私はこれで、煩わしいパスワード管理から解放されました vol.109

新しいアプリをダウンロードしたときやオンラインで買い物をするときなど、何かと会員登録やログインが求められる昨今……みなさん、日々増えていくログインIDやパスワードの管理、どうしていますか? 私はID/パスワード管理アプリ「1Password」を長年愛用しています。

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いくつかのパスワードを使い回すのはセキュリティ的にリスクが高すぎるし、定期的にパスワードの変更を要求されることもある。その上、パスワードは「アルファベットの大文字、小文字、数字、記号を全部含んで12文字以上」なんて難易度高すぎな条件を求められたり……もはやパスワードを自分で覚えておく、なんて無理! ということで、私はこの1Passwordに出合ってから、“パスワードを自分で作って、自分で覚えておく”という考え方を捨てました。

なぜなら1Passwordが適当なパスワードを提案してくれて、それを暗号化した状態で安全に記憶しておいてくれるから。

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自分が覚えておく必要があるのは、1Passwordのロックを解除するためのマスターパスワード、ひとつだけ。ログインが必要な時は1Passwordのアプリやウェブ上から、IDやパスワードをワンタッチで呼び出すことができます。顔認証や指紋認証といった生体認証機能が付いているPC・スマホであれば、マスターパスワードを入力する代わりに生体認証でロックを解除することも可能。非常にスムーズです。

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毎度毎度「IDとパスワード、何だったっけなあ……」なんて考える必要がないし、思い当たる文字列を手当たり次第試した挙げ句、ログインロックが掛かってしまう……なんてこともなくなるはず。

PCはMac/Windows、スマホはiOS/Android、またSafari、Google Chrome、Microsoft Edgeなど一般的に使われているほとんどのブラウザに対応しているので、手持ちのどのデバイス、どのブラウザからでも共通で使えるところもポイント高し。ちなみにパスワードだけでなく、自分の個人情報やクレジットカード情報なども保存しておくことができます。

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パスワードなどの重要な情報を保存・管理してくれるだけでなく、情報漏えいや不正ログインを防ぐ仕組みも充実していて、「Watchtower」という機能では、1Passwordに保存してある情報に関して、何か問題が発生した時に警告をしてくれます。パスワードを使い回していなければ、万が一の時も被害にあったIDやパスワードだけを変更しておけば、それ以上のリスクを防ぐことができるので安心です。

余談ですが、Watchtower機能の元になっている「have i been pwned?」というウェブサイトからは、メールアドレスを入力するだけで過去に情報流出にあっているかどうかを調べることができます。みなさんもぜひ一度チェックを。もし被害にあっていたことがわかったら、そのサービスのパスワードをすぐに変更しておきましょう〜!

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なお、1Passwordのマスターパスワードを忘れたり、外部に流出したりすると大変なことになるので、取り扱いは慎重に。万が一のために「Emergency Kit」というドキュメントを発行することができるので、そちらにマスターパスワードを記載して、プリントするかUSBドライブなどに保存して、安全な場所(金庫など)に保管しておくことが推奨されています。

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この1Password、月あたり$2.99から(ファミリープランなどもあり)と決してお安くはない有料サービスなのですが、月にスタバのカフェラテ一杯ほどの金額で、パスワードの管理/運用の煩わしさから解放される上に、デジタルライフをよりセキュアにしてくれると考えると、ここにはコストを掛けるべきだな、と個人的に思っております。

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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