人やモノの往来を自動で動画記録!安心&スマートなドアベル vol.139

Googleのスマートホーム機器、Nestシリーズからドアベル「Nest Doorbell」が発売されました。レビュー用の機器をお借りすることができたので、少しの間自宅で使ってみています。

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本体はこんな感じ。縦長の形状で、本体上部にカメラ、下部にドアベルのボタンが付いており、ボタン周囲が穏やかに光ります。白くてシンプルな見た目はおしゃれな玄関にもマッチしそうですが、よくあるドアベルとは形が異なるので、どこを押せばよいのか初めての方は戸惑ったりしそうな気も。「ここを押す」と書かれたシールなどを貼られちゃいそうな予感がします(笑)。

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今回はレビュー用ということで、貼って剥がせる両面テープで貼り付けるかたちで使用していますが、本来、取り付けにはネジ留めが必要です。本体にはバッテリーが搭載されているので、配線をしたり電源へ接続したりしなくても使い始めることができます(もちろん、配線をして既存のドアホンの代わりに設置することも可能)。バッテリーは利用頻度によるようですが、満充電から数ヶ月はもつみたい。バッテリー残量は
Google Homeアプリから確認ができます。

さて、このNest Doorbellがユニークなのは、人や荷物、動物、車両、その他何か動いたものがカメラの前にあれば自動で検知し、映像とともに記録しておいてくれるというところです。実際に私が配達員のふりをして荷物を運んできてみた様子がこちら(一部ぼかし処理をしています)。四角い箱をもっているので「誰かが荷物を配達しに来た」ということも認識してくれます。カメラの画角が縦長なので、床に置かれた荷物がどういう状態なのかまで鮮明に映してくれるのも◎。

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記録や検知をする必要のないものや通知が不要なものについては、オフにすることもできます。また、訪問してきた人の顔を
人物ライブラリに登録しておけば、カメラが自動で認識、次回以降は名前とともにお知らせ、記録をしてくれます。

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ドアベルが押された時は、こんな感じで
Google Homeアプリの入ったスマホやGoogle Nest Hubなどに来客通知が飛びます。ここから「話す」を選択すれば、玄関先の人と通話をすることができ、「応答」を選択すれば「お届けものは置いていってください」「ただいま対応します」などといった自動音声で応対することも(ちなみに音声はGoogle アシスタントと同じ?ようでした)。リモートワークの会議中ですぐに対応できない時などに使えそうですが、訪ねて来た人はびっくりしそうですね(笑)。もちろん、外出先から応対することもできます。

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また、この
Nest Doorbellのカメラ機能だけを抜き出した「Nest Cam」も同時にリリースされています。屋外でも室内でも使えて、こちらもバッテリー/電源どちらででも動くので、防犯カメラとして、ペットや家族の見守りカメラとして、活躍してくれそう。個人的には、こちらは数ヶ月に一度しか行かない山奥の家のライブカメラとして設置してみたいなあ、などと思っています。

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我が家はオートロックのマンションで、来客があった時にはまずオートロックを解除する必要があります。つまり、残念ながら
Nest Doorbellを通して来客対応がすべてまかなえるわけではないのですが、実際使ってみるとこれはなかなか面白い製品だと思いました。オートロックやカメラの付いていないマンションや一軒家であれば、ドアベル兼セキュリティカメラとして、選択肢の一つに入れておいてもよさそうです。

※認証済みの人物のアラート機能、及び3時間以上のアクティビティの動画履歴を記録するには、別途「Nest Aware」のサブスクリプション(月額630円から)が必要です。

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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