先日ちょっとびっくりなサービスがスタートしました。「NOREL」というサービスです。
クルマを自由に着替えよう、というコピーのとおり、月額49,800円でクルマを乗り換え放題で使えちゃうというもの。保険も込み、税金の支払いは要らない、車検も必要無しという、(それなりに)クルマ好きの私としては夢のようなサービス。クルマのラインナップも幅広く、予約の競争率は高そうですが、あこがれの輸入車の姿も……!
都内では、必要な時にレンタカーだったり、カーシェアだったりを使われている方も多いと思うのですが、NORELではまるで自分が所有しているクルマかのように自分の駐車場に停めて、好きな時に使えて、尚且つ他のクルマに乗りたくなったら、乗り換えることが出来ちゃうというのがびっくりなポイント。現状は新規会員登録を停止してしまっているようですが、私も好みのクルマを見つけたら、使ってみようと思っています。(先ずは、駐車場を探さなきゃいけないけれども!)
このNORELのように、昨今、サービスやモノ、設備などをシェアして必要なときだけ使う、シェアリング・エコノミーという考え方が広がってきています。メジャーどころだと「Airbnb」や「Uber」を使ったことがある、という方も多いのではないでしょうか。シェアリング・エコノミー関連のサービスは色んな領域に広がってきていて、もちろん私たちに身近なファッションにも。
私が普段使っているサービスのひとつがバッグのレンタルサービス「Laxus」。これは月々6,800円でバッグをレンタルで使い放題できちゃうというもの。買うにはちょっと勇気があるカラーのものもレンタルならトライしやすいし、バッグって思っていたほどモノが入らなかった!とか、肩のストラップに髪の毛が絡む!とか、買ってから気づくことも多いので、買う前にまずはお試し感覚で借りてみるのもアリ。人気のバッグは予約が取りづらいけれど、新作もちらほら。
私は好みのブランドが揃っているサービスが日本にはないので、使ってみたことはないのですが、バックだけでなく服のレンタルができる「air Closet」や「メチャカリ」といったサービスも続々と増えています(個人的にはハイブランドのドレスがレンタルできちゃう海外の「RENT THE RUNWAY」の日本上陸を切望……!)。
所有するのではなく、共有へ。近い未来には、何も所有せずに、身の回りのモノやコトは、全てシェアで済ませることができちゃったりするようになるのかも!?
市川渚の「デジタル・スタイリッシュライフ」 記事一覧はこちら>
ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。