マッカサン駅とパヤー・タイ駅)に接続しているBTSや地下鉄への乗り換えが日本のようにスムースではなく、思っているよりも時間がかかります。エレベーターやエスカレーターが東京の鉄道駅のようにデフォルトではなく、階段のみの乗り場も多く、大きな荷物を抱えていると、かなーり大変です。
エアポートレイルリンクを下車後にGrabに乗り継ぐにしても、一般道利用になり、ルートによっては激しく渋滞してしまうことが。空港からGrabやタクシー利用なら、希望すればホテルの最寄りまでは高速利用になるので、結構な時短になるんですよね。電車&タクシー作戦よりも、よっぽど早くホテルに到着できたりします。
などなどを総合的に考えると、大型のラゲージを持っている場合の空港〜市内間移動は、タクシーかGrab利用が最適解だと思っています。
ちなみに、スワンナプーム空港駅から乗り込む際。終点なので、市内から乗ってきた乗客が下車したあとに、保安点検でセキュリティスタッフが車内を見回ります。それが終わるまでは、ドアが開いていても乗り込むことはできません。ご注意を。上写真は、保安点検終了を待っているところです。
【税金還付】VATリファンドを受ける

タイでは、VAT(Tax)リファンドに加盟している店で1日に2000バーツ以上買い物をすると払い戻しが受けられます。
以前は必ず出国前に出発階にある、こちらのカウンターで承認印をもらう必要がありましたが、現在は、総額20000バーツ未満は不要になりました。直接、出国後の払い戻しカウンターに行ってOK。この払い戻しカウンターへは、またしても結構歩く&たま〜〜に混んでいることがあるので、時間には余裕を持っていくことをおすすめします。
地方空港でVATリファンドを受ける場合は、ちょっぱやです。払い戻しは、タイバーツ現金で受け取るのがお得です→次回タイ旅にぜひ!
逆をいうと、合計20000バーツ以上のレシートの払い戻しを受ける際は、忘れずにこのVATカウンターへ立ち寄って、承認印をもらう必要があります。
このカウンターは出発階4階のいちばん西端にあります。空港では、ここで書類に承認印をもらったあとでのチェックインになるので、空港までタクシやGrabで向かう場合は、8番エントランスを指定するのがおすすめです。手前で降りてしまうと、長〜〜〜いスワンナプーム空港の出発ロビーをかなり歩く羽目に。
ちなみに、日系のエアラインのチェックインカウンターは、いつもだいたい、真ん中付近にあります。タイ航空は、1番エントランス付近です。
【乗り継ぎ時間がらっぷりな空港に博物館があるのを知っていますか?

スワンナプームには、じつは博物館=スワンナプーム空港博物館もあるんですよー!
場所は、出発階4階の8番出口を出て道路を渡った先。入場は無料です。

エントランスを入ると、脇に置かれているのは、仏教的コズミックワールドの住人キンナリー! 半人半鳥の天女! 空港博物館にぴったりすぎる!

展示内容は、世界とタイの航空史とスワンナプーム空港開港の歴史&空港施設解説。
中でも、スワンナプーム自体についての解説が興味深かったです。もともとは湿地帯で洪水も多かった空港周辺地域の水環境改善に、この空港が貢献しているそうなんですよ! まったく知りませんでした! ちょっと、いや、かなり感動! 現物よりも、写真と解説文がメインの展示内容です。展示説明をGoogle翻訳で読みながらじっくり見て、所要1時間でした。
最大の展示物=デデーンと中央に鎮座しているスワンナプームの模型には、ついつい見入ってしまいます。
空港好きな人なら興味深く見ていける内容かと。便の乗り継ぎなどで空港で過ごす時間がたっぷりあるときなどに、いかがですか?
この博物館のオープン時間は、月〜金曜の9時〜16時。土日は閉館です。
【空港コンビニ事情】空港内で、激推しのみやげものが買えます!

最後のおみやげ駆け込み買いなどで、やっぱりあると便利なコンビニ。
セブンイレブンは地下1階と3階にあります。

ローソンは国内線の到着階(2階)に。オリジナル含め品揃えがよいので、ひとりっPはよく利用します。
ローソンは、国内線の搭乗ゲートが並ぶ制限エリアにもあります。

コンビニで最後に駆け込み買いしがちなのは、コチラ。
Laysのポテトチップスの、タイ限定フレーバー=ミエンカム味。ライムほか、各種ハーブか効いていて、サイッコーにうんまいです。トムヤムクン味より、推しは断然コチラです! 毎回最後に持てるだけを大量買いしています。
空港では、セブンイレブンかローソンのどちらかでは必ず販売してます。サイズは小〜大までいろいろあります〜!
出国時のアドバイス

パンデミック以前は、出国時にもかなり時間がかかっていました。チェックイン終了から出国完了まで1時間、なんてこともしょっちゅう。
が、最近はそこまでの大混雑はないです。
まず、エスカレーターで出発階の上階へ上がると、左右それぞれに保安検査場があります。通過したのちに、エスカレーターで下の階へ降りたら、出国審査場です。以前はこの2か所それぞれが大行列だったんですが、現在は出国審査場に自動化ゲートが導入され、格段に速くなりました。保安検査場は多少混み合いますが、 チェックインを終えてから出国審査終了までの所要時間は、最近は20〜30分程度ですね。

ちなみに。スワンナプームのシンボルと言える巨大な像は、ラーマーヤナ叙事詩に登場する12人の巨人です。そうなんです、なんと出発階に12体いるんですよ! パンデミック中は全員マスク姿でした。マスクが無くなった姿を見たときは感慨深かったですねえ。

何度も言いますが、出国審査終了してから搭乗ゲートまでが遠いです。平均1km=15分ほどは歩かされます。出国後のメインエリアには各種免税店・土産物店、レストラン、VATリファンドカウンターなどがありますが、搭乗開始&締切時刻をしっかりと把握した上での空港ショッピングを。
出国後のショッピングフロアは4階なのですが、エアライン各社のラウンジは、隅にあってわかりにくーいエスカレーターで降りた3階にあります。慣れないと見つけづらいです。そして、ラウンジから搭乗ゲートまでがまたしても遠く、徒歩で所要10分ということもザラ! ご注意ください!

というわけで、渡タイ回数60回以上のひとりっPが、その実体験をこれでもか!と詰め込んだ『今日も世界の彼方にひとりっぷ7〜タイは何度でも行け!編〜』は、3月21日発売! ただいま絶賛オンセール中です!!
この記事でご紹介した、スワンナプーム空港攻略法、リピートしているバンコクのお気に入りカフェ、推せるホテルリスト、オールドタウン探訪、地方へのマニアック旅などなど、一般のガイドブックとはちょっと違うラインナップでお届けする、ひとりっPの責任編集本です。
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