私のスマホにインストールされているアプリのうち、一番数が多いものといえば、写真関連のアプリ(数えてみたら、50個以上ありました……)。その中でもスタメンアプリのラインナップにはここ1年ほどあまり変化がなかったのですが、最近あるアプリが仲間入りしました。
それが上の写真、中心にある黄色いアイコンのアプリ「Focos」です。
これ、一眼レフやミラーレスといったカメラで撮ったようなボケを再現してくれるカメラアプリなのですが、今までもそういったアプリってありましたよね? でも、Focosはそれらとは似ているようで全く違う……!
早速ですが、作例からどうぞ。友人のフォトグラファー、haru wagnus氏(@HaRu_Nus)のツイートからお借りしました。これらの写真、iPhone Xで撮影された写真なのです。信じられますか……!
iPhone X + focus app
— haru wagnus (@HaRuNus) 2018年1月17日
このボケ感、、えらい時代になった。 pic.twitter.com/fbR1s57FRX
Focosは、iPhoneのデュアルカメラの被写界深度エフェクトを応用して、カメラの“絞り”を操作する感覚でボケ味を調整したり、ピントを合わせる部分を撮影後に調整したりすることができます。
左が使用前、右が使用後(色味はカメラアプリ「VSCO」で加工しています)。
iPhoneのポートレートモードで撮影した写真であれば、あとから読み込んで、ボケ味をプラスすることも可能です。展示会のように素早くきれいな写真を撮りたい場所でも威力を発揮してくれそう…… !
また、ボケの種類やカタチ、ライカやオールドレンズといったボケ味に特徴のあるレンズをシミュレーションする機能も。カメラ好きをも唸らせる、まさに神アプリ……本当によくできています……!
基本的な機能は無料で使えるのも嬉しいポイント。私は「こんなよくできたアプリならば!」と課金をしてしまいましたが(全ての機能を使うには、120〜1,200円かかります)。
こんなすごいアプリがあれば、カメラなんて持ち歩く必要ないのかもなあ、なんて思いつつ、やはり愛用のカメラは手放せない私なのでした……(笑)。
iPhone X, iPhone 8 Plus, iPhone 7 Plusといったデュアルカメラを搭載したiOS端末でしか使用できないのが残念ですが、これらの端末をお持ちの方は絶対にダウンロードすべき!なオススメアプリです。
ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。