今回は突然ネイルのお写真から(笑)。このネイル、実はネイルチップなんです。
ネイルチップというと、形や大きさを自爪に合わせるのが難しいし、普段使いには難易度が高い、なんてイメージがあると思うのですが、最新の3Dテクノロジーを駆使して、そんなネイルチップのウィークポイントを解決してくれるサービスが登場しました。それが「OpenNail(オープンネイル)」。
3Dスキャンで自分の爪の形をスキャンし、自分にピッタリのネイルチップを3Dプリントで出力、それにアートを施して販売してくれる、というサービスです。
だから、これは私の爪にだけフィットする、“セミクチュールな”ネイルチップでして……♡
遡ること約1ヶ月前。都内某所でOpenNailの“3Dスキャン登録会”が開催されるということで、足を運んでまいりました! 会場にはプロのネイリストさん、そしてその隣に1メートル四方ほどの大きさの謎の箱が。まずはネイリストさんにネイルのケアをしていただきます。普段ネイルはセルフ派なので、ニヤニヤしてしまうワタシ。
ケアのあとは、爪の長さを短めに整えて、白いマットなポリッシュを塗ってもらいます。これじゃないとキレイにスキャンができないそうです。
ポリッシュが乾いたら、いよいよ3Dスキャンへ! 謎の箱の中には3Dスキャンの機械が隠されていて、台座の上に手を置き、あとは手を動かさないようにして、待っているだけでスキャンが完了します。自分の横に設置されているモニタでスキャンされたデータを確認できるのですが、自分の指が画面のなかでぐりぐり動かされているのを見るのも、なかなかない体験でした(笑)。
これで3Dスキャン自体は終了!スムーズに行けば、15分ほどで完了します。あとは、専用のサイトから好みのデザインを選んで、注文するだけ。1ヶ月ほどで自分だけのネイルチップが到着します。
届いたネイルチップがこちら! 私の爪は横幅が細くてヒョロリとしていて、市販のネイルチップが全然合わないのですが、これはサイズ、形ともにピッタリ! 付属しているシールで貼り付ければ、手を洗ったくらいじゃ剥がれないし、自爪にフィットしているので、何かに引っかかってバリッと取れてしまうこともありませんでした。もちろん繰り返し使えます。
このサービスを運営している「michi nail(ミチネイル)」は、クラウドソーシングで全国にいるネイリストさんに制作してもらったネイルチップを販売するサービスを展開されていて、このOpenNailも同じように日本のどこかにいるプロのネイリストさんが一つ一つ手作業でアートを施してくれているそうです。全体にキュートな感じのデザインが多いので、個人的にはもうちょっとモードなデザインが増えてくれたり、自分だけのオリジナルデザインがオーダーできたりするようになると、嬉しいなあ、なんて。
と、いうわけでこのOpenNail、お仕事などで平日はネイルを楽しむことができないけれど、休日はファッションに合わせてネイルのおしゃれも楽しみたい!なんて方には、とってもオススメのサービスです。次回の3Dスキャン体験会は7月頃を予定しているとのことなので、要チェックですぞ。
市川渚の「デジタル・スタイリッシュライフ」 記事一覧はこちら>
ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。