観葉植物、もう枯らさない! 植物の健康を守るIoT Vol.7

最近、大きめの観葉植物を自宅に購入しました。自ら購入しただけあって、なんだか無性に愛着が湧き、絶対に枯らしたくない……!という熱い想いを抱いているものの、残念ながら、私は大概、購入初期に張り切って水をあげすぎ、枯らすタイプの人間……。

「土の表面が乾いたら水をたっぷりと」なんてよく聞く言葉ですが、守っているつもりでも、“たっぷり”という言葉が意味する量がわからなくないですか? というわけで、ずっと気になっていた観葉植物のためのIoTデバイスを導入!ドローンなどでお馴染みのメーカーParrot社が発売している「Flower Power」です。

※IoTとは……「Internet of Things」=モノのインターネット。身の回りのあらゆるものをインターネットに繋げることで、機能や利便性など、色々な可能性が広がっていく、そんな技術のこと。

枝のようなデザイン、正直おもちゃのような本体ですが、Flower Powerはこれを植物の土に挿しておくだけで、光、温度、土の中の栄養・湿度をセンシングしてくれるというもの。スマホと連携して、専用アプリで植物の状況をモニターしたり、「水が多すぎるよ」「光が足りないよ」というようなお知らせをしたりしてくれるんです。まさに私のような人にうってつけのアイテム……!

使い方もとっても簡単。土に挿して、スマホとBluetoothで接続。「Plant DB」という植物のデータベースが用意されているので、そこから該当する植物の種類を選択しておくだけ。Plant DBには、植物の種類に応じて必要な光量や水分量、肥料の量、温度のデータが登録されているので、そのデータに応じて、アプリが育て方のアドバイスをお知らせしてくれる、というわけ。

この時はどうやら、肥料が多すぎたようで、「水をあげて流してあげて」というような警告が来ていたので、水をどばばーっとあげてみたところ、すぐに警告が消えました。モニターしてくれている感じ、ある……!!

Flower Powerは前回ご紹介した「アイデア次第で毎日を便利にしてくれるお助けアプリ」で少し触れたサービス「IFTTT」にも対応しているので、IFTTTを使って他のアプリやサービスと連携させれば「植物がもっと光を欲しがっていたら、電気をつける」とか「水分が不足したら、メールで知らせる」なんて使い方もできちゃいます。私は土が乾いたらメールが来るように設定しています。


正直なところ、金属のスティックをさしているように見えるくらいシンプルな感じとか……もうちょっと見た目がスマートになってくれると嬉しいのですが……! 間違いなく我が家の植物の健康に、一役買ってくれています。

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市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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