描き心地の良さで作業効率もアップ!? iPad用ペーパーライクフィルム vol.154

普段、メモ的なものは「Notion」というアプリを使っているのですが、勉強だったり、アイデアを発散させたり、整理したりといった作業で、iPad ProとApple Pencilをよく使っています。もちろんそのまま使っても良いのですが、紙とペンを使って書くそれとは少し違う感覚がしてしまうデジタル上での手書き。画面がつるつるとしていてペン先が滑りやすく、長時間手書き作業に夢中になっていると、必要以上に手が疲れてくる感覚もあり、昨年末くらいから使い始めたのがこれ。ELECOMの「iPad Pro(第3、2世代)、Air(第5、4世代) 着脱式ペーパーライク ケント紙」です。

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もともとはイラストレーターさん向けに作られているこの商品。パケに“夢中で描ける紙のような描き心地”とあるように、ザラっとした手触りのフィルムを画面に貼り、ペン先が画面上を滑りすぎないようにすることで、繊細な線が描きやすくなるということなのですが、これを貼るだけで本当にびっくりするくらい描き心地が変わります。ノートやメモ帳に書く感覚とは少し違いますが、たとえるなら、しっかりとした硬いデスクの上に、良い紙を1枚置いて書いているような、そんな感じ。スルスルと書けて非常に気持ちが良いので、筆が進む! どんどん書きたくなる!……ので仕事も捗ること請け合い……のはず(笑)。

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私が使っているのはケント紙タイプ。他に上質紙タイプもあります。ケント紙のほうがさらさらな描き心地、上質紙のほうがよりしっかりとした描き心地が再現されているとのこと。また、ケント紙タイプには、Apple Pencilのペン先の摩耗を低減させてくれる効果も。ヘビーユースすると、気づかぬうちにペン先が減ってくるので、これは嬉しい副次的効果です。

そしてこのペーパーライクフィルム、着脱式になっており、使うときだけ貼って、使わないときは剥がすことができるのが嬉しいポイント。この手のフィルムって、貼ってしまうとiPadの液晶ならではの色の鮮明さや精細さが失われてしまう部分があるので、手書き作業以外にも、原稿を書いたり、写真や動画を編集したり、映像コンテンツを見たりとiPadをさまざまな用途で使っている私としては、良さそうだなと思いつつも、なかなか触手が伸びませんでした。

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こんな感じで上下の二辺の黒い帯状の部分に「ナノサクション」という吸着材が貼られており、何度でも貼って剥がして使えます。しっかり固定されるので、使っているときにズレてしまうということもありません。

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クリアファイルのような収納ケースが付属しており、使わないときはこのケースに貼り付けて保管できます。

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また、着脱式ではなく、全面貼り付けタイプもラインナップされているので、イラストや手書き作業メインでiPadを使っているという方は、潔くそちらを貼り付けてしまうという選択肢もあります。

「iPadとApple Pencilを買ったのに、あんまり活用できてない」なんて声を周囲でちらほら耳にしたりもするのですが、描き心地が変わると、使い方が変わったりするかも……? ペーパーライクフィルム、iPadシリーズとApple Pencilをお持ちの方にはぜひ一度使ってみてほしい一品です。

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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