2022年10月15日〜18日まで、2年8か月ぶりの台湾に行ってきました〜〜!
台湾はまだあったかいよねえ〜〜と思いつつ、出発前にチェックしたら、台北の予報はずっと雨。気温は最高は25℃前後らしいけれど、日によっては最低が15℃ほどらしいと判明。寒い!??
そこへ、台北ファッションウィーク取材で8日から台北入りしていたファッションジャーナリストのユウマスイから、「思っていたより寒い。でも蒸してる」との情報が。
むううう〜〜〜、ワードローブに悩む〜〜〜〜!
考えた結果、「もう基本は『タビクロ服』で!」
ただでさえ気温に合わせての調整が必要なのに、カラーコーディネートにまで気を配ったワードローブを選んでいる時間の余裕がない! というのもあり。
というわけで、タビクロアイテムが大活躍だった3泊4日の着こなし実例をご紹介しますー!
【DAY1】
出発日はもちろん、ひとりっPの旅立ちタビクロパンツ=ディパーチャーパンツでGO!です。このパンツは、先日公開した「タビクロ服」記事でもご紹介している『コグザビッグスモーク』のジョッパーレギンス。ウエストはゴム、太ももにはゆとり、膝下が絶妙に細身。一見、ベーシックなブラックパンツに見えて、じつはサルエル風な、旬のツボを押さえた1本です。トップスは、「羽衣アイテム」記事でご紹介した、『ザ・ノース・フェイス』。東京はすでに半袖では厳しい気候だったので、インには『アイスブレーカー』のメリノウール製アンダーウエア(クルーネック長袖)をレイヤードして羽田空港へ。
服がタビクロアイテムオンリーなぶん、靴やバッグ、アウターはカラー系をセレクトしての旅立ちでした。
台北に着いてみたら、天気は小雨。気温は24℃。とはいえ、日差しがないのもあり、24℃のわりにうすら寒い、と最初は思ったのですが、活動していると汗をうっすらかくという湿度の高さ。こういう気候で快適に過ごすには、ワードローブ自体の透湿性とレイヤードを駆使したこまめな調整が大事なんですよね。この日は夜になっても気温は20℃。日没後に寒くなったとき対策で持ち歩いていたゴアテックスアウターは不要でした。
*トップス/ザ・ノース・フェイス
*重ね着したアンダーウエア/アイスブレーカー
*パンツ/コグザビッグスモーク
*スニーカー/リーボック(ポンプフューリー)
*バッグ/レスポートサック(ライアン トラベル トート)
【DAY2】
この日も朝から雨模様。というか、かなりの大雨。地元の人に聞いたら、この時期の台北は「東北季風」と呼ばれている季節風が吹いて、雨&風が強まる気候なんだそう。なるほどー!
というわけで、本日のスタイルは、タビクロアイテム=『HYKE』のパーテックス素材のトップス(インにはアイスブレーカーのメリノウール製タンクトップを着ています)に、『JOE'S』の薄手ストレッチ素材のスリムデニムで。
が、トップスはまあまあいい感じだったんですが、このスリムパンツがちょっと暑かった。この日の気温は最高22℃&最低19℃。なのですが、湿度がめちゃ高い(約90%!)。こうなると肌に密着するアイテムは暑苦しいのか、とわかりました。今後は気をつけます。
もうひとつ。「台北は雨らしいけど、これならOKだよね」と自宅を出るときに選んだスニーカー=『リーボック』のポンプフューリーですが、なあんと濡れた歩道でよく滑るんですよ。ツルッと。なんども冷や汗。日本ではそんなことないので(東京でも雨の日にはいていますが、滑ったことはないです)、「なんでだ??!!」と思ってよくよく観察してみたら。台北の商店街の歩道にときどき使われている床材ブロックが、滑りやすい、というか、どうも滑り止め機能が弱い材質らしいということに気づきました。さらには。ポンプフューリーのソールをよくよく見てみたら、凹凸が弱いデザイン!! このダブルの要因で滑りやすくなってるのかーー!!と判明。台湾に60回以上来ている&もちろん雨だったことも何度もあるひとりっPですが、雨の日に「滑る!」と思ったことはいままで一度もなく。よく考えたら、ほぼほぼナイキかテバサンダルで来ていて、それぞれ滑り止め機能がしっかりあるシューズだったってことか!と、いまさらながら悟りました。台湾旅の足元には、ソールのグリップ力がしっかりあるシューズをおすすめします!
あと、この日のコーディネートには、ひとりっP的にはじつは重大な難点があったんです!
ひとりっPの台北でのマストアドレス=猫カフェ『極簡』で、通い出して10年以上にして初めて! にやんこちゃんが膝の上にきてくれたんですよ〜〜(感動感涙)!!! なのに、なんと!! トップスのパーテックス素材に猫の爪がひっかかるんです! ぎゃーーっ! そのたびににゃんこちゃんが「ちっ!」てな表情に。ぎゃおーーん!! すすすみませんーー!! そして、スリムパンツも、にゃんこちゃんが膝の上でくつろぐには安定感がイマイチなボトムということが判明!! しょっちゅう座り具合をもぞもぞ調整していて、あげく、ふいっと去っていかれてしまった(泣)。もっとゆったりしたボトムが必須とわかりました! 次回からは、ちゃんと猫カフェ向きのコーディネートで行きます!
*トップス/HYKE
*パンツ/JOE'S
*スニーカー/リーボック(ポンプフューリー)
*バッグ/レスポートサック(ライアン トラベル トート)
【DAY3】
この日ももちろん雨でした。が、昨日までの2日間ずっと、「この蒸し蒸しした天候、、、なんか半袖でイケる気がする、、、」と思いながら過ごしていたので、思い切って半袖トップス=『sacai』のカットソーをチョイス。日没後に肌寒くなったときに備えて、『ザ・ノース・フェイス』のゴアテックス製 “羽衣アウター”(命名 by ひとりっP)をバッグにインして、外出しました。この日の気温は、最高23℃&最低18℃。案の定、半袖でまったく問題なし。快適ジャスト。結局夜までは半袖1枚、それ以降はアウターをはおりました。
ちなみに、パンツは初日と同じ『コグザビッグスモーク』。もちろん洗濯しての着用なんですが、なんとうれしいことに、滞在していたホテルにランドリーコーナーがあったんです〜〜! 洗濯機&乾燥機が各2台。しかもなんと無料!! もちろん洗剤もあり。おかげで、ほんっと快適でした! というわけで、ガンガン洗濯しまくったんですが、予想外だったのは、今回の湿度の高さ! もともと旅ワードローブの大半が速乾アイテムなんですが、それでも乾きが遅かった! 乾燥機は終了まで時間がかかる&速乾素材につき部屋干しでも2〜3時間で乾く→ というわけで、日本でビジホステイ中にコインランドリーを利用する際は、洗濯のみ。乾燥機は利用しません。今回も洗濯機のみ利用で部屋干しにしたんですが、ひと晩干しても乾き切らない! 恐るべし湿度90%超え! でした。
*カットソー/sacai
*パンツ/コグザビッグスモーク
*スニーカー/リーボック(ポンプフューリー)
*バッグ/レスポートサック(ライアン トラベル トート)
*バッグインしたアウター/ザ・ノース・フェイス
【DAY4】
最終日は、朝食を3回食べるために、早朝6時半から外出。もともと天気予報では気温が低めと出ていて、最高19℃&最低15℃予報。
なので、あらかじめレイヤードを強化して、この旅の中で最大の厚着をして外出したんですが、大正解でした。前日までとは打って変わって、肌寒い! 前日のような半袖なんかとんでもない感じ。ゴアテックスのアウターが、雨よけ&防寒のダブルで活躍してくれました! トップスは初日と同じ(洗濯しました)。ボトムは、温存していた『アイスブレーカー』のメリノウールキュロット。タビクロパンツです。薄くて軽くてサラッとしているけれど、メリノウールならではの適度な保温性があって、季節の変わり目に重宝する系。ゆるパンツなので、帰りの機内でも快適。この日にはピッタリで、「持ってきてよかった〜〜!! 自分偉い!!」と思わず自画自賛でした。
*アウター・トップス/ザ・ノース・フェイス
*トップスの下に重ね着したアンダーウエア/アイスブレーカー
*パンツ/アイスブレーカー(ヤンニキュロット)
*ソックス/靴下サプリ(うずまいて血行を促すソックス)
*スニーカー/リーボック(ポンプフューリー)
*バッグ/レスポートサック(ライアン トラベル トート)
というわけで、気候が不安定な時期に旅するときには、高機能アイテム&レイヤード技を駆使するのがポイントです。「1枚でなんとかしようとしない」←これが成功のコツ。どんな天候でも慌てないし、ノーストレスで過ごせますよ〜〜!(今回のいくつかの失敗は、次回以降に活かします!)
体感温度は、気温だけではなく、湿度にも大きく左右されるってことも再認識。ただ、現地に来てみないと、実際のところはわからないんですよね。風のあるなしにもよるし。ほんと、難しい。なので、どっちにころんでも対応できるように、ワードローブのラインナップを精鋭メンバーで構成してくるのが大事だなあと、改めて思いました。
ちなみに、今回のラインナップ中、コットンアイテムは、DAY3に着用した『sacai』のカットソーのみです。旅先では「洗濯する派」の自分。コットン製品は洗濯後に乾くのが遅いものが大半なので、じつはひとりっPの旅ワードローブにはあまり登場しないんです。今回は短期の旅なので、洗濯しない予定でバッグインしてきました&実際洗濯せず。ソックスは如実ですね。コットン100%だと、ほんっとに乾かない。化繊混紡だとちょっぱやです。なので旅ソックスは混紡タイプしか持参しません。
では、みなさまも、最適&快適ワードローブ選びで、Have a nice ひとりっぷ!!!
ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。