スタイルにしっくりきて性能面も優秀なワイヤレスイヤホン vol.146

見て見て! カッコ良くないですか、これ!

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これ、NOTHINGの「Nothing ear (1)」という完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホンです。NOTHINGはまだ創業から1年ほどのロンドン拠点の新しいテックプロダクトのブランド。このおしゃれなルックスから、私は「これはおしゃれなだけなのでは……」なんて一瞬疑って見てしまったのですが(おいおい)、NOTHINGは中国の大手スマホメーカーOPPO傘下でプレミアムスマホブランドを手がけるOnePlusの共同創業者が立ち上げた企業ということもあり、おしゃれなだけではなさそうな気がしてきます。

NOTHINGの第一弾プロダクトとして、Nothing ear (1)が発売されたのは今年9月。私も気になっていたものの、いかんせん人気でなかなか手に入らない……! 今回、限定色のブラックモデルが発売されるということで、メーカーさんが送って下さったものを使ってみているのですが、これが想像以上に良い!

まずは特徴的なこのルックス。透き通ったボディは一瞬、スケルトンボディの初代「iMac」が登場した1990年代後半〜2000年代初頭、フロッピーやら延長コードやら、ありとあらゆるPC周辺機器がスケルトンになっていったことを思い出したりしたのですが、これがまた一周回ってカッコ良いではありませんか。

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ちなみにデザインはストックホルムの電子音楽機器メーカーTeenage Engineeringによるもの。彼らのプロダクトも非常にクールなデザインなので、この仕上がり、頷けます。

「AirPods」は装着していても、ケースに入れていても、AirPodsであることを強く主張してくる感じがあり、ひと目で見てそれだとわかるルックスが面白さでもあるとは思うのですが、このNothing ear (1)はファッションとしてもスタイルにしっくりくる感じが、とても良いと思うのです。自然と「服に合わせてコーディネートしたいな」と思わせてくれるというか。

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もちろん、性能面にも手抜きなし。価格が手頃(後述)なので、正直なところそんなに期待をしていなかったのですが、音質も悪くないですし、ノイズキャンセリングもよく効きます。AirPods Proのような外音取り込みモードも搭載されており、操作や音質のカスタマイズは専用アプリから行うことができ、セットアップ時のペアリングもスムーズでした。イヤホン単体で5時間、ケースで充電しながら使って最大34時間再生可能。普段、AirPodsシリーズを使う機会が多い私ですが、ほぼ同じ感覚で扱えるのはとても嬉しいところ。

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また地味に便利だと思ったのが、「イヤホンを探す」機能。アプリから音を鳴らすことができるので、身近な場所に落としてしまったなんて時に便利そうです。そして、このルックス、こ性能で12,650円という手に取りやすいプライスも魅力的ではないですか……!

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ブラックだけだと、その日の服に合わせづらい日も出てくるなあなどと思い、通常展開しているホワイトバージョンも欲しくなっている自分がいます(笑)。こちらがホワイトバージョン。服に合わせてイヤホンを変えたい、なんて思わせてくれたのは、Nothing ear (1)が初めてです……!

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ちなみに、限定のブラックカラーはKITH TOKYOと蔦屋家電+で先行発売中。12月13日からNothing日本公式サイトで販売スタートです。

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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