さて、今年もやってまいりました!私が1年で心が最も沸き立つ(?)Appleの新製品発表会のシーズン。例年はアメリカにあるApple本社へ報道関係者を招いて大々的に行われていた、ファッションの世界で例えるならファッションウィークのようなイベントだったのですが、今年はコロナ禍ということもありオンラインでの開催となりました。
「iPhoneの新機種が出るらしい……?」なんて噂もありましたが、今回発表された新製品は、Apple Watchの新機種が2つ、そしてiPadの新機種が2つ。Apple Watch、iPadともに、手の届きやすい価格でコスパ高し!な機種が増えたことに注目です。いくつかのデバイスを発売前にお借りすることができたので、実機に触ってみたインプレッションを中心にご紹介します。まずはApple Watchから!
Apple Watchは「Apple Watch Series 6」と、手の届きやすい価格(なんと29,800円から)を実現した「Apple Watch SE」が登場。こちらはApple Watch Series 6です。
見た目の変化はほとんどないのですが、今回個人的に気に入ったのが、このステンレススチールモデルのゴールド。ゴールドはこれまでもカラバリとして存在していたのですが、今回のゴールドは限りなく18金の色味に近づけて開発されたそうで、シックで上品な雰囲気。どんなシーンやスタイルにもしっくりきそうな予感。
ステンレススチールモデルには他にもグレイブラック系カラーのグラファイトが追加され、アルミニウムモデルには新色のブルーとPRODUCT(RED)モデルが登場。パッと目をひく華やかなレッドはバンドとのコーディネートで色々遊べそうです。
ちなみに、こちらもカラフルなバリエーションが増えた「Apple Watch Hermès」。イエローなんかもかわいいなあ、なんて思いつつ、右下のスリムな2重巻きバンドの「アトラージュ・ドゥブルトゥールレザーストラップ」をポチっちゃいました……。
そして、今回新しく登場したソロループ。バックル類が一切ついていないので「一体どうやって装着するんだろう?」と思ったら、この子たち、びっくりするくらい伸びるんです。フィット感も抜群で、バックルが邪魔にならないのでデスクワーク時も、とても快適。シリコンタイプと編み込みタイプの素材が選べます。編み込みタイプの方は、100%リサイクル素材で作られたポリエステル糸と極細のシリコーン糸で作られているそう。
Apple Watchはここ数年でヘルスケアやウェルネスをフィーチャーした方向に進化していっているのですが、Series 6ではその機能をさらに強化。血液中に取り込まれた酸素レベルが確認できる「血中酸素ウェルネスセンサー」が搭載され、自身の身体のデータをさらに多角的に取得できるようになりました。
基本的には定期的に自動で計測してくれますが、試しにガイダンスに沿って手動で計測してみました。15秒間動かずに待つだけで計測できます。睡眠中も自動で計測してくれるそう(バンドに緩みがあると計測がうまくいかないのでご注意を)。
こういったデータは長期的に記録し、傾向を見ていくことに意味があるので、すぐに何か劇的な変化が起こるというわけではないけれど、健康な生活と身体を手に入れるためにはまず自分の状態を知ることが大切。より多機能になったApple Watchは健康で豊かな人生を送るための手助けをしてくれるのではないでしょうか。
お手頃価格の「Apple Watch SE」はSeries 6の血中酸素ウェルネスセンサーは使えないものの、これまでもApple Watchで愛されてきた基本的な機能を搭載しています。
ちなみに、昨日リリースされた「watchOS 7」をインストールすれば、Series 5以前のApple Watchでも、睡眠トラッカーや自動手洗い検出、キッズやシニアなど、iPhoneを持っていない家族もApple Watchが使えるファミリー共有などの新機能が使えるようになります。すでにApple Watchを持っている人はぜひアップデートを。本日、9/18(金)発売です。
後編では新作iPadをご紹介します!