サンパウロには空港が2か所あります。今回、ひとりっPが利用したのは、国内線の発着に使用されているコンゴーニャス空港。国際線&国内線発着に使われているグアルーリョス国際空港よりも断然市街地に近く、めちゃめちゃ便利なんですよー。
例えて言えば、羽田と成田、金浦と仁川、台北松山と台湾桃園、のようなものですね。
サンパウロ中心部からの移動所要時間が、コンゴーニャスは約15分(約9km)に対して、グアルーリョスは最低約30分(約28km)&タクシー料金はコンゴーニャスの約3倍ですから。ブラジル国内からサンパウロに向かうときは、コンゴーニャス空港行きがあれば、そちら一択ですね。あと、リオ発サンパウロ経由でブラジルのほかの都市へ乗り継ぐ場合も、コンゴーニャス空港乗り継ぎが断然便利。空港が小さいので、「え??バスターミナルですか!??」ってくらい乗り継ぎがお手軽。びっくりします。
そして、なんと言っても! ご覧ください! コンゴーニャス空港は、旅客ターミナル中央ホールの外観がレトロ! サンパウロにおけるモダン建築の最高傑作といわれているそうですが、ほんっと、シャレてます! うっとりですヨー! うっかり建て直しとかしませんように、と心配していたんですが、調べたら、空港側もこのビルの価値を理解していて、外観を保存しつつ改修する方向でいるそうです。よかった! ちなみに、ホール内部は2004年に改装されていて、レトロモダン感はありません。フツーに、ちょっと前の空港ホールって感じです。
ローズウッド サンパウロ は、エントランスから、ほかとは違う“So Lovely!”がスタート!
コンゴーニャス空港からはUberでRWSへ。所要約20分でした。
そして、Uberのドライバー氏もひとりっPも、なんとホテルのエントランスがわからず、最初は通り過ぎてしまいました。「そんなはずは!??」とGoogleマップを見ながら、もう一度ゆーーっくり走ってみたら、「あったーー!」
ご覧ください。ホテルのサインボードは、こんなひっそり! これ見よがし感ゼロ! どおりで気づかないはずだヨ!
エントランスへの通路の壁には、大胆なウォールアート!!
この前を最初にUberで通り過ぎたときは、これがホテルの入り口だとは認識できませんでした。サインボードがあんなに目立たないとは思ってもいなかったし、よくあるホテルのメインエントランスがまったくうかがい知れないんですけど!「なんだなんだ!?? このホテル、普通と違うーーー!」と、逆に期待高まります。
エントランスドアの外側には、おっしゃれーなチェア&テーブルが! ブックシェルフまで!! もう一度、言います。ここ、ロビーの外なんですよ! 車寄せが目の前! いきなり入り口から、なんという贅沢すぎるくつろぎ感!!
建築物としても、おもしろくて奥が深い!
じつは、RWSは、サンパウロ市内中心部に2022年にオープンしたリノベ複合文化施設=Cidade Matarazzo(シダージ・マタラッツォ)の一角に建っています。
現在、RWSなどが建つ30000㎡の区域には、もともとは、イタリア移民で実業家のフランチェスコ・マタラッツォ伯爵によって設計されたふたつの病院があったそうなんです。が、病院は1993年に閉鎖。そのまま20年以上放置されていたのを、2007年に現在のオーナーが発見・買収し、リノベーションプロジェクトがスタート。10年以上の年月をかけ、文化複合施設『シダージ・マタラッツォ』として、2022年に新生オープン。その中にある10棟の指定建造物の中核を占めるのが、RWSなんですね。
病院だったときの構造のままにリノベーションした階段部分。弧を描くカドマル物件!
(※ひとりっPは、1950年代ごろにアジア各地で流行したカドマルのビルが大大大好物なんです。見かけると、ハナ息荒くコーフン!←バカ??)
こちらは、リノベーションして客室棟になった建物。この土地の記憶への深い敬意がベースにあるからこそ、ブレずにプロジェクトが成功したんだなと理解しました。
シダージ・マタラッツォプロジェクトでは、歴史的建造物をリノベーションするだけではなく、3つの現代建築も新たに建てられています。そのうちの1棟が、RWSの一般客室とレジデンス客室が入る、こちらのタワー棟。テラス部分の溢れるグリーンが美しいーー!
SPAはこちらのタワー棟に入っています。
同じく、プロジェクトの一環で、敷地内にもともと建っていたけれど、老朽化が進み、ほぼ放置されていた築100年の教会も修復。現在では、再びミサも行われています。
とにかく客室がオシャレすぎた!! アートピース&ブラジリアン・カルチャーにまみれる!
部屋に入ると、広ーーいリビングスペース。カラフル! 有機的! 遊びゴコロとともに配されたインテリアやアートピースの数々!
センスの波状攻撃に、「ふおおおーーー!!」。イッキに気分アゲ! 同時に、ものっすごくオシャレなんだけど、ホテルの部屋というよりも、誰かのプライベートルームに招かれたような、マイルームに帰ってきたような。とにかくめちゃくちゃカラダもココロもほどける感じが。
というのもあり、最初、「あれ? テレビがない? あえてテレビは置いてない系か?」と思ったら、なんと! 壁のミラーがテレビ!! だったんです!! スイッチをオンすると、ミラーの一部がテレビ画面に! これがウワサのミラーテレビか! 初めて実物を体験! おもしろーーい!!
カーブを描くロングソファの奥にはライティングデスク。そして壁には、ギター、キター!! もちろん演奏可です。
ひとりっP、このときほど、「ギターをマスターしとくんだった!」と反省したことはありません。〈イパネマの娘〉を奏でたかったーーーー!! もうもう絶対にサイッコーだったのにーー!! いや、ここはサンパウロですけれども(イパネマがあるのはリオ・デ・ジャネイロ)。
壁やインテリアに木材が多用されていますが、すべてブラジル産と言われました。
室内にとにかく本が多いです。あちこちに置かれています。まるでブックホテル!?? というか、誰かの部屋感! 仲のいい友達の家かもしれないし、自分の部屋かもしれないし。初めての部屋っていう感じが全然しないんですよ。
エスプレッソマシーン、ティー各種(茶葉の種類豊富!)も。もちろんコンプリメンタリー(=無料)。
冷蔵庫内は、アルコール以外は、やはりコンプリメンタリー。
スナックもコンプリメンタリー! ブラジルメイドのチョコレートがあるのがうれしいですねえ!
ウエルカム・ドリンクの希望を聞かれたのでラインナップを尋ねたら、ココナッツウォーターが。さすがブラジル! とオーダー。ホテル名のボトルに入ったフレッシュココナッツウォーターがやってきて、またも感激!
部屋のメインテーブルは、大理石製です。これもブラジル〜〜!
さらに、ウエルカムフルーツはシュガーアップル! しかも、ひとりっPの大好きなガラスのドームカバーが! 素敵すぎる〜〜〜!
こちら、滞在中にゆっくり食べようと思っていたのですが、翌日、ホテル内パトロールから部屋に戻ってきたら、部屋の清掃が終了していて、なんとシュガーアップルは下げられてしまっていました。があああーーーん!!
代わりに、このナッツタフィーが置かれていました。ひとくち食べてみたら、「うまっ!!」。夜中についつい完食してしまいました。ハハハ。
ひとりっPがステイした部屋には、広ーいテラスもありました。デイベッドも置かれています。ここでゆるゆるとくつろぎながら読書にいそしみたいキモチだったんですが、いかんせん、3月のブラジルは真夏。日中は暑い〜〜〜! というわけで、ときどきテラスから中庭を見下ろすくらいだったのが、ちょっと残念。
独特の静寂さに包まれている、深夜の中庭。テラスからの眺めを独り占めでした。
寝室も、プライベートルーム感たっぷり。
夕食から戻ったら、ターンダウンサービスが終わっていて、ベッドの上には、RWSオリジナルのパジャマも用意されていました。カットソー素材の半袖シャツとショートパンツのセットアップ。ミニ袋はなんだろう?と思ったら、アイマスクでした。
ベッドルームとバスルームの間には、広いウォークイン・クローゼットが。そのラックに掛けられていたのが、ゲスト用のコットントート。
プリントされたメッセージ=「カルチャーがなければ、ラグジュアリーもない」は、RWS含む文化複合施設であるシダージ・マタラッツォのモットー。
この部屋からも、その込められたスピリッツを十分に感じることができる! と、ひとりっP、めちゃナットクです。
バスルームもシックで超絶おしゃれ!
バスルームがおしゃれすぎて、またしてもコーフン! これは、、、大理石!? こんな色のものは初めて見た! と思って聞いたら、ブラジル南部パラナ州産の大理石だそう。へええーーー! こんなカラーの大理石もあるんですねえ。コッパーというかゴールドベージュというか、写真のような独特の色味のマーブル模様が、シックで素敵〜〜〜!
トイレにはTOTOウォシュレットあり。いやー、ブラジルでTOTO! 日本製の温水洗浄便座@ラグジュアリーホテルは、いまやグローバルスタンダードなんですねえ。
バスタブ脇に置かれていたのは、バスソルトと、ブラジル中西部に位置するマットグロッソ州メイドのオリーブ石鹸! しかも、RWSオリジナル! これで洗うと、お肌がしっとりでした〜〜!
シンクが、これまたオシャレ!!! 細部までの抜かりのないセンスづくしに、ほんっと感心しまくりですよーーー! ちなみに、ほぼ同じシンクがもうひとつあります。そう、ダブルシンクなのです。ふたりで泊まっても、ノーストレスですね。
初日の夜のターンダウンサービス後に、シンク脇のソープを手に取ろうとして、「あっ!!」
なんと、チェックイン時にはなかった、ひとりっPのイニシャル刺繍入り(糸はゴールドカラー!)のリネンナプキンが!!! うっそーーー! なんというサービス! うれしすぎるーーー!
こちらのナプキン、どう考えてもいただいて帰ってOKだったかと思うのですが、うっかり、そのままにしてチェックアウトしてしまった、、、! 帰りの機内で気づいて、超がっくりしたことは言うまでもありません、、、(涙)。
室内には、ブラジルを感じるアイテムがあちこちに
室内には、ちょいちょい、ブラジルを感じさせるアイテムが、さりげなくアクセントにあしらわれています。バスルームに置かれた大きなカゴは、たぶん使用済みタオル用ボックス。色使いが、いかにもブラジルでキュート!
なんと、バスルームの壁には、クリスタルがドーーン!!
ブラジルは、大理石などの石、鉄鉱石などの鉱物資源だけではなく、世界有数の宝石の産地でもあり、いっろーーんな宝石が産出されているんですよーー! ほんっとうに天然資源が豊かすぎるブラジルの大地!!
シャワールームもシャレてますーー! シャワーヘッドやバスルームの水栓の妥協のないオシャレっぷりに、「どこのだ??」と思わずメーカーをチェックしたら、『AXOR』。ドイツのブランドでした。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープは、ローズウッド ホテルズ御用達のUKブランド『VOTARY』。フレーバーはローズマリー&チア。シンクに置かれているハンドソープも同じ香りなことに気づいて、そのこだわりというか気遣いに、またしても感心! こちらの香り、スッキリハーブ系で、個人的にかなり好きなタイプ。真夏のサンパウロにぴったりすぎるー! と思いました!
香港でローズウッドに宿泊したことがある、ローズウッドリピーターのひとりっPは知っています。
ローズウッドのスリッパは、ヘリンボーン柄なんですよね。RWSはローズウッド香港とはカラーの違うヘリンボーン柄でした。ということは、ホテルによって色が違うヘリンボーン柄ってこと!? ほかのローズウッドのスリッパも見てみたい〜〜!(←バカ?)
部屋には、室内用スリッパとは別に、サンダルも置かれています。なんと、ブラジルの人気シューズブランド=メリッサのRWSオリジナルモデル!
MはメリッサのM???と思ったら、RWSを含む複合文化施設=Cidade Matarazzo(シダージ・マタラッツォ)のMだそうです。
ちなみに、勝手な持ち帰りは不可。希望者は新しい商品を購入可能です。利益は全額、ブラジル大西洋熱帯雨林の保護活動に取り組む団体に寄付されるという解説タグが添えられていました。さすがだーーー!
そして、ローズウッド・リピーターのひとりっP(←しつこい!)、コレも知っていますヨ〜〜! ローズウッドのルームキーはスクエア型なんですよね。女性の小さなバッグにも入れやすいように、との気遣いからだそう。なんと、RWSでは木製!
この部屋は、ミュージックに満ちている〜〜!
そして、部屋には、ギターだけではなく、レコードプレイヤー&スピーカーも。
部屋を探索していて、ちょいちょいブラジル的楽器も発見! さりげなーく本の上に置かれていたのは、マラカスーーー!
こちらのビーズ付きひょうたんは、最初は民芸品かと思ったんですが、持ってみて、「あっ!」。マラカスと同じように、ビーズがシャカシャカ音を出すんです。そう、楽器だったんですよー! この楽器は、ロビーにあるホテルブティックでも販売していました。
2日目に部屋に戻ったら、MacBook Proの上に置かれていた小さな封筒。開けてみたら、なあんと! RWSのオリジナル画面クリーナー!! こんなアイテムも用意があるとは!! 感心してしまいました。
壁面やインテリア小物にはウッドアイテムや大理石を多用。どちらも天然素材なので、部屋全体のムードに温かみがあるんですよね。ものすごーく落ち着きます。
部屋のメインドアのノブが、よく見ると、かなーりスタイリッシュ! 調べたら、ホテルのインテリアを担当したのは、フィリップ・スタルク! 超ナットク!
ただ、このドア、め〜〜ちゃくちゃ重いんですよ。ドアを手前にひくのに一苦労、いや、十苦労! 全体重を掛けてドアノブをひかないと、動かない。毎回上腕二頭筋の筋トレ状態。そこだけは玉に瑕でした。ハハハ。
グリーンたっぷりなガーデンプール
プールの仕様にうるさいひとりっPです。部屋のチェックが終わったら、プールのチェックへGO!
館内にプールは2か所。1階にあるメインプールは、濃いグリーンに囲まれた楽園仕様。まさに都会のオアシス〜〜〜! いいぞう! うっとりーー!
デッキチェアはプールの形状とグリーンのおかげで、ほかのゲストが目に入りにくい形で置かれているので、パーソナルスペース感あり。くつろげます。ヨシ!
もう1か所、ルーフトップにもこじんまりしたインフィニティプールが。使われているタイルは、ブラジル人アーチストの手描きだそう。
こちらのプールエリアでは、泳ぐというよりも、プールサイドにゆったりと配されているガーデンチェアでくつろぎながら読書、暑くなったらプールのステップ部分に座って(半身プール浴?!)読書、的に過ごしたいですね。
このクリスタルルームが、スゴイ!
世界中のローズウッド ホテルズと同じく、館内には『Asaya Spa』が。ゲランのコスメを使った各種施術が受けられるのですが、RWSのスパには、ご覧のような、クリスタルが壁(しかもミラー壁!)一面にびっしりのThe Crystal Roomが!!
す、すごっ!! さすがブラジル!! しかも、個室ではなく、スパの休憩スペースの一角に設けられたセミオープンなスペシャルスペース! なんですよ! クローズドな空間にしていないのが、すばらしいーー! セッション専用かと思って聞いたら、施術後の休憩時に座ってもOK、と言われた、と思うんですが、だとしたら、太っ腹すぎる、、、!!
こもりっぷのキーポイント=ホテル内レストランの推しをご紹介します!
RWS館内には6か所のレストラン&バーがあります。今回、2泊3日のステイで、ほぼほぼホテル内にこもっていたので、食事はすべて館内にて。近年、ハイレベルなレストランが続々登場している中南米のフードシーン。ホテル内だけの食事なんて、むしろ望むところ! どんと来ーーい! 状態ですヨ。その結果の、ひとりっP的推しメニューをご紹介します!
こちらは、ロビーからまっすぐアプローチできる『LE JARDIN』。なんと24時間オープン! 朝食もこちらでサーブされます。天井からたっぷりの採光もあり、明るくて、よい“気”が満ちてるーー! 居心地よいですー! ちなみに、屋外席もあります。
24時間営業と聞いてびっくりしたんですが、とはいえ、夜中はお客も減って、ひっそり静かな雰囲気なんだろうなあ、と思っていたんですよ。で、どらどら、と、夜中1時ごろにロビーに降りて、ここをチラッとのぞいてみたらば!
めっちゃお客で賑わっていて、ほんっとーにびっくり! グループ客多数で、むしろ昼よりも賑わっていたかも!! えーと、今日は平日なんですけど?? レストランのゲストは、宿泊客よりもビジターの割合のほうが高いとホテルのかたから聞いて、ナットクです。つまりそれだけおいしくてパウリスタ(=サンパウロっコ)たちに支持されているってことか!と。
ひとりっP、滞在2日目の朝食は、LE JARDINでいただいたのですが、3日目の朝はインルームダイニングでオーダー。部屋でゆーーーっくりエンジョイしました。
ちょっと、かなりのビッグブレックファストになってしまいましたが。ハハハ。
オムレツの上の皿にのっているのは、ブラジルの朝食としてメジャーなタピオカです。タピオカ粉をクレープというかバインセオというか、のように生地にして、具をいろいろ入れて作ります。皮がもちっ、パリッとして独特の食感ですが、おいしいです。そして、かなりお腹にたまります。あと、ブラジルはチーズやハムも美味です。フルーツは言わずもがな。この前日は、おなじみのアサイーやポン・ジ・ケイジョ(チーズとタピオカ粉で作ったひとくちサイズのパン)などもオーダー。ブラジルならではの朝食メニュー、おすすめしますー!
こちらは、LE JARDIN の屋外エリア。トロピカル〜〜〜!
ほんっとに絶品だったアスパラガスのサラダ。ベースに置かれたソースはオランデーズソースかと思いきや! なあんとフムス!!! うんまーーー!! 香ばしい焼きアスパラと合うーーー!
『TARAZ』は、南米料理レストランです。
客室にも置かれていたブラジルメイドのカゴがいくつも並んでいるのが、いい感じー。「欲しい、、、。でもこれ、リオでは見かけないなあ、どこ産なんだろう、、、今後のミッションだな」と爆バイイング魂にトロ火がついたひとりっP。
TARAZには、おいしいものがめちゃめちゃあったんですが、まずは、コチラ。
ブラジル産ブッラータとトマトのサラダです。この、中心に置かれているドライトマトが激うますぎて、驚愕! これは、南米由来ではなく、シェフのファミリーのレシピだそうで、濃厚で甘みがあって、トマトのめぐみがぎゅぎゅっと詰まった絶品! チェリートマト、パッションフルーツソース、スモークしたアーモンドとの、ミラクルハーモニーに超感激でした!
こちらは、ブラジルのソウルフード=ポン・ジ・ケイジョ(チーズとタピオカ粉で作ったパン)をバンズに使ったミニバーガー。なるほど! そう来たか! そりゃおいしいに決まってるでしょ! なメニューでした。
フランスの伝統とブラジルの食材が融合した現代的なブラッスリー『BLAISE』。レストランの内装は、意外にもスイスのシャレー(山小屋)にインスパイアされたもの。そこへブラジルの天然素材をモチーフにしたあしらいがミックスされていて、唯一無二の、ブラジルならではの個性になっています。
BLAISEは、RWSのサイトによるとフレンチのブラッセリーということだったのですが、実際はフレンチ感はほとんどなく、イマドキなフュージョン系な感じです。
こちらは、キャビア&ビーフタルタル。その下にいるのは、ブリオッシュ!! なんだか甘い!? けどそれが絶妙にキャビア&ビーフと合うーーー!! 聞いたら、ブリオッシュはカラメライズしてあると言われ、納得!!
奥のパンは自家製。発酵バターと羊のクリームチーズが添えられてきて、これも美味〜〜!
そして、テーブルは、やはりのブラジル南部パラナ州産の大理石! ちなみにパラナ州は、あのイグアスの滝のある州なんですよー! でもって、サンパウロ州の南側に隣接しています。
もうひとつ、Don't miss it! なひとりっPの推しが、こちらのオリーブオイル!
青くて香ばしくて、たまらなくふくよかな風味! おいしさに感動してしまい、どこ産のものか聞いたら、ブラジルメイド! ミナスジェライス州産、しかーも、このレストラン用の別注品だそう!「むう〜〜〜! ミナス産! 鉱物だけじゃないんやなー! ブラジル、まだまだ行ったことのない地方がありすぎるし、どこも豊かすぎる!! 行ってみたすぎるーーー!!」と誓いを新たにしたひとりっPです。
アートがいっぱい! ホテル内は、リアル感たっぷりなミュージアム!
RWS館内には、ブラジルの芸術家や職人による 450 点以上の芸術作品の常設コレクションがあるそうです。こちらは、ホテル客室棟の廊下。いやもう、「アートって楽しいーー!!」と歩くたびにウキウキですよ。
エントランスからまっすぐにステップを超えて、奥のロビーラウンジ=LE JARDINまで続くカーペットも、ブラジル人アーティストの作品です。昆虫がびっしり!
面白い! と思ったのは、客室棟の部屋番号案内プレートと一緒に飾られている、標本アート。ブラジルカルチャーの伝統的な民芸系アイテムが強化プラスチックボックスに入って展示されています。すべて一点もので、同じものはひとつもないんですよー! 「へええーー!」と興味津々で、いちいちチェックしながら歩いてしまいました。
中庭の本格的ガーデンが最高すぎる!
中庭には、小さいけれども、かなーり真剣に植物が植えられています。種類もハンパない。なんと、敷地内には約1万本の樹木が植えられているそう!
この場所は、ほんっとにサンパウロの中心部なんですよ。こんな一等地が、20年以上も放置されていたとは。そして、放置されていたからこそ、ド中心地にまとまった土地が、築100年の建造物とともに、2017年まで残されていたんですよね。まさに、奇跡の都会のオアシス!!
そして、このガーデンにもブラジル人アーティストの作品が展示されています。有機的なモダンアート!
大きく枝を広げる背の高い樹々。その下にはトロピカルプランツ。もはや庭ではなく、熱帯林レベルではと。
中庭を歩いていて、前方に見えてきたものに気づいて、「ええーーーーっ!!??」。
スタッフのかたに聞いたら、やはりの!! ミツバチの巣箱!! おおおおーーー!!!
ハチミツの収穫量が多くはないので、館内レストランで料理などに使用して終わるそうです。
ローズウッド ホテルズでひとりっP的に見逃せないのは、コチラです!
2日目の18時ごろに部屋に一瞬戻ったら、ちょうど夕方のターンダウンサービスのスタッフのかたがいらしていました。
って、制服が! か、か、かわいすぎるーーーー!!!!
というわけで、すかさずパパラッチさせていただきました!
ちなみに、足元はホワイトのクラシックスニーカーです。かわゆいーーー!!!
こちらは、ロビーの奥にあるラウンジレストランLE JARDINのエントランスにいらっしゃるスタッフのおふたり。水玉ワンピース! 素敵ーーー!!
ほんっと、ローズウッドは、スタッフのみなさんのユニフォームが素敵なんですよね。ユニフォームチェックが楽しいぞう〜〜!
それぞれのローズウッドごとに、ユニフォームには見えないものがよく採用されていて、それがホテルのアットホーム感につながっているというか、そもそも、ホテルのアットホームでリラクシングな世界観の邪魔をしないようなユニフォームにしているんだろうなと。ローズウッドでは、スタッフのみなさんそれぞれの“キャラクター”が感じられるかたが多いなと感じているんですが、ユニフォームに寄る部分もあるよね、と思っています。
ローズウッド サンパウロは、“ライフスタイルホテル” なんだということが、よーくわかりました。ラグジュアリーなんだけれど、これ見よがしのリッチテイストではなく、まるで自宅か友人の家にいるかのようなリアルさ。あくまでもやわらかくてリラクシング、そして、ブラジルの文化、アートをふんだんに、でも、さりげなく配していて、Galleryではなく、Homeなムード。
RWSのフィロソフィーがホテルの隅々まできっちり行き渡っているのも、すばらしい! 神は細部に宿る! ブラジル渡航回数10数回のひとりっPですが、こもりっぷ中に何度も「はっ!」としました。RWSにステイすることで、ブラジルの魅力を再発見、再認識できたなあと思っています。
そうなんですよ、みなさん! ブラジルはデザイン大国、アート大国なんです。そして、天然資源大国! 地球の裏側まで行った甲斐のある、日本とは違う軸&スケールの、多様多彩なカルチャーに出会えます。なんと言っても、国土が日本の22.5倍! 面白いに決まってます!
そんなわけで、魅せられて “ブラジルりぴーとりっぷ” が止まらないひとりっPです。
ぜひぜひ、みなさまも、Have a nice ブラジルひとりっぷ〜〜〜!(でも、ふたりっぷでも、それ以上でも!)
◼️ローズウッド サンパウロのGoogleマップはコチラ