以前、3Dスキャンで身体を計測して自分ぴったりサイズのインナーウェアを知ることができるワコールの次世代ストアをご紹介したのですが、最近、3Dスキャンを使った新しいブランドやサービスが続々とスタートしています。
先日リニューアルオープンしたばかりの渋谷パルコでは、「THE NORTH FACE LAB」がブランド初の3Dスキャンによる人気アウター3型のカスタマイズサービス「141 CUSTOMS」を提供。
その場でフィット感や丈、カラーをカスタマイズしてシミュレーション、オーダーをすることができます。アウトドアウェアはなかなか好みのカラーリングのものが見つからなかったり、袖丈が合わなかったりすることがよくあるので、これはぜひトライしてみたいところ！
そして、先日実際に体験してきたのが「STAMP」。こちらはオーダーメイドのスーツやシャツをオンラインで買える「FABRIC TOKYO」から新しく登場したユニセックスブランド。店頭で全身を3Dスキャンで計測して、計測したサイズデータに合わせて、カスタマイズした自分だけのデニムが買える、というもの。
自分にぴったりのサイズのデニムがオーダーできちゃうサービスといえば、水玉の「ZOZOスーツ」を着てスマホで身体を計測して自分ぴったりサイズのアイテムを買える「ZOZO」を思い出す人も多いのでは。ZOZOは私も開始直後にデニムを2本オーダーしてみたのですが、スキニーデニムは良かったものの、ストレートデニムはあまり形が格好良くなくて、ほとんど穿かずにお蔵入りしてしまいました……。
STAMPはオーダーしてから約1ヶ月で手もとに。いくら自分にぴったりのサイズで作られていたとしても、結局は穿いてみて“格好良いか、格好良くないか”だからなあ……なんて正直思っていたのですが、これがなかなか良くて、ほとんど穿いてこなかったテーパードデニムがワードローブに加わることに。
リベットはシルバーで統一され、ステッチが同色で目立たないデザインはスタイリッシュで上品さもあり、普段カジュアルすぎるスタイルを避けている私にもぴったり。もちろん、サイズも丈もぴったり！
しかも、こんなしっかりした箱に入って届きます。
“クリエイティブワーカー”をターゲットにしているだけあって、フロントポケットには右側に「AirPods」ケースがぴったり収まるガジェットポケット、左側にはスマホが入るスマートフォンポケットが。
そしてポケットの袋布やタグには、名前や採寸日やシリアルナンバーがプリントされていて、特別感も◎。
カラーは3色から選んでオーダーできます。私が選んだのはブラック。
現在は完全招待制となっているようですが、ウェブサイトからウェイトリストに登録すれば、1日10組限定で招待が届くとのこと。気になった方はぜひ登録してみては？
ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画／ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。
