出社と在宅ワークを組み合わせた働き方が増えつつある昨今。素敵で便利なインテリアを取り入れて、自宅スペースをより過ごしやすい環境にアップデートしてみては？ 人気インテリアスタイリストの竹内優介さんが、デザイン性や機能性の高さにこだわったインテリア・家具を、毎月のテーマごとにおすすめ解説。ニッチなデザイナーズアイテムから、取り入れやすいお手頃なものまで。在宅ワークをともにしたい相棒が見つかるはず。
今回は「デスク＆サイドワゴン」にフォーカス！
1993年東京都生まれ。建築を学ぶ大学時代から、「Laboratoryy」代表でインテリアスタイリストの黒田美津子さんに師事。2023年に独立し、雑誌や広告、イベントなどでのスタイリング、店舗のVMDなどを手がけ、空間づくりとインテリアにおける領域で活動している。
デスクを選ぶポイントは？ インテリアスタイリストの竹内さんがレクチャー
「自宅で仕事をする時、デスク上にはどんなものが必要でしょうか？ まずチェックしたいのは仕事の必須道具、パソコンの大きさ。ノートパソコンかデスクトップかによって必要な幅、奥行きが変わってくるので、ノートパソコンのみ使う場合は幅約100cm、奥行き約60cm、デスクトップの場合は幅約120cm、奥行き約70cmがあると良さそうです。食事や趣味を楽しむなど、多用途で使うことがあるなら、その分のスペースも考慮して選びましょう。今回は、ノートパソコンでの作業にぴったりなスタイリッシュなデスクに加え、デスク周りに置いておきたい、機能性とデザインを両立したサイドワゴンをセレクトしました」
プロおすすめのデスク・７選
1 【アルテック｜テーブル 90B】北欧モダンの代表格、アアルトデザイン
竹内さん レコメンドPOINT
「アルテックといえばスツールが有名ですが、ほかにもチェア、テーブル、収納家具と、バリエーションがいろいろあるんです。こちらはスツールと同じつくりをした円形テーブル。物がたくさん置けるほどのスペースはありませんが、パソコン１台を置いて作業するにはちょうどいいサイズ感です」
「L - レッグ」シリーズ
産業の合理化が求められた1900年代初頭、建築家兼デザイナーのAlvar Aalto（アルヴァ・アアルト）により、曲げ木の技術を用いた「L - レッグ」が開発された。1933年に最初の「L - レッグ」製品となる「スツール 60」が発表され、約90年経った今、シリーズの製品数は50を超える。
アルテック
https://webstorejapan.artek.fi/
0120-610-599
＞ テーブル 90Bの詳細はこちら
2 【ハーマンミラー｜フォークラダーデスク】上にすっと伸びる直線美
竹内さん レコメンドPOINT
「壁に立てかけるタイプのデスクです。デスク幅がコンパクトなぶん、上部に付いた２段のシェルフをうまく活用したいところ。壁さえあれば設置場所を手軽に変更できるのも魅力です。シェルフのみで構成された『フォークラダーシェルビング』を連結させて使うのもおすすめ」
FOLK LADDER DESK（フォークラダーデスク）
コペンハーゲンをベースとしたデザインスタジオ、Norm Architects（ノーム・アーキテクツ）によるデザイン。ブラック、ナチュラル、ウォールナットの３種類で展開。
マーケット
https://maarket.jp/
＞ フォークラダーデスクの詳細はこちら
3 【杉工場｜ファミリアキャビネットデスク】 デスクとキャビネットが一体に
竹内さん レコメンドPOINT
「子どもの学習机を想定して設計されたものでありながら、大人にとっても使い心地の良いデスクです。天板を閉じれば、卓上の物を外から見せずに収納できるキャビネットとしても機能。リビングのようなくつろぎの場など、どこに設置しても暮らしに溶け込んでくれるはず」
杉工場（すぎこうじょう）
1886年の創業当初は、主にたんすなど木製の家具製作を行っていた。現在は林業・製材業の盛んな福岡県うきは市の自社工場にて、時代に左右されない“美しさ”を追求しながら、デスクを主とした家具の製造・販売を手がけている。
杉工場
https://sugikojo.com/
0943-75-3108
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4 【ヴォールヒュッテ｜U:デスク】 ミニマルかつ知的な佇まい
竹内さん レコメンドPOINT
「汚れたりへこんだりしても、手入れしてずっと長く使えるよう、天板には硬く丈夫な無垢の楢材が使用されています。ソリッドな印象のステンレス製の脚、取り外せるドロワーなど、シンプルなデザインの中に光るディテールが素敵です」
WOHL HUTTE（ヴォールヒュッテ）
2006年より岐阜県美濃加茂市に工房を構え、木製家具を中心に、キッチンやインテリアのデザインから製作までを手がける。長く愛用できる機能性や、空間における佇まい、使う人との関係性に重きを置きながら製作を行う。
ヴォールヒュッテ
https://wohl-hutte.com
0574ｰ27ｰ1762
＞ U:デスクの商品詳細はこちら
5 【無印良品｜スチールパイプデスク・Ｌ】 名作を手頃な価格で
竹内さん レコメンドPOINT
「モダンデザインの草分けであるTHONET（トーネット）による家具が、無印良品で購入できるのはご存知ですか？ バウハウスを代表するデザイナー、Marcel Breuer（マルセル・ブロイヤー）を想起させるスチールパイプを用いた軽やかなデザインは、ダークグレーの塗装でより現代的な面持ちに。作業だけでなくダイニングテーブルとしても使えそうな大きさです」
MUJI manufactured by THONET
上質な家具を適性価格で提案する「REAL FURNITURE」シリーズの一環として、ドイツの家具ブランド、トーネットとの共同開発で2009年より発売。生産と流通のコストを抑えることで、手に入れやすい適正価格を実現している。
無印良品
https://www.muji.com/jp/ja/store
＞ スチールパイプデスク・Ｌの詳細はこちら
6 【イデー｜スティルト テーブル 1000】 ナチュラルなムードの部屋づくりに
竹内さん レコメンドPOINT
「サイドイン引き出しの付いたシンプルなテーブルです。全３サイズ展開で、こちらのサイズはパソコン作業をするのに必要最低限のスペースを確保できる一番コンパクトなサイズ。デスクトップを設置するならワンサイズアップさせても良いかも。簡単に組み立てられるのも嬉しいポイントです」
STILT Series（スティルト シリーズ）
ベルギー・ブリュッセルをベースに活動する、デザイナーのMarina Bautier（マリナ・ボーティエ）によるシリーズ。シリーズの特徴である竹馬（=STILT）のような丸脚が愛嬌を添える。
イデー
https://www.idee-online.com/shop/
＞ スティルト テーブル 1000の詳細はこちら
7 【ニトリ｜電動昇降デスク(UP001)】 シンプルで飽きのこないデザイン
竹内さん レコメンドPOINT
「値が張って手が出しずらい電動昇降デスクを手軽に購入したいなら、ニトリのデスクも選択肢のひとつに。シンプルで扱いやすいものが手頃な価格で手に入ります。高さ調整できるボタンの横にはCタイプのUSBポートが付いていて、スマートフォンなどの充電に便利。T字タイプの脚なら足もとの空間がひろびろです」
ニトリお客様相談室
https://www.nitori-net.jp/ec/
0120-014-210
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プロおすすめのサイドワゴン・３選
1 【イケア｜TESAMMANS/テサッマンス 収納ユニット キャスター付き】 毎日をカラフルに彩って
竹内さん レコメンドPOINT
「イケアの最新デザイナーズコラボコレクションから、すべての側面からアクセスできるキャスター付きサイドワゴンをご紹介。側面の縦横のグリッドで、見る角度によってモアレ柄を浮かび上がらせるユニークな一品です 」
TESAMMANS/テサッマンス コレクション
著名なブランドやデザイナーとのコラボレーションアイテムを続々と発表しているイケア。2024年４月３日から順次販売開始される最新コレクションのコラボレーション相手は、デザインデュオのRaw Color（ローカラー）。意外性のある色のコンビネーションを用いた、ラグ、グラス、ランプ、植木鉢など、計18点がラインナップ。
イケア・ジャパン カスタマーサポートセンター
https://www.IKEA.jp
050-4560-0494
※在庫状況は店舗で異なります
※オンラインストアでの購入は個数制限あり
＞ TESAMMANS/テサッマンス 収納ユニット キャスター付きの詳細はこちら
2 【フィール｜ミニタケシ】 転がしたくなるキュートなルックス
竹内さん レコメンドPOINT
「高さが52cm、横幅が42.5cmとコンパクトな佇まいのワゴン。移動させるのに便利なキャスターは取り外し可能で、卓上でシェルフとしても活躍します。グリーン、ベージュ、ピンク、イエローの４色で展開され、主張しすぎない落ち着いた色味は他の家具とも馴染みやすそうです」
FIEL（フィール）
家具の街、福岡県大川市で2016 年に誕生したオフィス家具ブランド。働き方とライフスタイルの多様化にともなう、現代におけるオフィス空間の家具を提案しながら、よりよく生きることの本質を問い続けている。
フィール
https://fiel.jp/
info@fiel.jp
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3 【ビスレー｜A4 キャビネット】 仕分け上手になれるワゴン
竹内さん レコメンドPOINT
「高さが67.3cmと、デスクの下に収納できるよう配慮された設計がいいですよね。こちらは同じサイズの引き出しが並んだタイプですが、引き出しの深さとその組み合わせで、こちらと同じ高さのキャビネットだけでも５パターンあります。全10色とカラーバリエーションも豊富なので、好きな組み合わせを選んでみてください」
BISLEY（ビスレー）
1939年にイギリスで車の部品工場として創業した、スチール家具メーカー。大きな機械によるオートメーションでの成型・加工ラインだけでなく、熟練した職人の手による技術が加えられることで高品質な製品が生み出されている。
ビスレーコンボ
https://shop.bisley.co.jp/
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