アルバムのフィルム写真も思い通りにカンタン管理 Vol.12

先日実家に帰ったとき、母が「こんなの出てきたよ!」と過去の大量の写真を出してきました。火を放って消し去りたいものもいくつかありましたが(笑)、私たち世代の方であれば子供の頃の思い出はフィルムカメラで撮影した写真で残っている、という方も多いのではないでしょうか。現像した写真をアルバムの台紙に貼っていくあの作業、好きでした。

そんな大量の写真を見て、「そろそろスキャンするなりして、データ化しておかないとなあ」なんてことをぼんやり思っていたタイミングに丁度、登場してくれたのが「Omoidori」です。先日発表会にお邪魔させていただき、一足お先に本体をゲットしたので、ご紹介します(現在予約受付中!)。



このOmoidori、iPhoneひとつあれば、アルバムに貼ったままの写真を一瞬でキレイにスキャンできちゃう、というガジェット。アルバムに貼った写真をスキャンしようとすると、アルバムからいちいち写真を剥がしてスキャンしなければいけないし写真が痛んでしまいます。かといって、アルバムに貼ったまま写真をスキャンしようとすると、どうしても表面が光ってしまってキレイにスキャンできないんですよね。

Omoidoriの本体の中にはLEDが2つ仕込まれていて、iPhoneからOmodoriアプリを使って写真を撮る要領でシャッターを押すと、2回iPhoneのシャッター音が鳴ります。(簡単に言うと)同時に撮影した2枚の写真のテカリの無い部分同士をアプリ内で合成することによって、キレイな写真が仕上がる、という仕組みなのですが、これがまた不思議なもので、iPhone側ではBluetoothや WiFiの設定は不要。操作は専用アプリを使って撮影するだけ。どうしても写ってしまうアルバムの台紙の部分も自動でクロップ(切り抜き)してくれるので、楽ちんです。



こんな感じでL版の写真だけでなく、2L版の写真までスキャン可能。赤目の補正機能もついていたりして、Omoidoriでスキャンした画像は、むしろ実物の写真よりキレイにさえ見えてきます(笑)。

さらに、日付が入っている写真であれば、日付をOmoidoriアプリが読み込んで、自動でExifデータ(※デジカメで撮影した写真に記憶されているカメラの設定や撮影日時などの情報のこと)に書き込んでくれるので、iPhoneやPC上でもデジカメで撮影した写真と同様に管理することができちゃう、というカシコイ機能も。iPhoneやPCのスクリーンに1990年代の日付が並ぶのは何だか不思議な感じです。

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市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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