山に特化したアイテムが豊富な原宿の「ザ・ノース・フェイス マウンテン」へやってきました。知床や北アルプス、夏でも涼しい山、という前提でウェアを探します。
山のウェアの基本に、"レイヤリング" というものがあるのをご存じですか? 歩いている間は汗をかく。休憩すると汗が冷えて体温が下がる。朝夕は寒い……と、山って高度や天候によってものすごく気温が変わりますよね。それを、快適に過ごせるように重ね着して、細かく脱ぎ着することで体温調整するのが"レイヤリング" です。暑い(寒い)けど面倒だから、服がないから我慢しようとか、やってはいけないことなんだそうです。ばてたり、低体温症になって動けない、ということになってしまうんですね。
さて、僕は暑がりで寒さには強いほう。仕事柄、日焼けは避けたい、という条件を伝えて、ショップスタッフ・佐々木飛馬さんに、僕に合ったレイヤリングを教えていただきました。一番下に着るベースレイヤーは、汗や雨で濡れてもすぐに乾く素材が基本とか。Tシャツもあったのですが、日焼け防止のために長袖で首まわりを守るタイプのものに。風が強くて寒いときにすすめていただいたのは、ポケットサイズに畳める薄手のジャケット。赤色もあったんですが、私服の好みに近いグレーを。さらに寒い場合は、化繊の中綿ジャケット、レインジャケットを着れば夏は安心。山の中で考えごとをするのが好きなので、目に入っても強くないような色を選ぶと、全身モノトーンに。あれっ、もしや地味ですか?
汗や雨で濡れてもすぐに乾く素材のTシャツや、ポケットサイズになる薄手のパーカやダウンジャケットなど、機能的なアウトドアウェアが多数。「私服でも活躍するようなデザインがたくさんありますね」
「父の影響で長いパンツばっかりだったけど、ショートパンツの軽快さに実は憧れていました(笑)」。血行を促進して疲れた足を楽にしてくれるゴールドウインのタイツと
Profile
いのわき かい●俳優。1995年神奈川県・横須賀生まれ。幼い頃から子役として活躍し、日本大学芸術学部では映画を学ぶ。父の影響で登山を始め、"日本百名山"をすべて登ることが目標。
SOURCE:SPUR 2019年8月号「井之脇海と、山の話」
photography: Yuka Uesawa hair & make-up: Takeharu Kobayashi styling: Kentaro Higaki〈little friends〉 edit: Tomoko Yanagisawa
はじめての日帰り秋山トレッキング、女性におすすめアイテムはこちら!
通気性とストレッチ性に優れるスリット入りの化繊わたを中綿に使用したジャケット。秋~冬の登山から、スノースポーツまで対応。
3層構造のGORE-TEX PRODUCTのC-KNITバッカーを採用したマウンテニアリングジャケット。女性の体形にしなやかに沿い、高いストレッチ性を備えているため、手足を使う岩稜歩きや、クライミングにも。
メリノウール100%の中厚手のベースレイヤーは一枚は持っておきたい。。暑い時は涼しく、寒いときには暖かく。長時間着続けても臭いにくい効果も。
軽量ストレッチナイロンを使用した中綿入りインサレーションパンツ。後ろポケットに本体を収納できるポケッタブル仕様。
高強度のナイロンにポリウレタンを混紡した素材は、岩の間や藪の中を進むようなハードな山行にも対応するほどタフ。すっきりと細身のシルエットも美しい。
トレッキングの持ち物でマストなのが、上下セパレートのレインウェア。防水レインパンツは軽量、かつハリ感のあるしっかりとした着心地。
日帰りトレッキングから小屋泊まで対応する35Lサイズの女性用トレッキングパック。わずか1250g(Mサイズ)で、ビギナーから上級者までカバー。
ミッドカットのトレッキングシューズ。スタイリッシュなニットアッパーに、クッション性に優れたエクストラフォームミッドソールシステムで、実用性も抜群。
問い合わせ先:ゴールドウイン カスタマーサービスセンター 0120-307-560